この国の #少子化対策 は「ノーチャンス」(3)

みなさま,こんにちは。

いつも私の記事をご清読くださり,ありがとうございます。

先日,『この国の #少子化対策 は「ノーチャンス」』の(1)と(2)とを投稿しました。私見にもう少しおつきあいくださると,ありがたいです。

5. #少子化 の最大の原因

私は,この国の #少子化対策の失敗 の原因が

1. バブル期以降の経済に対する不首尾
2. 第3次ベビーブーム世代が就職氷河期世代に
3. 労働政策の失敗
4. 企業淘汰の不発生

なし

に在ると,申し上げました。しかし,これらは「個別的要因」(部分的要因)にすぎません。私は,この国の #少子化対策の失敗 の原因が

日本人が「自ら変わる」ことを拒み続けたこと

なし

に在ると考えています。しばしば,肯定的な文脈で「日本人は安定を好む」「日本人は変化を好まない」と言われます。しかし,これらの行動志向は,停滞又は衰退を招きました。言い換えますと,「安定を好む(変化を好まない)」ことによって,対処すべき問題を放置し続けたのです。何もしなければ失敗しないかもしれませんが,当然のことながら何をも得ることができません。自ら変わろうとせずに何もしなかったのですから,当然のごとくそのとおりの結果に至りました。そして,そのことは,上の世代が下の世代に「常識」を押し付け続けてきたことからも,明らかです。

なお,この傾向は大変に根深く,「日本の世間」の一部を構成しています。そして,それは至るところに悪影響を及ぼしています。 #ひきこもり #引きこもり 問題, #公的年金 問題, #税金の無駄遣い 問題等。

問題の表面的な部分に対処しても,根本が解消されなけば元の木阿弥です。その「根本」が「自ら変わる」ことだったのですが, #日本人 は見事なくらいに問題から目を目を背け続け,逃げ回り続けたのです。
#少子化 #少子高齢化 が叫ばれ始まった頃であればこれを食い止める術はあったのかもしれませんが,今となってはもはやGAME OVERです。

少し長くなりましたが,ご清読ありがとうございます。「まだ遅くない」「諦めたらそこで終わり」とおっしゃる,拙稿をご清読くださった方もいらっしゃるかもしれません。しかし,どうにもならないものはどうにもならないのです。そして,それを選択したのは,外ならぬ私たち自身。そのことを,かみしめ続けることこそが,今を生きるわたしたちの責任です。

改めまして,ご清読ありがとうございます。

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