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「書けない日」はお酒を飲めば書けるようになるのか。

結論から言えば、お酒を飲んだからといって、書けない苦しみから解放されることは、あまりない。

お酒を飲んで書くと、良い意味で文章に重たさは無くなる。
テーマと書きたいことさえ決まっていれば、読みやすい文章で書きあげられる。

反面、奥ゆきや深みも無くなる。
お酒を飲むと、良くも悪くも「深く考えなくなる」ので、ボギャブラリーはもちろん、洞察力や発想力も落ちる。

1年弱の毎日投稿でテーマやネタに困ったとき、お酒を飲んで酔っぱらった別人格の自分が、とつぜん「ピーン!」と新たなアイデアをさずけてくれたりすることもなかった。

アルコールで気分が高揚しはじめても、結局「書かないと1日が終わらない」という現実は変わらない。

微熱のようなプレッシャーが身体全体を包み込んでいると、9%のストロング・チューハイを飲んでも酔えない。つまり、ネタに困りながら飲んでもあんまり意味がない。

お酒にアイデアを期待しても、あまり良い効果は得られないと思う。

だが、お酒を飲みながら書くことが悪い行為ではない。

とりあえず、お酒によって発想力にブーストはかかりづらいことを踏まえたうえで、お酒と書くことをうまく結びつけていきたい。

そもそも、お酒で作られる人格は人それぞれ違うと思う。
明るくなる方もいれば、暗くなったり、グチっぽくなったり。

書きたい内容に合わせて、もうひとりの自分をお酒によってコントロールし、それを文章に反映できるのなら、それはとても上手なつきあい方だ。

わたしはお酒を飲むと、とにかく細かいことがどーでもよくなるので、楽しいテーマが浮かんでいるときは飲みながら書くと、相乗効果で読みやすい文章ができあがったりするよ。

会社や人間関係のことで悩んでいると、そればっかりが頭に浮かんでとても書く気になれない日もある。

そんなときこそ、これまたお酒の出番。
とりあえずその場は悩みを「麻痺」させて、別の書きたいことを探し出す。

たいしたことは浮かばないけど、悩みとプレッシャーでウンウン唸っているよりは良いかも。

うーん。
そう考えると、お酒によって救われた文章も多いかもしれないなあ。



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