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SHEオープンキャンパス延長に込める想い

こんにちは!
今回のnoteを担当する、SHE株式会社 PRの上平田蓉子です。ろこちゃんと呼んでください!

今日は、今朝に公開したPRリリースSHE、大反響のオープンキャンパス延長を決定。ライフステージに寄り添うコンテンツに特化して一部無料開放。について、リリースに書ききれなかった溢れる想いを残したく、noteを開きました。少し長いですが、読んでいただけると嬉しいです。

# SHEオープンキャンパスとは

SHEではこれまで、女性のキャリアを全方位的にサポートするコンテンツを会員様限定で提供してまいりました。

ところが、3月末に行った「新型コロナウィルスによるキャリアへの影響調査」で、未曾有の事態であっても、多くの女性が自らを冷静に捉え、「今」できることを着実に進めていこうとしている姿勢を目の当たりにし、SHEとして何かお役に立てることはないか考え抜いた結果、微力ながら、過去に会員様向けに実施していた限定コンテンツの人気回を一部、全ての女性に無料でご受講いただける#SHEオープンキャンパスをWEBで開催することにしました。

この企画はのべ約1400名の方にご参加いただき、大盛況でした。みなさまの感想はぜひTwitterの#SHEオープンキャンパスをご覧ください。なかでも非常にリアルなお声をいただいたのが、「妊娠・出産を見据えたライフプラン設計講座」です。

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ライフプラン設計講座について

この講座の元祖となったのは、2月に会員様限定で行ったライフプラン設計講座です。これまで多くの特別イベントを行ってきましたが、会員さまのリアルなお声を聞かせていただくなかでこの講座には特に必要性を感じたからこそ、今回の無料開放に踏み切りました。

ライフプラン講座では私からライフプランの重要性と設計方法について、また助産師の方から、知っておきたい妊娠・出産に関する基礎情報や不妊治療についてお話させていただきました。その結果、多くの感想をいただいたのですがその一部を掲載させていただきます。

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私がこの講座の大きな意義を感じたポイントは大きく3つあります。

⑴キャリアプランはライフプランとの両立が必須
⑵参加者側と専門職側のニーズの一致
⑶参加者から寄せられる質問の深刻さ

⑴について、
日々仕事をするなかで、キャリアについてはよく考えますが、妊娠・出産や住居、教育、健康などにおいて自分がどういった人生を歩みたいか、さらには自分の両親やパートナーなど自分の人生に関わる人たちのライフプランを加味して立ち止まって考える機会は多くないと思います。自分が第1子を出産するとき両親は何歳だろうか、住居はUターンして故郷で過ごすだろうか、まとまった教育費用が必要になってくるのは何年後だろうか、などをなんとなくでも考えることで、キャリアプランニングにおける目指すべき姿と期限がクリアになります。

⑵について、
 参加者側:助産師や婦人科の専門職の人と話す機会がなかなか持てない/相談しにくく、わからないことが聞けずに一人で悩んでしまう/フランクに相談できる場が欲しい
 専門職側:正しい知識を正しく伝える場が病院以外でない・病院でも足りていない/性教育やリプロダクティブヘルスの社会認識を変えたい
という両者のニーズが激しく一致していることを痛感しました。

⑶について、
上記にも通じるのですが、SHEのイベントは必ず質疑応答の時間を30分設け、リアルタイムでの密なコミュニケーションをとても大切にしています。このイベントでいただいた質問は、パートナーとの関係について、不妊治療について、自分の身体に起きている症状の相談など、本当にリアルで、そして深刻でした。スキルと違って、身体についての情報は「知っておくといい」ではなく「知っておかなければいけないもの」なのです。

わたしの原体験

ここからは少し個人的なお話をします。非常に恥ずかしながら私自身、女性は「結婚したら当たり前のように子供ができて、出産して、育児をしながら仕事復帰する」と思っていました。あまりにそれを当然のように思い描いていた。

大切な姉が、母になるまでは。姉の出産は私のキャリアへの考え方を180度変えた重大な出来事でした。

6歳上の姉は結婚後、仕事をしながら妊活、出産、子育てをしています。非常に仲が良いので、これまでお互いに色んな悩みを共有してきました。でも、当時まだライフイベントを迎えていなかった私は姉の実際の大変さの半分も理解できていなかったと思います。
姉をきっかけにコウノドリという漫画を全巻読みました。(個人的に、性別関係なく全ての方に読んでいただきたい作品です。)そこでいかに命を授かることが当たり前でなく、そして出産が命がけのものか、知りました。

それと同時に、私はこんなに大切な命に関わる情報をいままで知らずに生きてきたのかと、衝撃を受けました。いつか自分の身体にも起こることなのに、です。知れば知るほど日本の性教育の遅れを感じましたし、もっと危機感を持ったのは「自分でこの状態なのだから、男性はもっと知らないだろう」ということです。これは決して女性だけが学び、向き合っていく分野ではない。これからの社会ではますます男性の理解が不可欠になる、でも自分が出て感じた実際の社会はまだまだ固定観念や偏見が多い。これでは働きにくい。と、はっきりそう思いました。

