かみさま、とにかく「セロトニン」を山ほどください。
セロトニンとは、スーパーかんたんに言うと「しあわせな気分にしてくれるホルモン」だ。
べつに焼き肉に行きたいわけじゃない。ホルモンといっても、炭火で焼くタイプの物質ではないよ。「脳内物質」のほうね。まじめなことばだと「人間の精神面に大きな影響を与える神経伝達物質」。
このセロトニンちゃんが頭の中にあふれていると、たしょうの悩みは気にしなくなる。「まあ、いいか」「なんとかなるべ」と、誰でもあこがれの「前向きな人間」になれる。最高じゃない?
「なんだか今は気分がいい」
そんな日そんな瞬間には、かならずといっていいほどあなたの頭のなかにもセロトニンちゃんが溢れていることだろう。
そんな夢のホルモン・セロトニンちゃんをどうやって召喚するかだが、これまたスーパーかんたんにいうと「日光を浴びる」「適度な運動をする」「タンパク質が多めの健康的な食事をする」が鉄板。
多くの精神科医は、うつ病の予防・克服には「朝30分の散歩をして、朝食を取ること」がヒジョーに有効だと掲げている。この30分で人生は劇的に変わる、とみなさまクチをそろえておっしゃる。
しかし、毎日を「だりー」と生きている人は、だいたいこの3つが確保できない。できるわけない。かくいうわたしもそのひとり。わたしの場合は「日光を浴びる」が圧倒的にできていない。
じつはもうひとつ召喚する方法があって、それは「人と接する」ことだ。「会話すること」。もちろん、きらいな人や苦手な人と触れ合ってもストレスが溜まるだけだ。あくまでも話しててたのしい人限定だろうね。
しかしこの方法は、相手あってのものなので、まいにちとはいかない。
じつはまだ方法はあって、それは「感動する」こと。
ドラマや映画やマンガ・本などで感動して涙を流すことでも、セロトニンちゃんはやってきてくれる。これなら、ひとりでもやれるし、夜中でもやれる。
だから、朝の散歩ができなければ、せめてたくさん感動できるコンテンツにふれあい、すこし肉や魚や大豆などのタンパク質をご飯に追加しよう。
そしてできることなら、15分程度で良いから軽い運動もできるといい。わたしは3日に1回筋トレをして6年になる。いまだに行く前は「だりー」MAXだけど、えらいもんで終わったあとは頭のなかに「♪」と音符が出ていることはたしかだ。
ああ、セロトニンちゃん。お金よりもたいせつなセロトニンちゃん。あなたがいれば、ひたすらしあわせに生きていける。
もっともっとわたしのもとにやってきてちょうだいな。どこかで売っているなら、ならんででも買っちゃうよ。
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