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私は三角にしかなれない

Eテレの番組「言葉にできない、そんな夜。」にて、怒髪天の増子直純さんが以下のように書き下ろしていた。

ミスキャスト
そもそも円く空いた穴を
三角形の俺で埋められる道理がないのだ。
お互いに残念でした!

増子直純 番組描き下ろし

↓参考:該当回の感想記事

この文を見て、自分の仕事について思わず考えてしまった。


増子さんの文章になぞらえれば、今の仕事は円で、私は三角だ。
正確に言えば、私の仕事は部署異動ごとに円になったり、四角になったり、変幻自在であることを求められる。

でも、私は三角なのだ。三角にしかなれないのだ。
まず社内風土が合わない。精神疾患に理解のない人が多い場所だ。
仕事内容も合っていない。人と話すのが苦手なのに営業だなんて、そもそも出来るわけがなかった。他の部署での仕事も、人の都合に振り回される仕事がほとんどで、双極性障害には向いていないものがほとんどだ。

そもそも出勤するのが嫌だ。出来ればリモートで仕事がしたい。
それに同僚という存在ができるのが嫌だ。皆がいい人ならいいが、そんな職場なんてあるわけがない。
私は嫌いな人につい媚びを売ってしまう。そして馬鹿にされ、嫌われて意地悪をされる。いつもそうだった。

きっと社会不適合者なんだろう。
小さな頃から、皆と仲良くすることができなかった。
何がいけないのかも、今でも正直よくわかっていない。


正直、自分でももう気付いている。
私はWebライターのような仕事に就きたい。
ずっとずっと前からそう思っていた。

自分で仕事量を調整できて、人と会う必要がなくて、同僚もいない。
リモートで仕事もできるし、勤務時間も自分で調節できる。
稼ぎは安定しなくなるが、私が弊社に感じてきたストレスがまるっとなくなると思うと、非常に魅力的な職業である。

きっと考えるほど甘くはないのだろうし、そもそもこんな下手くそな文章に需要なんかあるのかよとか色々ツッコミどころはあるのかもしれないけれど、きっと私が三角のままでいられる仕事はこういう仕事だと思う。

増子さんの文章は、私の隠れた本音を引っ張り出してくれた。


とはいえ、病状が安定していない今、結論を出すつもりはない。
まずは障害年金の手続を進めて、焦らず療養に努めることが必要だ。

それでも、ずっと方向性が定まっておらず気がかりだった将来の仕事の件に道筋が出来たのは喜ばしい。
今夜はちょっぴりよく眠れそうだ。

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