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【覚悟を決めて挑み続ける推しの姿に背中をどーん!!と押された話】

昨日、ドイツの優勝で幕を閉じたFIBA男子バスケットボールワールドカップ2023。
決勝戦もいい試合だったなぁ。
今年は男子日本代表、通称AKATSUKI JAPANがフィンランド相手に歴史的1勝を挙げ、グループリーグは突破できなかったものの、その後の順位決定戦で2勝。見事アジア1位を勝ち取り、来年のパリ五輪出場を決めました。

もうですね、ずっとバスケ日本代表を応援してきた身からすると、とてつもなく凄いことです。そしてとてつもなく素晴らしいことです。
東京五輪での女子代表の銀メダルに続き、いよいよ日本のバスケットボールの夜明けぜよ!!

フィンランドに勝利した時、そしてパリ五輪出場を決めたカーボベルデ戦も感動しましたが、順位決定戦1試合目のベネズエラ戦、推しの選手の活躍に涙を堪えることができませんでした。

その推しとは、マコ・ヒエジこと比江島慎選手です。
ベネズエラ戦では第4クォーターに17得点を決め、23得点2スティールの大活躍。大逆転勝利の立役者となりました。
私はその試合を観ながら、わーとか、あーとか、ひぃーとか奇妙な叫び声を連発しながら、「見たか!!これが比江島慎だ!!!!!」という、どの立場からかわからない謎の誇らしい気持ちと「まずい…マコヒエジが全世界にみつかってしまった…」という、どの立場からかわからない謎の独占欲とのせめぎ合いをしていました。推し活とは難儀なものですね。


比江島選手を推し始めて(多分その当時は今ほど”推し”という言葉は使われていなかったんじゃないかな…)もう恐らく10年近くが経ちます。
チームが変わろうと、海外に移籍しようと、応援し続けている選手です。
現在、比江島選手が所属している男子プロバスケットボールBリーグの宇都宮ブレックスは、私が昔から箱推しをしているチームで、2019年に比江島選手の移籍が決まったときには飛び上がって喜びました。
2021-22シーズンのリーグ優勝を決めるチャンピオンシップで比江島スイッチが発動し無双状態になりチームを優勝に導いた姿は、エースたるものの真髄をみせてもらったようでした。とても感動しました。

学生時代、そしてプロになってからもエースと言われ続けてきた比江島選手。代表活動でも常に結果を出さなければならないというプレッシャーは、計り知れないものだったと思います。
リオ五輪出場のかかったアジアカップ準決勝で、28得点しながらも勝てなかったときに号泣していた姿を、今でもはっきりと覚えています。

いつの間にか代表チーム最年長になり、ワールドカップの選手選考では、毎日落されるのではないかと凄いストレスだったと、インタビューで応えていたのが印象的でした。
これまでのバスケット人生の全てを賭け、並々ならぬ覚悟で挑んだ今大会。
試合に出ては流れを変え、ブレックスで培ったディフェンス力も発揮、何度も何度も勝負所でシュートを決め、攻守ともに貢献し、チームを救う姿に勇気をもらいました。
挫折や苦悩を幾度となく乗り越えても、努力が報われないこともあるかもしれない。でも覚悟を決めて挑み続ければ、いずれ報われる日が来るのだと、大舞台できらきら輝く比江島選手の姿を観ながら、そんなふうに思ったのです。すぐに悩み立ち止まってしまう私の背中をどーん!!と思いっきり押してもらったようでした。

最後にはいつものふにゃふにゃとした笑顔をみることができて本当に嬉しかったです。試合中とのギャップが堪らんのよねぇ…
応援してきて良かったなぁと思えるって凄く幸せなことですよね。
有難う、比江島。←本当はいつも呼び捨てにしている。。。
パリ五輪の舞台でも活躍する姿を、また楽しみにしています。

そして、AKATSUKI JAPANの皆さま、たくさんの勇気と感動を有難うございました。個々を尊重し、チームを信じ、躍動する姿に胸をうたれました。
また1年後を楽しみに。


各チームプレシーズンゲームも始まり、今シーズンのBリーグもいよいよ来月開幕。今年は絶対に宇都宮まで比江島選手を観に行くんだ…(小声)
島根県民ですので、地元島根スサノオマジックも勿論応援しています!!
バスケットのある日常があの非日常の空間でまた始まることに、わくわくしますね。
まだ生観戦をされたことがない方は、騙されたと思ってぜひ会場へ。
きっと沼にはまりますし、推しの選手ができればもっと毎日が楽しくなるかもしれません。


実は今回のnote、最初のタイトルは「私とバスケットボール」だったのです。学生時代バスケットをしていたお話しを、ワールドカップに絡めて書くつもりだったのに、マコヒエジのことを書き出したら思いのほか長くなってしまいました。推し、恐るべし。
またそのお話しは次回にでも書くかもしれないし、忘れた頃にいつか書くかもしれません…

ともあれ、いつも読んでくださる皆さま有難うございます。なにかしらまた書いていきます。



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