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大人の食育~もうすぐ新米の季節・お米についての豆知識~

雨と田んぼと稲妻

今年の夏は雷が多かったですね。我が家の愛犬は雷恐怖症なので、遠くの方で雷がゴロゴロ鳴り出すだけでも(;゚∀゚)=3ハァハァ よだれダラダラでガクガク震えてしまうので可哀想になってしまいます。
でも、雷が多い年は豊作になると言われているので、農家さんや家計を預かる主婦とっては恵の雷なのです。


雷が落ちると豊作になる

雷の文字は「雨」「田」で成り立っています。
何故、雨と田であのゴロゴロ「雷」なのでしょうか。

植物が成長する上で必要不可欠な肥料の一つに窒素があります。
雷によって大気中の窒素が雨に溶け、それが稲に吸収されるため、雷が多い年は豊作になりやすいのだそうです。
昔は肥料などを用いず自然に任せた農業だったため、雷が落ちた周辺とそうでない場所での農作物の収穫量の違いは今より歴然だったのではないでしょうか。
昔の人々は雷が豊作に関係していることを経験的に知り、豊作を祈願するため、神社のしめ縄は、横向きの太縄は雲を表し、細藁は雨、ギザギザの神は稲妻を表しているそうです。

あら?お気づきになりました?
雷が落ちる時の「イナズマ」は「稲」の「妻」で「稲妻」ですね。
またまた、雷と田んぼが関係してる~!!!


稲妻は“稲の夫(つま/夫婦・恋人などが相手を呼ぶときに用いる言葉)という意味で、稲が実る時期に多く起こる現象であったことから、稲妻によって稲穂が実ると考えられたことが言葉の由来だそうです。

因みに、雷は「神鳴り」が由来で、神様が鳴らしていると考えられていたからだとか。



八十八の手間で育つ「米」

さてさて、昔の人々は自然と共に生きており、科学がない時代でも様々なことを経験から得て、生活に取り入れてきたのだという事を知り、金色に輝き首を垂れた稲穂を見ていると、なんだか日本人でよかったな~と、改めて思うアラフィフな私なのです。

という文字は「八」「十」「八」の漢数字の組み合わせで成り立ってると言われ、それは八十八の手間をかけているからなんて話があります。
またお米の中には7人の神様がいると考えられています。

主食。主たる食事のお米。
それを作ってくれるお百姓さんに感謝をして、「大事に食べなきゃいけないよ」と、いう事を伝えてくれるための民族伝承ですが、一神教でなく古来より自然の中に神々を感じて生活をしてきた日本ならではの考え方ですよね。

水・土・風・木・火
太陽・月・星
田・川・山・石
台所・かまど・トイレにも神様がいる
そんな八百万(やおろず)の神がいると考える日本人なので、八十八の手間をかけ、大事に育てられる日本人の主食、お米には7人くらいの神様はいそうな気がします(*´艸`*)


「白」い「米」は「カス(粕)」

もう直ぐ新米の季節がやってきます。
炊き立ての真っ白でつやつやなご飯は最高です。
でも、白米は「カス」なんです。
事実、精白したお米は、ビタミンやミネラル、そして成長するためのたっぷり栄養を蓄えている胚芽をキレイに落としてしまった「カス」。

八十八の手間をかけ、一粒に7人もの神様がいるお米
折角なら、栄養をしっかり摂りたいじゃないですか?

ただ、玄米は食べにくいし、農薬なども心配…
なので、我が家ではお米を5分づきにしています。
炊き方や食感は、ほぼ白米と変わらないのに、毎日ご飯を食べているだけで食物繊維やビタミン・ミネラルも摂取できちゃいます。

玄米の状態でお米が手に入ったら、精白しないで分づき米で食べてみてくださいね!

玄米が手に入らなくても「玄米粉」というのが売っています。
炊飯時に少量入れて炊いたり、お菓子やパンを焼く時に混ぜてみると香ばしくて栄養満点になりますよ。



では、今日はこのへんで。
あなたへの幸せの処方箋となれたら幸いです。


食とアロマでママはホームドクター
幸せの処方箋







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