見出し画像

ゴールデンカムイを観に行ったら2.5次元の神髄を見せつけられた話

私、実写化を見てもないうちに文句言うのはよくないとおもっているので、なんでもまず見に行くし、基本的に人間を信じているので期待もしていく。

実際、マズかった実写化に当たったことはこれまでありませんでした。

でも……。ゴールデンカムイは今まで見た実写化とは違った。

本人だった。

今までの実写版も「この剣心は佐藤健くんだな」とか「この新一は染谷くんだな」とか思って見始めて、だんだんと「剣心だ!」「新一だ!」って納得していったんですが……。

ゴールデンカムイ見たら「す、杉本じゃん!?」「え、アシリパさんじゃん!」「し、白石! お前白石じゃないか!」ってなって、事前にあれだけ誰が何役やってるって話題になっていたのに、上映中に誰がやっているかなんて思い出せないほど、漫画からそのまま飛び出て来てました。

元が漫画のキャラクターなんだから、衣装や風貌は実写の世界にいると浮いてしまうものなんですが、そこも全く違和感を感じなかった。特に小樽の街にいる杉本とアシリパさん。小樽を駆け回る牛山や土方歳三が、町の群衆の中にいても全く浮いてないというか……。

何を……一体私は何を見ているんだ……。私は今、ものすごいものを1100円(割引価格)で見ている……。

あと、私が「実写ならではだなぁ」と思った演出が「暗闇から襲い掛かる熊」ですね。あの緊張感と恐怖はマンガやアニメで表現するのはなかなか難しいのでは……と思ったり。

はぁ……ゴールデンカムイ2、やってほしいな。家永やインカラマッも期待して待っているし、この期待をこのスタッフは越えてくれると思っています。


この記事が参加している募集

映画感想文

よろしければサポートをお願いいたします。頂いたサポートは執筆活動の資金にいたします。