スケジュール調整はなぜ楽しいのか。
スケジュールを立てるのは楽しい。
しごとでもプライベートでも。
しごとでは、事前に1ヶ月のスケジュールを立てている。
同じ業務をしているスタッフ同士で、エクセルの共有シートに入力している。
休みの前の日、次の日はこの業務で...とポチポチ。
業務自体はそんなに好きなわけじゃない。
でも、スケジュールを立てている瞬間だけはやけに楽しい。
イヤケが差すくらいの業務量に「も~、まいったなあ~」とぼやきながらも、スケジューリングしているときだけは、なぜか楽しい。
旅行もそうだ。
できるなら「しおり」を作りたいくらい。
つまるところ「段取り」が得意なのだろう。
「やることが決まっている」状態が好きだ。
理由のひとつは、あらかじめ予定が決まっていれば、あとは「行動」だけに集中できる。
もうひとつ、スケジュールは疑似体験だ。
スケジューリング中、しごとなら終わった後の爽快感、旅行なら道中の高揚感を事前にイメージして、疑似体験しているのだと思う。
この「スケジュール調整」が、えらく苦手な人もいるよね。
「いきあたりばったり」にも魅力はある。
たとえば旅行中、事前に決めた評価の高いレストランで食事をするのと、偶然見つけた地元の定食屋が安くてとびきり美味しかった、では思い出の濃さが違う。
「よく見つけたなあ」と、その場所に偶然出会えた自分の「運」や「巡り合わせ」に感心できる。
反面、いきあたりばったりは運否天賦に左右される。
これはそもそも、自分は運がいいほうだ、と思える人が好きな思考なのかもしれない。
なるほど、わたしなんて、自分の運やアドリブにまったく自信が持てない。
あらかじめ「段取り」をはっきりさせることで「安心」も得ているのだろうな。
イレギュラーが起こるのはかまわない。
それは、何をしていも必ず起こるものだから、それならスケジュールを立て直せばいいだけだ。
そこでスケジュール調整、いわゆる「リスケ」をできる自分にちょっぴり酔ったりもして。
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