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交差/横断するテキスト:ミステリーとミスティカルのあいだで

プロジェクト概要

「交差/横断するテキスト:ミステリーとミスティカルのあいだで」は、ジャカルタを拠点とするLab Teater Ciputatのバンバン・プリハジと、東京を拠点とするshelfの矢野靖人による長期国際共同制作プロジェクトです。

三島由紀夫とダナルトというお互いの国の著名な文学テキストを交換し、それぞれが1本ずつ劇作。次いで、互いの演劇制作の方法(演出論、演技メソッドなど)を共有し、最終的にはこの2作品と2人の作家に共通するテーマやモチーフをベースにした新作を2劇団の共同制作作品として制作します。

2020年度

shelfはダナルトの短編小説「Rintrik」を舞台化し、「Rintrik ― あるいは射抜かれた心臓」を制作・上演。Lab Teater Ciputatは、三島由紀夫の戯曲「卒塔婆小町」を翻案し、「KOMACHI」を制作。「Rintrik ― あるいは射抜かれた心臓」上演会場にて「KOMACHI」の制作過程などを映したドキュメンタリー映像を上映。公演終了後、東京とジャカルタをオンラインで繋ぎ、オンライン国際シンポジウムを開催。

2021年度

4月~9月まで、隔週でオンラインミーティングを実施。新型コロナウイルスの世界的流行のため、移動や接触が制限される中、オンラインとリモートワークを中心に、課題に基づいた俳優の自撮り映像や、メッセンジャーアプリを使ったテキストライティング、メンバー相互のインタビューなどを実施。「インターバル」としてクリエイションを行ったその結果は、YouTubeを中心にワークインプログレスとして公開中。