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黒蜜きな粉でフィナンシェを

小鳥遊です。

家に紅茶が多くなってきたので、紅茶のフィナンシェを作ろうと思ってレシピを調べていました。

すると、"ノワゼットプードル"なるものが出てきたので、詳しく調べてみました。どうやらヘーゼルナッツの粉末だそうです。アーモンドプードルと同じように使われるのだとか。

あまりスーパーで目にするものではありませんよね。どうしたものか。ヘーゼルナッツを砕く?家にはなぜかすり鉢がありますし、可能ではあります。

と、そんなこんなで調べていたところ、それらと同様に豆を挽いた粉の存在を思い出します。

そう、きな粉です。

きな粉は、大豆の粉ですね。これを使ってみるのが楽しそうです。年始に買ったきな粉も余っていますし。
ならば、ここに加えるのは黒蜜?いいものができそうです。さっそく作っていきましょう。

あ、紅茶は普通に飲むことにしました。

材料・レシピ

以前作ったフィナンシェの材料をベースに作ってみましょう。アーモンドプードルをきな粉に、はちみつを黒蜜に置き換えて作ってみます。

  • 卵白              50g

  • グラニュー糖          40g

  • 黒蜜              4g

  • バター(混ぜる用)       50g

  • きな粉             20g

  • 薄力粉             20g

  • バター(型に塗る用)      適量

  1.  卵白、グラニュー糖、黒蜜を湯煎して混ぜる

  2.  バターを溶かす

  3.  きな粉と薄力粉を篩う

  4.  1~3を混ぜる

  5.  型にバターを塗る

  6.  200度に余熱したオーブンで15分焼く

実践

軽量と混ぜるのまで、一気に進めます。


すべて混ぜたものがこちらです。

かなり明るい色
これを焼きます

混ぜているとき、少し練っているような感触がありました。バターが少なかったのかも…。

実食

出来上がったフィナンシェがこちらです!

焼けすぎ…?
混ぜすぎたみたいです…

作っていた感触から分かった通り、混ぜすぎていました。焼成もあまり上手くいった感じではないですね。

で、肝心の味ですが…。
かなりいい感じですね。食べた瞬間はほのかに黒蜜の香りが広がって、食べた後にきな粉の風味が広がります。黒蜜もきな粉も、もう少し多くても良かったかもしれません。

(時間経った後に食べたら大豆っぽさが強かったので、きな粉はもうひと工夫あってもいいかもしれないです。)

反省と振り返り

チャレンジは良かったんですけど、焼成失敗したのは単純にダサいですね。反省しましょう。

  • 混ぜすぎ。オーブンの中でフィナンシェが型から浮いているのが見えていた。グルテンの量が多いので、バターを増やす、混ぜる順番を考える、少し記事を休ませるなど。

  • 分量は悪くないと思うが、もう少し黒蜜が多いと嬉しいかも。例えばその分だけグラニュー糖を減らすとしたら、焼き色に影響があるのは注意したいところ。

  • 型へのバターの塗り方について。記事にはしなかったが、前回溶かしバターを塗ったら型がバターを弾いてフィナンシェの表面が荒れた。今回は固形のバターを塗ったので前回ほど悲惨にはならなかったが、バターを塗っている途中からバターが溶けていくのを感じた。最近は気温が高いので注意するべき。必要ならバターを塗った型を冷蔵庫に入れておくなど。

おいしかったし、もっとおいしくできると思います。今回は焼成も失敗しましたしw また作りましょう!

おわりに

今回は、ちょっとやってみたかったからということで、黒蜜きな粉でフィナンシェを作りました。味は悪くなかったです。また試行錯誤してみようと思います。

ところで、今回のフィナンシェを作るにあたって、黒蜜きな粉の焼き菓子を調べてみました。パウンドケーキやクッキーは結構な数見たのですが、フィナンシェは数件ヒットしただけでした。先駆者が少ないものというのは、本当に思い付かない、そもそも需要がない、致命的な欠陥があるのどれかであることが多いものです。
私よりも腕の立つ方々、お菓子に向き合っている方々は多いでしょう。さて、先駆者が少ないのはなぜなのか…。もっと突き詰めていけば、何か分かるかもしれないですね…。

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