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【適応障害】リハビリは図書館読書で
この記事を読んだということは、適応障害経験者だろうか。
こんにちは、私は適応障害で休職している者だ。
詳細は以下。
私事だが体調回復も後半に差し掛かり、主治医から宿題を出されている。
それは、図書館で読書だ。
「なんで図書館じゃないとダメなの?交通費かかるじゃん!」と思ったが、これがリハビリとして良かった。
今回は図書館読書の目的と、取り組む上の流れを紹介する。
※あくまで私の場合なので、対応は主治医と相談してほしい。
1.図書館読書の目的
主治医曰く、図書館読書には主に4つの狙いがあるそうだ。
1.平日週5日で、どこかへ通う習慣と体力をつける
2.会社に近い環境で集中できる時間を延ばす
3.公共交通機関を利用し、擬似出社練習をする
4.継続した達成感をもつことで、復職へ自信をつける
私の会社は復職時に時短勤務を認めていないため、週5日勤務に耐えうる体力と集中力が必須だ。
通うことで生活習慣を整えつつ体力をつける。そして、会社に近い環境へ行くハードルを下げるという意味で図書館は最適のようだ。
現状図書館読書を数週間続けているが、段々と自信がついてきて復職に対しても前向きに捉えられるようになってきている。
(実績が伴うことで、自信が付き、不安も和らぐ気がする)
2.図書館読書の内容
読書時間(負荷)を増やす
平日週5日コンスタントにできそうと思うレベルで負荷をかけたい。
そのため、1回の読書時間は少しずつ増やした。
ただ最初は図書館に毎日通うことも厳しいので、頻度の目標も易しめに。
①30分、平日週3日以上(図書館に行けない日は家で読書)
②60分、平日週5日
③90分、平日週5日
③2時間以上、平日週5日 ←今ココ
体調が悪くてできない日もあるが、そういう日もある。
家で猫ちゃんの動画見よ。
ちなみに、初期のころに今日は調子いいからといって長時間読んだが、案の定、次の日は死んだように眠ったのであった・・・
負荷の少ない本(適切な情報量)から始める
最初は負荷の少ない本から始めた。
読む本を決める時は「今読みたいか」が大事。
無理して負荷の多い本を読むと、翌日寝込んでしまうことがあった。
負荷の少ない本(読み始めた順)
①漫画、図鑑
②以前読んだ実用書、情報量の少ない本(写真、イラストが多いなど)
③小説、エッセイ
④学んだことのない参考書
負荷に慣れていない初期は、感情の揺れ動く可能性が高い書籍(小説やエッセイ)を避けた。
仕事関連の書籍もメンタルが落ち込みかけたのでやめた。
全く頭に入ってこない書籍も「今読むべきではない本」かもしれないので、読みやすいものに変えて再チャレンジ。
3.最近読んだおすすめ本
ここで、私が最近読んでよかった本を具体的に紹介する。
読了時間や負荷の参考にしてほしい。
エッセイ:くどうれいん『桃を煮るひと』
難易度★★☆☆☆
友人から紹介してもらった作家さん。
(心の穏やかな人のおすすめは間違いない)
生活、食に対する感度の高い作者が、クスッと笑ってしまう明るさと気づきを与えてくれるエッセイ。
短編の集まり&1時間強で読了したので、読書ならしにおすすめ。
実用書:吉田裕子『大人の語彙力が使える順で身につく本』
難易度★★★☆☆
国語の教師でもある作者が、社会で使う言葉をシチュエーション別にわかりやすくまとめている。
一つの言葉の解説が見開きで完結するので、少しずつ読み進めやすい。
社会人だと馴染みのある言葉も多いので、リハビリがてら読んでほしい。
参考書:LEC FP試験対策研究会『イチから身につくFP3級 合格のトリセツ 速習テキスト』
難易度★★★★★
休職中の不安といえば、金銭面とライフプランだ。この機会に一通り勉強してみようと思った。
6章まであり、サラッと読む場合は1章につき2時間くらいで終わる。
この書籍はYouTubeで解説動画もあり、イラストや図も多用されているのが魅力だ。
(体調の悪い日は内容が入ってこない。そんな時はあとで動画視聴がオススメ)
読書に慣れてきた頃に、負荷をかける意味で良かった。
4.さいごに
図書館読書のコツは、
・明日の読書が楽しみになる程度に終わる
・完璧を求めない
・自信と体力は、あとからついてくると思う
(図書館で本を読む=住民税分使い倒してやるぜ! と思ってみる。)
気負いすぎずに、少しずつ自分の体調と相談しながら。
きっと少しずつ強くなれるはず。
さあ、明日も読書に励もう。
p.s.図書館で読了した本家計簿を付けたら、楽しい。
例えば、1冊2000円以上の本が「タダで読めた」ではなく、「稼いだ」こととして記録をつける。リハビリを仕事と思って行くために、いい取り組みかもしれない。
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