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カメレオン

その視線が僕を刺さないように
言葉を探した
その言葉が僕を選ばないように
とりあえず笑った

沢山の色が僕を通過して
どの色でもいいからと塗りたくった 
僕は 影の色になった

健全と不健全の間で綱渡りして
特別を希求した
結局誰かの影に潜むことで
普通に囚われた

僕は自分の色を知らない
僕は誰かの色しか見えない


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