「ダンス」について

僕ね、首振りダンスができないんですよ
友達にこの話をしたら、「絶対できた方が良い」って。
その友達が言うには、積み立てNISAと首振りダンスは今からでも出来た方が良いって。
そんなに？って思って。

んで、その友達が練習付き合ってあげるって持ってきたのが、やり投げのやり。
なんで？って。思うじゃないですか？

そしたら、その友達が、「今からお前の顔面にこのやりを投げる」って。
スクールウォーズみたいなこと言ってるんです。
その友達が言うには、このやりをよけることで、首を振り、その動きで、
首振りダンスができるようになる

そんなわけないだろって、思ったんですけど、間髪入れずにそのやりを投げてきたんです。
危ないって、よけたけど、首振りダンスになってはない。

んで、そのやり、一本しかないから、一回投げて、走って取りに行く。
一回投げて、取りに行く。一回投げて、取りに行く。
もう、ワンちゃんじゃん。ダックスフンドに見えてきたんですよ。

んで、友達が、いちいち取りに行くのめんどくさいから、「やりで突くことにしよう」ってなって。友達が、やりで突き始めたんです。
突く。よける。突く。よける。突く。よける。
ボクシングの練習みたいになってる。もう、亀田兄弟じゃんって。

突いてるうちに、友達のテンションが上がってきたのか、
スピードアップだドン！！って。
もう、太鼓の達人みたいになってる。

で、スピード上げて、ドンドン突いてくる。
頑張ってよける。突いてくる。よける。突いてくる。
その友達が、突きながら＜Shall we dance? Are you ready?＞って。
お前は踊ってないだろって。

その友達に気を取られてて、気づかなかったんですけど、
後ろから、太い丸太を持った男が、すごいスピードで走ってきたんです。

どんどん丸太が近づいてくる。やばいやばい。
どんどん丸太が近づいてくる。やばいやばい。
これは、よけられないかもって思った瞬間に、
僕の目の前に、おっきい除夜の鐘が召喚されたんですよ。

ゴーーーーーン。ゴーーーーーーン。

って。除夜の鐘が鳴り響いたんですよ。
んで、その上で、ふくらんでたでかい風船が、パンって割れて。

最後に、友達が僕に積み立てNISAを勧めてきたんです。
除夜の鐘のかねは、そのかねじゃないんですよ。
除夜はベル。投資はドル。