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【ハロウィン】スイートかぼちゃタルト

小鳥遊です。

去る10月31日、世の中はハロウィンで賑わっていました。店を覗けば、かぼちゃのお菓子が並びます。

僕も何かするか~と、かぼちゃのお菓子を作りました。11月9日に。ハロウィンは遅れてやってくる。まあ普段行くスーパーでかぼちゃが安かったからなんですけど。

今回は、かぼちゃのタルトを作ります。かぼちゃは、スイートポテトの要領で調理します。タルトの上に口金を使って絞り出せたらおしゃれで可愛いと思いませんか?思いますよね?そう、思うんです。せっかくなのでやってみましょう。
そして、タルト生地についても以前から試してみたかったことをやろうと思います。型なんて何でもよくない?の精神から、フィナンシェ型でタルトを焼いてみます。これの何が嬉しいかというと、タルトを切り分けることなく食べられるということ。フィナンシェ型でも上手にタルトが焼けるなら、タルトの中身をフロランタンにしたい。食べるときにお手軽なのは偉いので。

以下、レシピと作り方です。


レシピ

材料

今回は8個焼きのフィナンシェ型で作りますが、ちょうどいい量はわからないので、タルトは10cm×25cmのタルト型で作るものとして作ります。かぼちゃは、買ってきたものの大きさを基準に作ります。

タルト生地

  • 薄力粉          100g

  • バター          50g

  • グラニュー糖       50g

  • 卵黄           20g(1つ分)

クレームノワゼット

  • バター          40g

  • グラニュー糖       40g

  • 全卵           40g

  • ノワゼットプードル    40g

スイートかぼちゃ

  • かぼちゃ(皮種なし)   340g

  • 上白糖          35g

  • バター          30g

  • 卵黄           20g(1つ分)

  • 牛乳           20g

クレームノワゼットとは?となりますが、アーモンドプードルをノワゼットプードルに差し替えただけです。アーモンドプードルが家になかったので…。
上白糖を使ったりグラニュー糖を使ったりしていますが、これは家に上白糖がたくさんあるからです。焼成に影響がありそうな部分だけグラニュー糖を使っています。

作り方

タルト生地

  1. バターを常温に戻して練る。

  2. グラニュー糖、卵黄を混ぜる。

  3. 薄力粉を入れて、粉気がなくなるまで混ぜる。

  4. ラップに開けて形を整えて、冷蔵庫で1時間以上寝かせる。

  5. 型にバターを塗り、広げた生地を敷く。

  6. 生地に穴を開けて(ピケして)、180度に余熱したオーブンで10分焼く。

クレームノワゼット

  1. バターを常温に戻して練る。

  2. グラニュー糖、全卵、ノワゼットプードルを混ぜる。

  3. 焼いたタルト生地に流し入れて、180度のオーブンで10分焼く。

スイートかぼちゃ

  1. かぼちゃと上白糖を鍋に入れて放置する。

  2. 状態を見て水を少し入れて煮る。

  3. 串が通るようになってきたら、潰してバター、卵黄、牛乳を混ぜる。

  4. 弱火にかけて固さを調節する。

仕上げ

  1. タルト生地にスイートかぼちゃを絞る。

  2. 180度で余熱したオーブンで20分焼く。

  3. 粗熱が取れたら型から外して完成。

実は、以前作ったスイートポテトタルトとほぼ同じようなレシピとなっています。今回もちゃんと書いたので、別に見に行かなくていいです。


実践

タルト生地を作ります。

これを寝かせます…。

結構長いこと寝かせたと思いますが、1時間も寝かせれば問題ないです。

これを型に敷きます。

生地が足りなくて周りから融通した右上
焼き上がりも綺麗じゃない左下

これでタルト生地は終了です。生地はクッキーが6枚焼けるくらい余りました。
形があまり綺麗ではないですね。角を出すのが難しいかも。
これを改善するには、

  • 生地を冷凍してからはみ出した部分を削るようにして切り出す

  • ひとつひとつ分かれている型を使う

のどちらかが必要な気がします。

次に、クレームノワゼットを作ります。

これを、先ほど焼いたタルト生地に流し入れます。

クレームノワゼットは、もうひとつ分絞れそうなくらい余りました。
焼いたものがこちらです。

最後に、スイートかぼちゃを作ります。

ここから醤油と酒と顆粒だしを入れて煮ると、おいしい煮物になります
作業しづらかったので、ボウルに移しました
フォークを使って潰します

熱いうちに、材料を全部入れて混ぜます。

最後に鍋に戻して煮詰めます。

スイートかぼちゃをタルトの上に絞りました。
口金を使おうとしましたが、生地が固すぎて無理でした。裏ごししたくない…。

袋から直接絞りました

スイートかぼちゃ生地は、7.5cmのココット1.5個分くらい余りました。

オーブンで焼きます

実食

焼きあがったものが、こちらです!

上手く焼けましたね!よかった!
もっと綺麗に作れたら、もっと見栄えしたかもですが…。まあ、良しとしましょう。
で、以前型から外すのに失敗したわけですが、今回は…

上手に外せました。底が取れないから心配だったのですが、ある程度冷めてからなら、固まっているし小さいしで、特に苦労することなく外せました。形さえ綺麗に作れるなら、フィナンシェ型でタルトを作るのもありですね!

肝心の味ですが、もちろん美味しいです。これだけ使っているからではありますが、かぼちゃの美味しさがそのまま出ています。ノワゼットプードルの風味もいいです。もしかしたら、かぼちゃに合わせるなら、アーモンドプードルよりもノワゼットプードルの方がいいかもしれませんね。

反省と振り返り

今回も美味しくできました。最後に今回の反省と振り返りをします。

  • 型について。フィナンシェ型でタルトが焼けることがわかった。食べやすいのが嬉しい。副産物のクッキー(記事内では言及していない)も美味しかった。ただし、1枚で8個焼ける今回のような型だと、タルトの角を綺麗に出すのが課題。少し工夫するか手間をかければできるとは思う。

  • 材料、分量についても特筆することはなかった。強いて言うなら、クレームダマンドで使うアーモンドプードルをノワゼットプードルに差し替えるのは選択肢として十分にありだということくらいか。

  • 今回は、スイートかぼちゃを口金で絞り出そうとして失敗している。生地が固すぎた。少し固めの絞り袋を用意するべきかもしれない。また、かぼちゃをすり潰すタイミングで裏ごしすると絞り出しに耐えられる柔らかさになるかも。口金の選定も気になるところなので、もっと太い口金から始めた方がいいかもしれない。

  • かぼちゃの種まで使うレシピがある。かぼちゃの種は、パンプキンシードという名前で、トッピングしたり生地に混ぜたりして使うことがある。(処理が面倒くさそうではあるが、)余裕があればトッピングに使ってみてもいいかもしれない。雰囲気が出る。

おわりに

今回は、1週間遅れでハロウィンのお菓子を作りました。スイートかぼちゃ自体は以前作ったことがあったので、それをタルトにしてみようかな~という感じでやってみました。今回のタルトは、食べるのがお手軽という点が一番偉いですね。一人暮らしの強い味方です。

ところで最近は、モンブランの口金が欲しいとずっと思っています。今回口金を使ってみたのも、その勝手が分かれば、とのことでした。モンブランも栗を使うことが多いはずなので、細く細かいモンブラン、あれはどれだけ丁寧に裏ごししているんだろうかと恐ろしくなります。やってみないと分からないって、こういうことなんでしょうね。次は裏ごしする?いやぁ…。

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