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実写版『ONE PIECE』をみたら、ルフィに猛烈に嫉妬してしまった

昨年8月から放映が始まった、Netflixの実写版『ONE PIECE』。(トップ画はNetflixより)

これも、ファンの方からしたら一定のタイムラグがあることは認識しつつも、やっと無事に完走できた。


正直、ドラマの内容は私なんかよりも詳しい方がたくさんいるので、私ごときがここで語れるものは何もない。

私自身、漫画はチョッパーが出てくる手前で挫折。まさに今回実写された部分までは知っていたが、日本中、いや世界中のONE PIECE ファンの前で、ドヤ顔で語れることなんぞ何もないのです。(映像化レベルが驚くほど高いので、気になる方はぜひ見て欲しい!)

ただ、見終わった後でじわじわ来たのが、「ルフィってこんなカッコよかったんだ」。漫画を読んでいたときは、少年の大冒険って感じで、ここまでグッと来たっけなあ、という感じ(失礼)。きっと私が子どもだったのもあると思う。
そして、わたしもルフィみたいになりたい!と思った(唐突笑)。ルフィの何がそんなによかったのか、今日はそのことを考えてみようかなと思う。



①誰になんと言われようが、「俺は海賊王になる!」

ルフィは、ぶれないんです。誰にどう侮辱されようが、蔑まれようが、何も響かない。その理由はきっと、自分が何者なのかをよく分かっているから。自分は何が好きで何を実現したいのか、がきちんと言語化できているから。優柔不断に何かを迷うこともないし、「いや無理かもな…」なんて弱音を吐くこともない。「海賊王」という目標へひたむきな姿勢が本当にカッコいいなと思うんです。

で、これって書くととてもシンプルなことだけど、実践するのは容易なことではないと思っています。なぜなら、自分を知るって、なかなか簡単なことではないから。自分の人生をたった一つのスローガンに集約できるようになるまでに、きっとものすごい労力がかかっているだろうな、と思ってしまうから。

そして様々な出会いや経験があって、自分の中で強い信念が形作られてきたとしても、それに基づいて行動するってこともやはり誰にでもできることではない。怖気付いたり、不安に駆られたりする時もあると思うんです。でも、ルフィにとっての「海賊王」というビジョンは、腹の底で完全に落とし込めているものだからこそ、進んでいけるんだろうな、と。私はそれが出来ていない側の人間だから、猛烈に羨ましくなってしまいました。

そして、ビジョンを持っているのは、何もルフィだけではない。ゾロも、ナミも、サンジも、ウソップだって、「お前ほんとは何になりたいんだ?」と聞かれたら、するする答えるではありませんか!

いやかっこいいよ、麦わらの海賊団。そしてそんな人材を引き寄せたルフィは何百倍もかっこいい。


②「俺は仲間を信じる!」何よりも大切なのは仲間の存在

元々、みんながルフィに憧れて麦わらの海賊団が出来たわけではない。
ルフィからのラブコールで仕方なく…という感じで始まるも、雑多なメンバーの割にはなんだか気づいたらチームとして出来上がってる。それって、そう簡単には仲間を見放さないルフィの存在が大きいんだろうなと思う。

一見、仲間から裏切られたように見える局面でも、仲間を信じ続けるルフィ。「俺の仲間はきっと裏切らない」「仲間を信じる!」そこもブレないのがかっこいい。その人の長所短所全てをひっくるめて、愛を持って仲間として迎え入れているのがすごく伝わってくる。

ルフィのスタンスは、信じれる人だから信じる、ではなくて、俺の仲間だから信じるんだ、という感じ。その仲間がどういう人間かはさておき(嘘ばかりつくので世の中の人から信用されなくなったウソップですらも仲間に迎え入れるんだから、もうありえないくらいルフィすごいのです笑)。そのルフィの熱意に心動かされて、なんやかんやでルフィを支えよう、との思いがメンバーにも芽生え、チームになってきた、そんな感じ。

同じことを馬鹿正直に現実世界でやったら、結構痛い目に遭うんじゃないか、と思ってしまう私は、この時点でもうルフィみたいにはなれないから、本当に雲の上の存在な訳です。笑

案外、裏切られても広い心を持って許すことのできる人のことは、裏切った側が自ずと反省して、その人を二度と裏切らない、と改心することもあり得るのかもしれない。この辺りは私にはよく分からないが、人間関係の面倒な部分に惑わされず、何があっても信じることに努めるんだから、もうどんだけ器の大きい人よルフィ、って言いたくなる。笑 ほんと、並大抵の人ではないよね。


最後に、俳優たちを紹介

このNetflixドラマが日本で有名なのは、もちろん日本発のアニメの実写化というのもあるけれど、新田真剣佑さんが出演していることも更に後押ししているかもしれない。Xでの反応を見ていても、このゾロ役が世界的に大人気であることは疑いの余地ない〜!

ロロノア・ゾロ役の新田真剣佑さん。
再現度高すぎ!(Xより)

続いてルフィを演じるのは、メキシコ出身のイニャキ・ゴドイ。2003年生まれの20歳で、この中で一番の若手!

アメリカはミネソタ州出身のエミリー・ラッド。オレンジの髪色が本当にもうよくお似合いな、美しいナミ😍

レバノン人の父とイギリス人の母を持つ、タズ・スカイラー。スペイン出身、今はロンドンに拠点、脚本家としても活動中、多才なサンジ。

ジャマイカ出身、アメリカに拠点を置く俳優、ジェイコブ・ロメロ。彼をはじめて見たとき、あれウソップってこんなにイケメンだったっけ?て思ってしまった!


俳優陣も本当に世界中から集まってきたんだな、というくらい色んな意味でスケールの大きいONE PIECE実写版。続編制作も決定しているそうで、このまま次のシーズンも楽しみに待ってます🎶


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