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私がADHDの治療をはじめる前に困っていたこと

どうも、シェリーです。
本日はタイトル通り、ADHD治療前に困っていたことをあげて行きます。

ざっくり大きく分けると
・社会生活に支障をきたすもの
・自分が生活の上で困るもの
・人間関係に支障をきたすもの

になります。それではやっていきましょう!

時間感覚がない

これは多方面に問題を発生させるので大問題でした。
仕事に間に合うように家を出ようにも、早めに用意が済んで家を出るまでに5分あるなと思うと、食器を洗い始めてしまったり。
余裕があるのかないのか、時計を見てもわからないんです。
そうして結果的にはギリギリか、遅刻になるわけです。

忘れ物が必ずある

そうしてギリギリで家を出て、鍵をかけた後に「あっ、あれ持ってない」となります。
紐靴なんかを履いてしまったあとに気付くと特に悲惨。大変な時間のロスになりました。
完全に気付かないまま出かけて、出先で困ることも数えきれないくらいありました。
これに関しては部分的に対処法があるので、そういった薬以外で対処できるものは後々記事にしていこうと思います。

料理にすごく時間がかかる

節約のためにも出来れば毎日したい料理。
料理はマルチタスクなどとよく言われますが、それ以上に私が苦労したのは順序建てです。
最初に野菜など全て切っておき1品作り、2品目を作るあたりで「あっ、あの調味料ない……」と気付くなどです。
結果、毎回対処に追われ、とてつもなく時間がかかりました。

買い物をし忘れる

この料理途中で「〇〇がない」問題、そもそも買い物をし忘れているんですね。
メモをして買い物に行くのですが、いざ店に着くとメモの存在を忘れてしまう。
このため努力をしていないと誤解され、辛い思いをしました。
怒られなくても、ティッシュ等を切らすとシンプルに自分が辛いです。

財布を忘れるor中にお金を入れ忘れる

買い物といえば、財布そのものを忘れて行くのもそうですが、レジで手持ちが足りず「あっ……これとこれ戻してください……。」なんてこともよくありました。
1度外食した後のお会計で手持ちが足りなかった時があり、その時は本当にゾッとしました。
こんなケースの対処法もまた記事にします。

整理整頓ができない

これも生活と密接に関わっていますが、まず散らかっていることに気づけない。たまに頑張って掃除するのですが、綺麗になったと思って写真を撮ると、それでもまだ絶望的に散らかっている。
ただ、学生の頃の机の中とかばん置き場だけは綺麗でした。私の場合、およそ40立法cmくらいの空間までは把握出来るようです。

次の行動に移るのに時間がかかる

たとえば外出から帰ってきても、コートを脱げないまま座り込んでスマホを見て、気付いたら1時間経っていたりします。
食事が終わっても、何時間も食器をシンクへ運べなかったりもしました。
とにかく頭の切り替えが出来ない。
ストラテラを飲み始めてから解消されたので、ただ疲れて動けなかったわけではなかったようです。

なくし物・落し物が多い

どんなに狭い部屋で暮らしていても物をなくす。なくしようがないはずのものをなくすと、うちでは旦那が「また次元転移させたのか?!ww」と突っ込んでくれます。ADHDは異能力者だった……?
しかし過去には出先で財布やスマホや鍵をなくすなど、シャレにならないものも多々ありました。見つかったものもあるし、見つからなかったものもあります。
これも対処法があるので今後記事にしようと思います。

習慣というものが一切身につかない

これも生活面に大打撃でした。歯磨きすら忘れる。覚えててサボるんじゃなくて、本当に忘れる。ゴミ出しの曜日も何年経っても覚えられない。いちいち全て考えないとできない上に、思い出せるかどうかもその日の調子次第。もはや運です。

手の感覚があまりない

これは生活というか幅広く困ることなのですが、手の感覚があまりありませんでした。特に生理前に顕著でした。
このため、よく食器を割りました。持っていた物を落とし、それを拾い上げようとしてまた落とす事もよくありました。
洗い物などは「強く掴む」を意識すれば一時的にどうにかなりはしますが、ただでさえ忘れっぽい人間にそんなことずっとは出来ないので、いつの間にか手の力が抜けてまた滑る。
これにもかなり悩まされました。

視野が狭い

これは考え方の話ではありません、物理的にです。片付けられないのもこれと関連しているようです。
私の場合は運転中など、リアルに命が掛かっている状況では多少は改善される模様。これは根性論ではなく、おそらくノルアドレナリンなどが関係しているのではないかと思われます。素人考えですが。
それでも調子が悪いと認識できる範囲は狭い。もっと酷い日は視界に白いモヤがかかっている時も。
こういった、個人的に視界が悪いコンディションの日は運転は控えます。

話が止められない

ここからは人間関係に支障をきたすものです。人が話している途中で話し始めてしまうのもそうですが、相手が話し始めたのに、こちらが話すのを止められないというのもありました。まるでブレーキの効かない車のようでした。
話す、聴く。この交代が難しい。このため会話をスムーズに成り立たせるのが困難で、これも人間関係に支障をきたす大問題でした。

聴覚過敏

大きい音で耳が裂けるかと思うほど痛くなるのもとてつもなく困るのですが、人との会話がうまく聞き取れないのも結構な問題でした。会話が成立しないのはまずい。怒っちゃう人も居ますからね。
人間関係に打撃があるのは本当に苦痛になります。

思ったことを口に出してしまう

いわゆる「失言」に繋がり得ます。15歳くらいの頃ではありますが、大変な失言もありました。
そこまでの失言ではなくても、個人的に思ったことがポロッと出てしまうので、的はずれなツッコミになってしまったり、周りが知らない事で「なにそれ?」となってしまったり、場を白けさせてしまうことも度々ありました。
思ってても言わなければいいだけということは沢山ありますが、それができないというのは人間関係に支障をきたします。

唇を触る、手荒れを爪でいじってしまう

※ちょっとグロい話なので
敏感な方は読み飛ばして下さい。

唇を触るのに関しては、どんなにやめろと言われても、それが原因でいじめ(なんか知らんけど蹴られた)に遭っても、なぜかやめられず不思議に思っていました。
爪噛みではなく、あくまで唇をいじっている。
手に関しても、水脹れなどがあると潰してしまいます。どちらも痛みや出血があっても止められないうえに、軽く跡にもなっています。

ちなみにこれはずっとADHDは関係ないと思っていたのですが、主治医に「うん多動だねぇ」とアッサリ言われました。こんなのがハイパーアクティビティだっていうのか……!!

さて、なるべく思い出せる範囲で書いてみましたが、おそらく今はもう平和ボケして忘れているだけで、もっとあったと思います。
人により様々な症状があるADHDですが「こんなものも症状としてあるのか」と知ってもらえれば幸いです。

では本日はこのへんで。
発達してこうぜ!

もしよろしければサポートをお願いいたします!なお、頂きましたサポートは治療に充てさせて頂こうと考えております。