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言葉にできない、そんな夜。#26[5/23放送分]
前回放送分はこちら↓
当記事ではEテレの番組「言葉にできない、そんな夜。」について書いていきたい。
この番組では、上手く言語化できない瞬間をどう言い表すか模索していくが、それに倣って私も各テーマの言語化を試みるものである。
なお、番組の詳細については公式ホームページをご覧いただきたい。
1. 好きだけど素直になれないときの気持ち
あいつを前にしたときの自分が嫌いだ。
妙に言葉が滑って思ってもいないことを言ってしまうし、身体も変にこわばってしまう。きっと、あいつから見た私はひどくちぐはぐで滑稽だ。
好きな人を前にすると変に空回りしてしまうと感じたので、それを表現してみた。
紹介された中では、アヴちゃんの書き下ろしが好きだ。
無理。
「わたし自身のことより、あなたのことが好き」
これを受け入れちゃったらきっと、いまより楽なのか?
楽になんてなりたくないくせにさ!
些細な仕草にすら理由を見つけて、大切にしてく、わたし。
確実にどこかがムカついてくわ。
無理!
番組で仰っていた「『好き』って書くの悔しいから『無理』って書いた」の一言に全てが詰まっているなと思った。
好きになってしまったことへの混乱具合と熱情を感じ取れるところも非常にそれらしくて好きだ。
2. 正面から来た人とぶつかりそうになり、避けたら相手も同じ方向に避けてきたとき
気遣いの反復横跳び
お互い避けようとする気遣いはあるけれど、なかなか進めない様子を描写した。
アヴちゃんの「運命感じました!では、さようなら!」が潔くて好きだ。
確かに同じ方向に行く時点で気は合ってるんだろうなと思う。
3. 朝帰りのなんともいえないあの感じ
外に出たときの、少しひんやりとした風が、浮かれた熱を冷ましていく。
しんとした世界は私をどこか冷笑的な目で見ていて、これでよかったんだろうか、と一瞬正気になってしまいそうになった。
ほんの少しの後ろめたさを抱きながら、私はこの薄青の世界を歩んでいく。
あまり健全的でない朝帰り――多分こちらが一方的に好きであろう恋――を想定して描写した。
紹介された文では、吉澤嘉代子さんの歌詞が好きだ。
改札はよそよそしい顔で
朝帰りを責められた気がした
私はゆうべの服のままで
浮かれたワンピースが眩しい
風邪を引きそうな空
一夜にして 街は季節を越えたらしい
まだ あなたが残ってる
昨夜を引きずっている自分と、朝を迎えて進んでいる世界の対比が素敵な歌詞だ。
今回のテーマは所謂「エモい」テーマが多く、見ていて楽しかった。
明日の放送も楽しみにしていようと思う。
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