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事例を元に深掘り解説)売れるコンセプトvs売れないコンセプト

こんにちは。

身長193cmマーケターの川畑です。

今日は、前回の続きです。​

前回の話の要点をまとめると、

  • コンセプトを変えると、様々な場面で反応率が上がり、売上が大幅にアップする可能性がある

  • 起業で上手くいってない人のほとんどが、コンセプト作りでつまずいていること

  • 売れない人のコンセプトの典型的失敗パターンを、具体例を元に解説

について、お話しました。

※前回の記事はコチラ

(↑を読まなくても、内容について来れるように配慮しています😊)


売れるコンセプトを作る、3つの要素

これまで、売れないコンセプトの失敗例を、ネットから引っ張ってきて解説してきました。

では、売れているコンセプトは、売れないコンセプトと何が違うのでしょうか?

単的に言うと、

  • その人の強みや特色が、的確に表現されている

  • 見込み客が見た時に「これ私のためにあるサービスだ」と、ピンと来る状態になっていること

  • 競合との違いもハッキリあり、独自性がある

この3つの要素を、しっかりと満たしているものを指しています。

って、理屈だけで説明しても、「どゆこと?」って感じですよね。

そこで、特別にクライアントさんからご許可をいただいたので、Kさんの事例を元に解説していきます😊

先日出来上がったばかりの、Kさんのキャッチコピーがこちら。

━━━━━━━━━

あなたの頭痛、「内臓の疲れ」が原因です!

「慢性頭痛が辛すぎて仕事や家事に支障が出ている...」
「病院行っても原因不明と言われ希望を失いかけている」
『頭痛持ち4,50代女性』たちのための...

慢性頭痛の『根本原因=内臓の疲労』にアプローチした集中的な体質改善で、
『頭痛から開放され笑顔あふれる毎日』を取り戻す!

90days『"慢性頭痛"解放プロジェクト』

「原因不明の慢性頭痛」専門の体質改善コンサルタント

━━━━━━━━━

どうでしょうか?

前回ご紹介した、ネットから引っ張ってきた事例とは、洗練具合が全然違うの、伝わりますでしょうか?

このコンセプトが、どう良いのか。


先ほど、売れるコンセプトを作るには、

  • その人の強みや特色が出ていること

  • 見込み客が見た時に、ピンと来る

  • 競合との違いもハッキリある

これら3つの要素を満たしている必要があるとお話しましたが、まさに上記のキャッチコピーは、この3つを満たしたものになっています。

どのように満たしているのか、順番に解説しますね。


まず1つ目の、「強みや特色」について。

Kさんは、過去6000名の方をサロンで施術し、多くの慢性頭痛に悩む女性たちを助けてきました。

通常、慢性頭痛は、病院で診てもらっても「原因不明です」と言われてしまい、頭痛薬を処方されるだけなのだそうです。

しかも、慢性頭痛に悩む方は、鎮痛剤が効かないことも多く「どこに行っても治らない」と悩む方が、非常に多いみたいです。


しかし、Kさん曰く、慢性頭痛の原因は「内臓の疲れ」にあるとのこと。​

なので、内臓が元気になるように、食事面や生活習慣を改善していけば、慢性頭痛は改善し、再発もしなくなるそうなんですね。

これは、普通の頭痛の治療とは大きく違いますよね。

そこでKさんの場合は、キャッチコピーに

慢性頭痛の『根本原因=内臓の疲労』にアプローチした集中的な体質改善で、
『頭痛から開放され笑顔あふれる毎日』を取り戻す!

という言葉を入れ、Kさんの強みを強調。

肩書も、『「原因不明の慢性頭痛」専門の体質改善コンサルタント』とすることで、明確に強みが打ち出されるようになっています。




続いて、このキャッチコピーを見込み客が見た時に、なぜピンと来るようになっているのか?

という点について解説しますね。

これは非常にシンプルで、ターゲットの方が置かれている状況を表現しました。​

2行目のココですね。

「慢性頭痛が辛すぎて仕事や家事に支障が出ている...」
「病院行っても原因不明と言われ希望を失いかけている」
『頭痛持ち4,50代女性』たちのための...

実際に、頭痛が辛すぎて家事や仕事が手につかない方。

病院に行っても原因不明と言われ、頭痛を治すことを諦めかけている方。

そんな辛い状況に立たされている方が、このフレーズを見たときに

「あれ!これってもしかして、私のことじゃないの!?😳」

と、思わず目に止まってしまいますよね。

​「夢を叶える」とか、「生きづらさをなくす」といった、ふわっとした言葉を使っている方はよくいるのですが、これは具体性がないのでNGです。​

Kさんのキャッチコピーぐらい、超具体的な言葉で伝えないと、見込み客はスルーしてしまいます。

そして、3つ目の「競合との違い、独自性」について。​

これまで説明した通り、Kさんの場合は、強みを出すことで、そのまま独自性を出すことができました。

病院では、慢性頭痛の原因を特定できません。

原因が分からないということは、根本から治療することもできないんですね。


しかし、Kさんは、そういった病院では治らない慢性頭痛の根本原因を特定できること。​

そして、薬には頼らず、体質改善によって、そもそも頭痛が再発しない健康状態まで持っていくことができます。

つまり、病院や鎮痛剤といったものと、Kさんが持つスキルは明確に違いますよね。

なのでKさんの場合、慢性頭痛の根本原因を突き止め、頭痛を治すことができる、というのをそのまま訴求していきました。


このように、Kさんのキャッチコピーは非常に短いですが、かなり様々な視点から考え抜かれたものなんですね。

コンセプトとは、これぐらい練り込まれたものでなくてはなりません。

ただ、ここまでお読みいただいた方であれば、

「コンセプト作りって簡単じゃないんだな…。」

というのが、伝わったかと思います。

そうです、コンセプト作りは大変なんです🤣​

実際にKさんと、一緒にコンセプトを作り上げていくまで、丸々3ヶ月ぐらいかかりましたからね!

その間、Kさんは1日4時間ぐらいの作業時間を、毎日コンセプト作りに充てていました。

​売れるコンセプトを作るには、しっかり決まった手順があります。

​また、その手順に沿って、1つ1つしっかり丁寧に作り込んでいかないと、見込み客が反応するコンセプトは出来上がらないんですね。

​​

しかし、コンセプト作りで失敗している方のほとんどが、ここまで本腰を入れて作り込まなければならないものである、ということを知りません。​

また、仮に本腰を入れて作ろうと思っても、何を、どういう順番で取り組めば良いのかも、理解が浅い印象を受けます。

でもこれって、業界の現状を考えたら、ある意味仕方のないことでもあると思うんですよね。​

なぜなら、多くの起業塾やセミナー、ネットの情報では、コンセプトづくりの手順はざっくりと解説されているだけで、本当に必要なノウハウややり方の部分がブラックボックスになってしまっているからです。

だから、ほとんどの方が、コンセプト作りで躓くんですね。

ということで、このブログでは複数回にわたって川畑が、コンセプト作りの進め方を、Kさんの具体例を交えながら詳しく解説していきます。​

多分、コンセプト作りの連載をトータルすると、3〜5万円ぐらいの有料教材で販売しても良いような、かなり具体的で濃いコンテンツになると思います。

ぜひ次回以降も、楽しみにしていてくださいね!

ではでは!

身長193cmマーケター

川畑

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