仕事しながらの育児についても、私は甘く見ていました。「お母さんは大変」という漠然としたイメージなんて、ほんと、笑っちゃうくらい、わかってる”つもり”に過ぎなかった。

実際に関わってみると、私は子守を週に数時間だけ手伝うだけなのに終わる頃には疲れ果ててる。おむつをかえるだけで、着替えだけで、ご飯を進めるだけで、一苦労。少しでも目を離したら怪我しちゃうのではと思って一瞬も離せない。自分のやりたいことはなにも進まない。私が疲れている横で姉は仕事帰り、自分よりも疲れているはずなのに息つく暇もなく子供達と向き合っている。毎日。もともとわたしたち姉妹は性格が真逆で、姉の方が妹みたいだったのに、妊娠・出産・育児を経て彼女はもう、到底追いつけないぐらいに母としての責任を全うし、守るべき存在に愛を注いでいました。

美しいと思う一方で私は「自分はこうなれるだろうか?あと数年以内にライフイベントを迎えることになったとき、後悔しない?子供が欲しいって、心から思える?」と悶々と自問自答するようになりました。これが20代のキャリアを考えたきっかけです。

大好きな姉の話は書き出したら止まらないのでここまでにしますが、何が言いたいかというと、もし私が一人っ子の長女で、ライフイベントを身近でみる経験がなかったら、私はもっとなんとなく生きていたと思う。それが、すごく、怖い。

選択肢を知っているのと知らないのでは生き方が全然変わってくる。だからこそ、みなさんにも知って欲しい。

さらに言うと、令和の女性の生き方はより多様性が溢れると思っています。産むか産まないかも選べる時代、ロールモデルが見つからずにさまよってしまうことの方が多いのではないでしょうか。それでも、事実を知ることでしっかりと自分の人生の舵を取り、私自身もみなさんと一緒に自分らしい道を自身の意志で選び切り拓いていきたいと思っています。

なぜ延長開催するのか?

SHE_オープンキャンパス(延長決定!)


大好きな姉がライフイベントを迎えるとき、「もっと何か助けてあげられたのでは?」という、あの頃の自分の無知に対する悔しさが、今の私の原動力です。
ひとりでも多くの方が自分らしく正しく自分の身体と向き合って活き活き生きてほしいです。社会で一生懸命奮闘している全ての女性に、今のわたしができることは、正しい知識を伝え、かつパートナーにも考えるきっかけを提供すること。
5月の反響からも確かな意義を感じたので、今回、ライフイベントに寄り添う内容に特化して#SHEオープンキャンパスを【延長実施】することを決定しました。

ここで改めてお伝えしたい大切なポイントは、私は、全ての性の方に等しくこの講座を届けたいということです。
5月の講座にはパートナーと参加してくださり、気付きを伝えてくださった方が多くいました。産む性は女性ですが、女性だけが有するべき知識では決してないのです。

"女性のための"という枕詞がつくライフイベント講座はたくさん世に溢れているけれど、その言葉は今回は敢えて使っていません。

不妊の原因は50%が男性にあるとされているように、産み育てることに関して、男性も含む全ての性別の方に大切な知識をお届けする仕組みを作りたいなぁと、強く、強く、想っています。

※2020/10/24追記

10/29(金)に、【ライフプラン設計と、妊娠・出産に向けた身体の準備講座】実施します!今回も一般無料開放イベントなのでどなたでもお越しいただけます。ぜひご参加ください💓お待ちしております。

https://shelikes.jp/events/306

201029_知っておくべき令和の妊娠・出産準備講座

6月全3日程で行います!

前回は全てのライフステージの女性を対象に行ったため、いただいた質問がかなり幅広いものになってしまったので、今回はライフステージごとに講座を分けてみることにしました!
それぞれのステージの情報をもっと深掘りして、より密なコミュニケーションをお届けしたいと思っています。
申し込みURLを貼っておくので、気になった方はぜひパートナーや大切なご友人などと一緒にご参加ください。お会いできますことを心より楽しみにしております。

⑴ライフプラン設計のための身体の基礎知識とヘルスケア〜基礎編〜
日時:6月14日(日)13:00-15:00

https://likes.she-inc.jp/events/196/

2006_ライフプラン設計のための_身体の基礎知識とヘルスケア@2x


⑵ライフプラン設計のための不妊・妊活にまつわる知識〜妊活編〜
日時:6月17日(水)19:30-21:30

https://likes.she-inc.jp/events/197/

2006_ライフプラン設計のための 不妊・妊活にまつわる知識@2x (1)


⑶ライフプラン設計のための妊娠中と産後の知識〜妊娠・出産編〜
日時:6月26日(金)19:30-21:30 

https://likes.she-inc.jp/events/198/

2006_ライフプラン設計のための 妊娠中と産後の知識@2x

最後に


長いnoteを最後まで読んでくださってありがとうございます!嬉しくてたまりません...。

私たちのこの領域への試みは始まったばかりです。このnoteを読んで、もし同じ課題感を持っていて、SHEと何か一緒にコラボしたい、あるいは知見をご提供してくださるという方がいらっしゃったら、ご連絡を心よりお待ちしております。

pr@she-inc.co.jp(担当:上平田)


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