シェル/耳ル

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ゲームとテキスト http://gametext.s59.xrea.com/ サイト内で公開している文章をそのまま移行したものです。 気が向いた時に随時移行予定。

マガジン

  • 音楽レビュー

    私の独断と偏見で音楽レビューしたものをまとめてます。 レビューとは銘打ってますが、独断によるアルバム評価と、 その感想やらなんやらを適当に書き流してるだけです。 評価軸もそれほど一定ではないので、時折上下します。 [評価] A+>A>A->B+・・・C->D 独断と主観で好みに応じてランク付け。

  • ゲームネタ

    ゲーム内のなんらかを解説している内容が多いです。

最近の記事

□□□レビュー

□□□個性的な名前が特徴で、読みは「クチロロ」。 三浦康嗣を中心としたポップユニットで、 渋谷系やヒップホップ、電子音楽を融合した独創的なサウンドを展開している。 2008年にいとうせいこうがメンバーとして加入したことでも話題を呼ぶ。 □□□  B- [総評] 2004年。□□□のデビューアルバム。 □□□にとって1作目ではあるが、「ポップ」であるという軸は確立されており、 特に今作では「ロックにおけるポップス的要素」を多く取り入れた作風となっている。 渋谷系(特にフリッ

    • 808 Stateレビュー

      808 State80年代~90年代にかけてのレイヴ・ムーブメントの中心的存在として活躍した、 イギリス・マンチェスター出身のグループ。 ディスコやテクノ・ポップからダンスミュージックとしての「テクノ」へと移る時期において 重要な役割を果たした。 Newbuild  C- [総評] 1988年。 808ステイト初のアルバム。 いわゆる「アシッド・ハウス」の先駆的なアルバムとして知られ、 80年代のUSテクノ(シカゴ・ハウス、デトロイト・テクノ)を下敷きにしつつ、 アシッド

      • ピチカート・ファイヴレビュー

        ピチカート・ファイヴ「渋谷系」を代表する音楽グループ。 中心人物である小西康陽を軸に、幾度かのメンバーチェンジを経ているが、 一般的に小西康陽・野宮真貴の2人体制の時期が知られている。 その特徴的なポップミュージックは国内のみならず海外でも評価が高い。 couples  B [総評] 1987年。小西康陽、高浪慶太郎、鴨宮諒、佐々木麻美子による、 ピチカート・ファイヴ「第一期」の唯一のアルバム。 80年代中期のネオアコ、ソフトロックシーンの系譜に連なるサウンドが特徴で、 ア

        • ゆらゆら帝国レビュー

          ゆらゆら帝国日本におけるサイケデリックロックの代表的バンドだが、 サイケデリックの枠に留まらないロックサウンドを展開。 2010年に解散するまで、アンダーグラウンド感漂う独特の存在として邦楽ロックシーンに多大な影響を与えた。 3×3×3  B [総評] 1998年。もともとインディーズで知名度のあったバンドのメジャーデビューアルバム。 メジャーデビュー作だがクオリティは高く1998年ロックシーンの代表作にも挙げられる1作。 サイケデリックバンドの代表格として知られるゆらゆら

        □□□レビュー

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        • 音楽レビュー
          30本
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          2本

        記事

          KOJI1200レビュー

          KOJI1200ダウンタウンの「Geisha Girls」の成功を受け企画された、 テイ・トウワプロデュースによる今田耕司の音楽活動名。 今となっては両者ともに若干「黒歴史」扱いしている感はあるが、 サウンドプロダクションは秀逸でひそかに評価が高い。 アメリカ大好き!  A- [総評] 1996年。アルバムに先駆け発表されたシングル「ナウ・ロマンティック」は、 今田耕司本人の音楽的嗜好を踏まえた、ニューロマンティック的なサウンドが特徴であったが、 このアルバムではテイ・ト

          KOJI1200レビュー

          ヤン富田レビュー

          ヤン富田80年代から90年代にかけて日本の音楽シーンで異彩を放ったミュージシャン。 ヒップホップ、ダブ、ラウンジ、現代音楽など様々な分野を股に掛けて活動、 日本におけるそれらのジャンルの成立、発展に多大な影響を与えた。 Music For Astro Age  B [総評] 1992年。 サウンドプロデューサー、スティールパン奏者として活動してきたヤン富田の初アルバム。 スティールパンをフィーチャーしたサウンドに始まり、 ジャズ(サン・ラのカバー)、ダブ、サウンドコラージュ

          ヤン富田レビュー

          Doopeesレビュー

          Doopeesヤン富田プロデュース。 キャロライン・ノヴァク、スージー・キムなる2人の少女をボーカルとしてフィーチャー。 「この作品の中だけに存在する少女たちのコンセプトアルバム」 という匿名性・架空性をテーマにしたガールズ・ボーカルユニット。 Doopee Time  A [総評] 1995年。Doopees唯一のアルバム。 キャッチコピーとして「キュート・ミュージック」というフレーズが使われたとおり、 キュートでキャッチーなポップミュージックが印象的。 一方、ガールズ

