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日記:文フリ東京に行く

11/20(日)、人生初の文学フリマへ行ってきました。

noteで文フリに来場された方、出店された方のレポートを読むのが好きで、ならばと自分でも足を運ぶことにしました。

それまでも友人にくっついてコミティアなどの即売会に参加したことはあるのですが、その時はまったく下調べもせず、ただ会場の熱気に当てられて帰ってきただけでした。
今回、自分でTLに流れてきた情報をブックマークし、Webカタログを[気になる]し、印刷した会場図にお目当てのブースをつけているとそれだけでもう楽しく、はじめてイベントの良さを体感している気がします。主体性、大切。

事前にそうして行きたいところはマークしておいたのですが、会場で出会う素敵な作品もやっぱり数多くあり、実際に足を運んで本当に良かったと思います。
同時に、お目当てのブースの方に「SNSで素敵だと思って来ました、買えて嬉しいです」というだけのことを伝えるのにものすごい恥ずかしがっている自分も改めて発見しました。もう20代も後半、もう少しそこらへん上手くなりたい。

文フリ購入品

今回の文フリで購入した書籍12冊の写真は以下。
会場滞在時間はなんだかんだ1時間ほどだったので、1冊/5分のペースで購入したようです。結構散財。

あまりに色々目移りし、定収入が無い身ながらばかすか買ってしまったので恐ろしくて合計金額をまだ数えていません。

(壁新聞形式のものなどは本文を隠すためにパンフを上に置いております。)

書名と買った際のメモ書きも記しておきます。まだ全部ななめ読みしただけなので、おいおい感想も更新していければ……!
(サークル名 ・ 著者名『書名』 敬称略)

palmbooks+bon morry・赤染晶子『じゃむパンの日』

TLで流れてきたのであらかじめチェックしておいたもの。同著者の『乙女の密告』を読んだことがあって、奇妙なルールを登場人物全員が厳格に守っている世界観と疾走感が印象に残っている。
ちょうどブースが会場入り口の目の前だったので、入場後2分以内くらいで買ってしまった。岸本佐知子との交換日記も収められているらしく、読むのが楽しみ。

気分屋キマグレ・うといよりこ『こころはいつも晴模様』2022

noteで何度か記事をお見掛けしており、最近自分がエッセイを好んで読んでいるのもあって日記本を購入させていただく。表紙にうっすら金色に光る加工がなされており、とても綺麗。

カワウソの服屋『KAWAMAG 第2号』

シルバニアのかわうそファミリーを中心にしたお人形のファッション誌。紙面の主役である彼らの洋服のクオリティが高いのに加えて、ファッション誌としての作り込みもめちゃめちゃ細かく愛を感じる。
裏表紙の背側に「定価:鰺5匹と沢蟹(本体:鰺5匹)」と書いてあるのもいい。消費税分の沢蟹。

河馬の好奇心『博物館へ行こう! Vol. 39 横浜ユーラシア文化館/台東区立書道博物館』

都内近郊の博物館のレポートをまとめたもの。他にも様々な館のレポートがあり、知らない館もたくさんあってとても勉強になる。
折角なので、まったく聞いたことの無かった館が2つ揃ったものを買ってみた。

なかま堂『本のなかま』2022

本好きライター3人で作られているとのことで、巻頭の「1万円で本を買う」企画、仲間内でわいわいやるのすごい楽しそうだし憧れる……! と思って購入。

本屋・生活綴方・ニシモトチヒロ『いどうしんぶん』一号~三号

会場で出会い、ベージュの紙に濃いブルーとレッドのインクで印刷されたビジュアルに惹かれて購入。
買った後、昼食を取りながら一気に読んでしまう。三号の「旅に出る」、6歳の長男がじぶんのものを手放す過程における成長のエピソードが心に響いた。

フェミニスト手芸グループ山姥『政治的な手芸部2022』

手芸とフェミニズムには前々からずっと興味があって手に取る(「編み物をしている」というと「女性らしい」と受け取られることがかなりあるので)。

TOLTA『新しい手洗いのために』素粒社、2022

「この本に書かれているのは「手洗い」つまり手を洗う行為についての叙事詩です。」という帯の惹句に惹かれて購入。

Atelier Mimir・山中麻未『旅するゲームブック ブレーメン』2022


ブレーメンの街を紙面上で散策しながら進めていくゲームブック。
SNSでお見掛けし、写真や装丁の美しさから、今回の文フリで絶対買うぞと心に決めていたもの。
他に「京都」、「ウィーン」もあってものすごい迷ったが、3都市の中で一番よく知らない街であるブレーメンにする。

仕事文脈/タバブックス
『仕事文脈 Vol.19 グレーでいること』
『仕事文脈 Vol.21 政治、日々』

一通り会場を回った後、東京流通センターの休憩室で昼食をかっこみつつ見ていたTLで見かけ、帰る前にもう一度会場に戻って購入。まだななめ読みしかできていないけれど、兼桝綾の小説や「仕事回文」という連載がおもしろい。
なんとなく特集名が気になったものだけばっと買ってしまったが、他号も揃えればよかった……!

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