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日本の民族とは

日本は単一民族国家なのか?
何回か紹介している小説「熱源」、南極観測を助けてくれたアイヌの方々、そして先日訓練所にて沖縄出身者の講座にて沖縄の歴史とそれが生み出す文化について教えてもらった時、日本を単一民族国家と言って良いのか疑問を覚え、日本の歴史教育について思いを馳せました。


単一民族の定義

<<OECD (経済協力開発機構)は、特定の民族のみで95%の人口を占める国を単一民族国家と定義していますので、大和民族が96%以上を占めている日本は定義を満たしている国と言えます。>>(参照:東香川市HPより)

歴史の見方は一つでいいのか?

沖縄の講座を聞いて、彼らの歴史、彼らの文化があり、理屈で割り切れない想いの一端を知りました。

また日本橋高島屋ではサハリンの少数民族展「ジャッカ・ドフニ」を見て、勝手に引かれた国境の狭間で翻弄される少数民族について想いを馳せました。

同じ日本人だから、同じマインドで、同じ価値観だと決めつけるのはやっぱり失礼にあたると感じます。

薩摩や中国との交易の中で芸能を発展させた琉球、ロシアや明治政府が来る前から遊牧生活を送っていた樺太の人々。人口の5%未満の人々の感情に気づくこともせず、歴史の授業で「南樺太を勝ち取ったぞ!」等と地図を見ながら一喜一憂していた自分が恥ずかしくなりました。

他国を侵略するにあたり、国語と歴史を同化させるらしいです。クリミア半島はじめウクライナで今起きていることですね。
こんな時代だからこそ、日本は中学歴史の授業の中で、「北方少数民族」「琉球」をとりあげる必要があるのではないだろうか?小・中・高と3回も縄文時代取り上げるのなら一コマぐらい空けられるはず。

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