俺の昔の親と今の親の話

結論から言うと、俺の親は毒親だ。
比べたらキリがないので他の人より辛いか辛くないかは比べないで見てくれ。

とにかく幼少期から怒られて𠮟られて叩かれての毎日。
ただケガを負うほどでもないし、怒鳴られて頭を主に叩かれていた日々って感じ。稀にビンタ。
褒められた記憶もあまりない。
あ、でも一度だけ箸で手を刺されたことがあるがｗ
絵にかいたような正義感とザ・根性論タイプ。
とにかく俺が少しでも間違えると正さずにはいられない人。

保育園児の頃からとにかくマナーの躾が厳しかった。
例えばご飯を食べてる途中で眠くなると頭叩かれて顎は皿に激突とか。
（保育園児から幼稚園児くらいの時）
小学生の頃はテストの点が悪いとご飯抜き、間違えた箇所は深夜までずっと同じ漢字を延々と書かされたりとか（一つにつき同じ漢字を１００文字）
好きなアーティストの集めたCDを窓から一枚一枚中身取り出してフリスビーのように投げ捨てられたりとか。俺の大切なものは平気で捨てる。

お金が入っているお年玉も捨てられた。
俺はジッとできない性格だったし、まぁ子供なんてそんなものだろってくらいなんだけど親からしたら一々癇に障る行動だったんだと思う。
その反動なのか俺も何度叱られて叩かれても親の期待通りの良い子にはなれなかった。
よく外に追い出されたりして近所のおじさんの所に行ったりして卵かけごはん食べさせてもらった事もある。
でも見栄だけは張る親なので、当時の服は良いもの着せてたらしいし、さすがに飢えさせるってことはさせない。子供のオモチャもそれなりに貰っていたので。
（親はスナックの仕事だからお客さんにゲーム貰ってたらしい）

でも、他人の前でも全然叱られてたし叩かれてたし、それは成人するまでには続いた。言葉と同時にいつも手は出る。
親から愛されてないんだなって嫌われてるんだなってずっと思ってたし、何なら○んでくれとも時々思ってたくらいだ。
それを周りの大人も見ているせいか、ほとんどが親と同じ感じで俺に厳しかった。
こういう親って周りから見るとしっかりタイプだし人望も厚くて友達も多い。
周りも似たような人間が寄ってくるのでほとんどが厳しかった。
他人からも遠慮なく叩かれてたし。
俺はずっと自分が誰からも愛されない欠陥品なんだなって思ってた。
大人はみんな俺の事を嫌ってるんだなって。
俺がいつも悪くて良い子になれないから大人はみんな怒るんだって。
そしてやっぱり大人がずっと怖かった。ちょっと言い返せば泣かされるくらい怒鳴られるし、俺の言い分なんか全く通らない。
気付けば八方美人と呼ばれるくらい人前では良い子になろうと繕うようにはなってた。
もちろん全くの優しい人がいない訳ではないが、圧倒的に最悪な環境だったせいか嫌な思い出の方が多い。
親目線からしたら子供を育てるのに必死だったのかもしれない。
ただ子供からしたらたまったもんじゃないし、現に大人になってから今の病んだ俺が爆誕してる訳だよ。

そんな怒鳴ることしか能がなかった親も俺が限界を迎えてからは時間を掛けてゆっくりゆっくり昔とは違う毒親から変わりつつはある。
もちろんそんな簡単ではない。酷い中のマシってレベルにはなってきた。
それは俺が病んでからブチ切れることが多くなったからだ。
昔はブチ切れても子供だから大したことは無いが、今はやり返されるのが流石にヤバいから喧嘩してもある程度はお互い様で終わる。
たまにヒートアップすると親から「じゃあ死ねば？」って言葉は出るけどね。

歳を取って少しはマシになったと言えど、人の本質は変わらないもんだ。
ただ普段は仲は良い方。という俺が平和主義なので態々嫌悪のオーラを出す必要もないので無難に共存していかなければならない。
親の言い方のキツさは普段からあるんだけども、気にしないようにしているし、どうしても腹立った時はうざいくらいに俺が言い返すから昔みたいに怒鳴り癖は減った方だと思う。

それに親も親なりに歩み寄ってるのは解るんだよ。
子供の愛し方が分からず不器用なのも知っている。
だから褒める数は昔よりは本当に多くなったし、流石に自由にさせてくれてはいる。
俺が発狂するからそうせざるを得なくなったとも言えるけど。
他人には俺の事をすぐ下げる事を言うけどね。
親は神様でも聖人でもない人間だから仕方ないって俺の方でも割り切ってるんだけど、かといって子供の頃のトラウマは消えないし相殺はされない。
だからこそ割り切っている部分もある。
許せないし、これからも許さないけど、それを含めた親との付き合い方や向き合い方なんだろうなって思う。
だから今後も毒親エピソードは書くし、他の嫌な思い出も沢山吐きだそうと考えている。