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川上量生が提案し承認する都の五輪事業
まずは、こちらの議事録をご覧ください。↓
東京都が助成し、負担金を拠出している
公益法人東京都歴史文化財団との共催で
開催が決定いたしましたこの文化事業TTFですが、
その開催を提案したのが、
TTF運営調整会議議長であったカドカワの川上量生氏、
そしてこれを承認した東京文化プログラム推進会議の
統括プロデューサーがまた川上量生氏、
開催決定報告を受け、開催概要を策定したのが
芸術文化評議会の評議員である川上量生氏、
そして、これらの人事を手配したのが
小池知事でありました。
自分で提案し、自分で決定し、自分で計画を策定し、
自分で社員を使って実行するという流れは、
誰が聞いても疑問でありました。
昨年の予算特別委員会でも、
どのような経緯で川上量生氏が
このように関与するようになったのか、
全く解明されませんでした。
結果的には、川上量生氏が辞任をされました。
https://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/budget/2019/2-02.html
この質問をされていたのは、自民党の鈴木章浩都議です。
この鈴木先生は、立正佼成会の信者ということもあって、
公明党のネタでも臆さずに質問される大変すばらしい方です。
「TTF」というのは、「Tokyo Tokyo FESTIVAL」の略称で、
昨年、非常に不気味だということで話題になった
顔のアドバルーンだとかが選定されています。↓
現代アートチーム目 [mé]として
東京で初の大規模プロジェクトとなる「まさゆめ」では、
国家、社会、性別、文化、人種など、
さまざまな枠組みを超えて世界中からひろく「顔」を募集し、
選ばれた「実在する一人の顔」を
2021年の東京に浮かべます。
https://ttf-koubo.jp/project/me/index.html
都から助成されるのは、1つの企画につき2,000万円まで。↓
■助成対象経費と助成金交付額
・フラッグプロジェクト枠:
助成対象経費の 4 分の1以内で、かつ 2,000 万円を上限額とします。
・その他枠:
助成対象経費の 2 分の1以内で、かつ 2,000 万円を上限額とします。
https://www.artscouncil-tokyo.jp/uploads/2019/11/2020_ttf-grant_guideline.pdf
それでこの川上量生という人は、
動画配信サイトの「ニコニコ動画」を運営している
ドワンゴ社の社長なんですが、
2014年に、角川書店に経営統合されて、
このときの出資比率がドワンゴ側にやや有利なものだったことから、
2015年の6月から、角川書店の社長になるんですね。
KADOKAWA(9468) 役員リスト
2015年6月 ~ 2019年2月 川上量生(現取締役)
2019年2月 ~ 2021年6月 松原眞樹(現副会長)
2021年6月 ~ 夏野剛 (現任)
https://ullet.com/9468.html#official
ところが、2016年ぐらいから、
角川さんが期待していた
「ニコニコ動画」の有料会員数や視聴者数が
どんどん減っていくんですね。↓
プレミアム会員の推移
https://theoria.hatenablog.com/entry/2021/05/13/034502
これには「使いにくい」だとか
「技術者を軽視している」といった声が
多くあったみたいなんですが、
それはともかく、
いま話題になっている、東京オリンピックの
公式スポンサー契約を取り付けるための交渉というのが、
このあたりから始まっていたみたいなんですよ。↓
KADOKAWAが大会スポンサーに決まる約3年前の2016年春以降、
同社会長の角川歴彦容疑者(79)=贈賄容疑で逮捕=らが共謀し、
大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)
=受託収賄容疑で再逮捕=らに
複数回、選定に向けた依頼(請託)をしていたとみられることが15日、
関係者への取材で分かった。
KADOKAWAは五輪関連業務を担う「2021年室」を
同じ16年4月に設立。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e27cadd340ccce56d759409faf24c7aad994c0a
関係者によると、同社は
東京大会のスポンサーを目指し、
深見容疑者に相談。
深見容疑者から同社の要望を聞いた高橋容疑者は16年、
組織委や電通に対し、
KADOKAWAと別の大手出版社の2社を
スポンサー候補として挙げた。
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0914/ym_220914_2691055838.html
2016年に入り、KADOKAWA側から講談社側に
『いっしょにやりませんか』という提案があった。
https://www.news-postseven.com/archives/20220916_1793931.html?DETAIL
まるで事件にノータッチであるかのように話していた。
が、それこそそんなことはありえない。
それを如実に物語る場面が、
2017年5月に東京・赤坂の高級料亭で開かれた関係者の密会である。
https://www.news-postseven.com/archives/20220916_1793931.html/2
馬庭元室長と部下の社員の2人は、
コモンズ2とのコンサル契約に先立つ17年12月ごろ、
角川会長に「支払いにはリスクがある」と報告した。
https://www.asahi.com/articles/ASQ9J5JQCQ9HUTIL03Y.html
複数の関係者によると、KADOKAWA側は2016年、
知人の深見和政容疑者(73)(同)から、
組織委に2億8000万円、
深見容疑者の会社「コモンズ2」に7000万円を
支払う案を示された。
KADOKAWA側は、
深見容疑者の提案を記載した資料を作成。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220909-OYT1T50327/
AOKIは、2017年からお金を渡していたそうなんですよ。↓
「高橋氏が代表のコンサル会社『コモンズ』は、
AOKIホールディングス側から、
五輪のスポンサー選定などを巡る依頼を受けた見返りとして、
2017年10月から今年3月にかけて
5100万円を受け取った疑いがあります。
https://bunshun.jp/articles/-/56832
今回、立件されるのは、
おおむね時効の範囲内である過去3年間ぐらいの間に
送金されたお金のやり取りであって、↓
"2019年7月~2021年1月の間に
10回にわたり、KADOKAWAから
高橋元理事の後輩である深見社長が経営する
「コモンズ2」名義の口座に
計約7600万円が入金された。
このうちの一部は
贈賄罪の公訴時効(3年)が経過しているため、
残りの約6900万円分が対象となる。"
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/24406
川上社長の時代はギリギリ含まれていないんですが、
このとても怪しい窓口企業との交渉をしていた期間というのは、
ほとんどがこの川上社長の時代なんですよ。
川上量生といえば、サイトブロッキングで論争になった時に
FC2の高橋理洋社長と口論になっていて、↓
川上量生のサイトブロッキング導入論
https://note.com/sheltem/n/n5e8b74a22426
今回、この高橋社長が、
川上量生の性格について指摘されているんですが、
部下に任せきりにしたりしないタイプの人のようで、↓
「専門家」に丸投げしてはならない、
ということですね。
以前、川上さんの部下として働かれていた
弁理士の方から、
川上さんが特許の明細書を読み、
専門的なチェックを入れてくる、
と聞いたことがあります。
川上氏:
特許を出願するときも、基本的に僕は、
明細書まですべて自分で読みます。
そこを切り離してしまうと
ビジネスの世界と切り離されてしまうという感覚があるからです。
https://www.businesslawyers.jp/articles/1107
そのようなことから、
川上量生(現取締役)は交渉の全貌を
おそらくご存知なんじゃないか、
知らなかったなんて、そんなの有り得ないでしょー
というふうに指摘されているみたいなんですね。
残念ながら、時効以前の取引については、
立件はされないみたいなんですが、
それ以降のお金のやり取りについて、
もし関わっているのであるとすれば、
逮捕される可能性はあると思います。
それから、
現在の社長である夏野剛についてはこちら。↓
夏野剛と創価学会との関係
https://note.com/sheltem/n/n76cff0de7c8f
角川書店についてはこちら。↓
角川書店と創価学会との関係
https://note.com/sheltem/n/n3ad9ed94a67e
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