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仲直り

こんしばわん、しばみかんです🍊

今日は虐待の話です。
前回は距離をとったある日、母親から連絡が突然きました。
母親から来たLINEに返信ができずにいる私。
さて、どうなったのでしょうか。
前回はこちら↓

仲直り

LINEの返事ができなくて、少しだけ寝かせておいた。

何日か経ったころ、私も謝罪した。
同時に辛かったことを伝えた。

返事は長文になった。

「お母さんと距離を取るようになったのは、病院から言われたわけではないです。自ら考えて距離を取りました。
距離が近すぎるとお母さんに支配されていると思い、怖くなってくることはありました。だから距離を取りました。
病院には行っていますが、母親を悪者にしていることを目的として通院していません。過去に起きたことを自分で整理するために通っています。一人暮らしを始めて、夢でカミソリで切られたりなどのいわゆるフラッシュバックで苦しめられてきました。
通院するまでは自分で対処しようと思い、あらゆる本を読み漁りましたが、同時に確認行為が悪化し、自分で対処できなくなって通院し始めました。
通院を続けて先生に話すことで自分の考えも整理できるようになりました。お母さんと距離を取るようになってからは自分がいい子を演じていることにも気が付かされました。いい子を演じることでお母さんに気に入られて欲しかった。もっと褒めてくれる。
だけど、逆効果でした。
あんなにヒステリックになることで、ビクビクと生活していたのも覚えています。
だから実家に帰るとその思いを思い出してしまうので、帰省しなかったという理由です。
長々と話してきましたが、以前、お母さんが虐待のことで謝ってきた時、あの時は許せなかったです。こんなに私は苦しんでいるのに、なんで?
だけど、ここ最近は少し許してもいいんじゃないかと思っています。
今はコロナが流行しているし、会うなんてもってのほかかもしれないですが、機会があればと思っています。」

人生で初めてこんな長文のLINEを送ったのかもしれない。
送った時期は新型コロナウイルスが流行り始めて、緊急事態宣言が出された頃。
長文にはなってしまったが、こんなものを送ってさらに怒られたら…。と思ったが自分の思いを伝えたからよしとする。
これで反論されたら、もっと距離を取ろうなど別の案を考えていた。

ところが、返事が返ってきた。
「ありがとう」
そしてかわいい笑顔をしたキャラクターのスタンプが送られてきた。

思いが通じたのか…?
許すって送ったから…?

お礼を言われた日はなんともいえない気持ちになった。
が、その日を境に少しずつ母親からLINEが届くようになった。

最初はスタンプ。
「お疲れさま」というスタンプが送られたら
「ありがとう」というスタンプを送る。

スタンプで会話をしていた。

その後
「〇〇をお忘れですよ」
「子宮頸がんの検査、受けたっけ?」
などスタンプを交えながら会話をするようになっていった。

そして数ヶ月が経ったある日。
コロナの猛威が一旦落ちついた、ある日のこと。
母親と対面した。

私がその年、厄年なので厄払いをすると伝えたら
ついていくと発言したのだ。
そして帰省している妹もいるというので、会おうという話になったのだ。

まぁ、いいか。
そして日程を調整しながら会うことになったのだ。
調整しているときはLINEだけでなく、電話で話したりした。

電話がかかってくると警戒していた私だったが、
この時は警戒心が溶けていた。
私の癖になっていたのだが、母親から電話がかかってきて出る時は、少しやさぐれた感じで「はい?」と出ていた。
が、この頃から「はいー」や「ぐっともーにんぐ」など少しふざけながら出ていた。
そんな電話の出方をしても「もちもち?(もしもし?)」や「あねちゃま」と受話器から呼びかけがあった。

日程を決めるなどの何か決める時も変化があった。
以前は「○日でいいんだよね?」と伝えても、すぐに電話があって「〇日って言ったでしょ!バカ!!」と怒鳴られることがあった。私のせいにされた。
しかし、仲直りしてから
「〇日でいいんだよね?」と伝えたら「あれ?そうだっけ?」や「あ、その日は〇〇が入っちゃったから〇日に変えてほしいんだけど、どうですか?」
と柔らかい口調になった。

「あれ?そうだっけ?」と言われたら、この日に決めた経緯を話して、認識を合わせてから「あ、そうでしたな」「あ、結局その日は〇〇が入ってしまったから、この日は難しいですかね?」という話までできるようになった。

電話やLINEなどで連絡をとってから、会う日を迎えたのだ。
至って普通の接し方をしようと誓った。
距離を取って、反抗期を続けていても拉致があかないし、LINEや電話でとってた態度と違う!と言われたら、また喧嘩が勃発する。振り出しに戻るので、普通に接しようと思った。

その日は私の厄払いをしに神社へ行って、その後に母親が気になるラーメン屋さんがあるというので食べに行った。

ラーメンは至って普通の味だったが、母親は満足そうだった。
その日は何事もなく、おわった。

そしてその夜にはお礼のLINEがきた。
スタンプもついている。

会った日はコロナが大流行し、緊急事態宣言が出動したり解除を繰り返している年だった。
これを機に母親とたまに会ったり、電話がかかってきたり、LINEがくるようになった。

たまにぶつかることがあるが、昔みたいにヒステリックにはならなかった。
少し口調が厳しくなるぐらいになっていた。

私も少し口調が厳しくなっていたが、感情的にはならず、関西人ではないが関西弁でぶつかっていた。

以前みたいに怒りにパワーを使わずにすんでいる。そしてぶつかっても次に連絡を取る時は普通に接している。

お互いに成長した瞬間だった。

・・・

無事、仲直りしました☆
さてここからしばみかんが感じたことを書いていきますね。
近日中に公開します。

ではでは。

🍊🍊🍊🍊🍊

虐待と関係がある「強迫性障害」。
ぜひ読んでみてくださいね。