うつになったからこそ見えた「自分にとって本当に大切なもの」
子どもに「おかえり」が言える暮らしがしたい
私が大切にしたいのは「家族の時間」でした。
毎日仕事に追われ、ギリギリのスケジュールを綱渡りでこなし、休日も仕事をしてどうにか乗り切りる、そんな生活をしていました。
「私は一体何をやっているんだろう」
「私がしたかった暮らしはこんな暮らしだろうか」
自問自答しながらも、どうにもならないループにハマり抜け出せない。
そのうち思考することを止め、とにかく毎日を乗り切ることだけが目標になっていました。
そして結局「うつ」になってしまった・・・
そんな経験を持つ私があなたに問いかけたいのはひとつ。
「あなたが本当に大切にしたいものは何ですか?」
あなたにとって、
・毎日の暮らしに大切なものは?
・仕事をする上で大切なものは?
・自分の人生にとって本当に大切なものは?
「自分の大切なものが何か」がわかると、自分軸がはっきりします。
この軸ができると自分の中の優先順位ができ、家庭と仕事を両立する上でもその時々で必要な判断をしやすくなります。
今回は、私の経験を元に「自分にとって大切なものは何か」を知る3つの方法を具体的にご紹介します。
自分と向き合い声をきく
毎日忙しくしていると、自分のことは後回しにしてしまい、自分の本当の声に耳を傾けることができません。
責任感の強いママであればあるほど、ココロが悲鳴を上げていても、体が悲鳴を上げていても、
「大丈夫。気のせい、気のせい!」
「このくらいみんなやっていることだから」
と気力と根性で何もなかったことにしてしまいがち。
しかし、頑張りすぎているママこそ、一度自分とじっくり向き合う時間を持ってほしいと思います。
私が本当に望んでいるのは?
私は何にワクワクするんだろう?
私は誰と一緒に過ごしたいのだろう?
私が暮らしに求めているものは一体何?
私にとって心地いいものは何だろう?
一つ一つの問いを持ち、自問自答してみるのです。
頭の中で考えるのもいいですが、私はノートに書きだしました。
深く考えず、思いつくままに書き出し、書き出したものを眺めてみると、同じようなキーワードが出てきました。
・家族
・笑顔
・バランス
・自由な時間
・おいしいご飯
私は、「家族といっしょに過ごす時間」を大切にしたいと思いながら、それができていないことが明らかになりました。
自分の心と直感に従う勇気を持つ
自分のココロと直感を大切にする
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブスの有名な言葉があります。
Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.
あなた方の内なる声がかき消されないように。
そして何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。
あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのか、もうとっくに知っているはずです。ほかのことは二の次なのです。
つい他の人の目を気にしたり、期待に応えなければと思ったりして、自分の本意ではない行動をしてしまうことはありませんか?
直感で分かっていても、それに従うことってなかなか難しいですよね。
せっかく自分の大切にしたいものがわかっても、その心に従う勇気がなくては何も変わりません。
自分の直感に従うこと、少しの違和感を見て見ぬ振りをするのではなく、そこに向き合う事が重要なカギを握っています。
私の場合は、自分の心と直感が「違う」と感じていたのにそれに従わずに働き続けたことで病気を招きました。
大事なのは他人がどう思うか、他人からどう思われるかを気にすることではない。
自分がどう思い、どう感じ、どうしたいのか。
自分の直感と心に従う勇気が必要なのです。
他人の目を気にしすぎて仕事を辞めることに対して自分にGOサインを出せなかったのは、私のちっぽけな意地と見栄とプライドでした。
そんなものより、家族との時間が大切だという当たり前のことすら見えなくなっていたのですから、時間に追われる暮らしというのは恐ろしいものです。
いつもとは違う環境で過ごしてみる
毎朝、満員電車に乗って職場へ行き、時間に追われてランチをして、また満員電車に乗って帰宅。
帰宅後急いで晩ごはんを作って、家族へ食べさせて、家事をして、、、と、慌しく同じ毎日を繰り返し、同じ環境の中で過ごすと、出会う人も会話の内容も変わり映えなく、日々に変化が起きません。
日々に変化がないと、そこに違和感や「なぜ?」を感じにくくなってしまいます。
いつもと違うルートで会社へ行く
いつも話さない人と話をしてみる
いつもと違うスーパーで買い物してみる
日頃会わない人(会えない人)に会いに行く
新しいことを始めてみる
日常の中にほんの少しずつ変化を加えてみるのです。
すると、新しい発見や味方、わくわく感が生まれ、新たな「なぜ?」も生まれてくるのです。
私は、「うつ」という状況から、半ば強制的にいつもと違う環境で過ごすことになりました。
「何もしないで過ごす」ということを自分に課し、極力家事もせずに過ごしました。詳細は省きますが、今思い出してもやはりあの頃の私は随分病んでいたな、という行動・思考でした。
ある平日休みの日、夫が普段行かない場所に連れていってくれました。
久しぶりにのんびりウィンドゥショッピングをしたり、子連れだと食べられなかったタイ料理のランチをテイクアウトしたり。
本当に何気ないことでしたが、カラカラに乾いていた心に潤いが生まれて、満たされていくのを感じました。
太陽の日差しがこんなにも気持ちいいと感じられることもすっかり忘れていたな、と。
しかし同時にこんな風にも思っていました。
「なんだかみんなが働いているのに、平日の昼間からこんなのって、申し訳ない気がするね・・・」
すると夫は言いました。
「その考え方が病気の元なんだよ。その考え方を変えていかないと、いつまでたっても幸せにはなれないよ。」と。
ものすごく核心をつかれた気がしました。
そうなのです、私の根底にあったのは「他の人は」という他人軸。
「私なんかが幸せになっていいんだろうか」という「私なんかが」という発想。
これが、私の人生の節目節目に悪い作用を起こしていたのです。
必要以上に自分を追い込んでしまったり、忙しく働いてしまったり、無理をしてしまう原因だったのです。
この事実を自分のなかでしっかり受け止め、考え方を改めていかなければと何も変わらない
そう思えたのは半ば強制的ではありましたが、いつもと違う環境で過ごしてみて得られたことでした。
そして改めて「家族の時間を大切にしたい」という答えがクリアになったのです。
まとめ
「自分にとって大切なものは何かを」知る3つの方法について私の体験を交えながらご紹介してきました。
自分と向き合う時間を大切にする
自分の心と直感に従う勇気をもつこと
いつもとは違う環境で過ごしてみる
学校や職場など決まった場所で過ごす時間が長いと、その世界がすべてのように感じてしまい、同調圧力から自分を見失ってしまいがちです。
要するに私はどうしたいんだろう?
問い続けることであなたが本当に大切にしたいことに出会えるはずです。
生き方・働き方を見直した今、私はとてもバランスよくラクに過ごせるようになりました。
この先もまた色々な変化に対応していかなければならないことも出てくるでしょう。
しかしその都度変化に対応できるしなやかな女性でありたい。
そしてそれが許される自由な働き方のできる社会になってほしい、そんな風に考えるようになりました。
あなたにとって大切なことを大切にする暮らしができますように。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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