          Doopeesレビュー

          The Croonerレビュー

          The Croonerギリシャ出身のバンド。インディーポップ、ネオアコといったジャンルに属する。 (そのジャンル名通りインディーズが多いこのジャンル全般に言えることだが)知名度は無いものの、知る人ぞ知るバンド。 Soft Escape  A- [総評] 2001年。シンセサウンドを絡めたネオアコ的、インディー・ポップ的アルバム。 いわゆる『ネオアコ』っぽいサウンドやボサノヴァ調、ダンスミュージック調の曲など様々だが、こういったインディー・ポップ系のアルバムにしては、全体

          The Croonerレビュー

          METAFIVEレビュー

          METAFIVE高橋幸宏・小山田圭吾・砂原良徳・TOWA TEI・ゴンドウトモヒコ・LEO今井からなるバンド。 当初はライブの為に結成された限定バンドだった。 YMOに縁の深い、錚々たるメンバーが集結したことで話題を集める。 META  B+ [総評] 2016年。METAFIVE結成後初のスタジオ・アルバム。 メンバー全員が、作曲・プロデュース出来る能力を持つということもあり、 1人が楽曲のおおまかな骨格を形作った上で、 その他のメンバーがそれに肉付けしていく、という制

          METAFIVEレビュー

          4heroレビュー

          4heroマーク・マックとディーゴからなる音楽ユニット。90年代前半にイギリスで生まれた音楽である「ジャングル」あるいは「ドラムンベース」を代表するアーティストとして知られる。ジャズのエッセンスを交えたサウンドに特徴がある。 Parallel Universe  A- [総評] 1995年。4heroの代表的な作品で、「ドラムンベース」というジャンルを代表するアルバムのひとつでもある。後の作品で徐々にドラムンベース色を薄めていく4heroがドラムンベースの代表的アーティス

          4heroレビュー

          Ken Ishiiレビュー

          ケン・イシイ 日本テクノシーンにおける重要人物の1人。 デトロイトテクノをサウンドのベースとした独自のサウンドを作り上げている。 「Rez」「ルミネスII」など、しばしば水口哲也プロデュース作品にサウンドクリエイターとして参加している。 Garden on the Palm  B- [総評] 1993年。ケン・イシイのデビューアルバムで、ベルギーのレーベル「R&S」から発表された。 デリック・メイやカール・クレイグ、リッチー・ホウティン等のアーティストから影響を受けたデト

          Ken Ishiiレビュー

          Jamiroquaiレビュー

          Jamiroquai1992年にイギリスで結成。ジャズ・ファンクとクラブシーンが融合した『アシッドジャズ』を代表するバンド。だがその音楽性はアシッドジャズに留まらず、様々な「ダンスミュージック」をアルバム毎に探求している。 Emergency on Planet Earth  B+ [総評] 1993年。 70年代のジャズフュージョン、ファンク、ソウル等をベースに、クラブミュージックの1つとして蘇らせた80年代末のムーブメント『アシッドジャズ』の流行の中発表された、ジャミ

          Jamiroquaiレビュー

          Flying Lotusレビュー

          Flying Lotusヒップホップ要素の強いエレクトロニカを手掛けるアーティスト。非常にアクの強い、個性的なビートが特徴。テレビゲーム好きとしても知られ、楽曲を構成する電子音にどこかゲームっぽい雰囲気が伺える。 1983  B+ [総評] 2006年。 つんのめるような感覚のある、非常に特徴的なビートと、それに複雑に絡み合うシンセサウンドあるいはノイズ、それらを強い音圧で繰り出す、というFlying Lotusサウンドの特徴が、アルバム1作目ながら発揮されている。(とは

          Flying Lotusレビュー

          B12レビュー

          B12テクノ・レーベルの老舗「ワープ・レコーズ」の初期に活躍したテクノユニット。 「Artificial Intelligence」というコンピレーションアルバムで、 IDM(インテリジェント・ダンス・ミュージック)として知られるジャンルの作品を発表し注目を集めた。 Electro-Soma  B+ [総評] 1993年。デトロイトテクノをベースにした、コズミックとかレトロフューチャーといった単語で表現されるようなサウンドが特徴で、アンビエント的な要素も含まれている。

          石野卓球レビュー

          石野卓球 電気グルーヴのサウンド面を担当。 日本におけるテクノシーンの第一人者として知られ、 ハウスサウンドを軸としつつ、 80sディスコやミニマルテクノ等を取り入れた作風を特徴とする。 DJとしても活躍している。 Dove Loves Dub  B [総評] 1995年。基本的に石野卓球のソロは、 電気グルーヴで展開するサウンドとはまた異なった彼の音楽的嗜好が強く発揮されているのだが、 今作は特にその傾向が強く、 後のソロ作品で顕著になるディスコティックなハウスから、 ブ

          石野卓球レビュー

          レイ・ハラカミレビュー

          レイ・ハラカミエレクトロニカやアンビエント・テクノに分類されるジャンルで活躍。 SC-88Proを用いた浮遊感のある独特の電子音が最大の特徴。 ちなみにこの音源はしばしばゲーム音楽にも用いられるため、 どことなく「ゲームっぽい」サウンドとも言える。 Unrest  B+ [総評] 1998年。SC-88Proの持つ独特の音色と、その音に逆回転やエフェクトを加えることによって、ピッチが不思議に変化する、独特の浮遊感を持つサウンドが奏でられている。 アンビエント色が強まる次作

          レイ・ハラカミレビュー