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好きと思った時に好きって言わなきゃ、好きって言えなくなっちゃう。【しあの備忘録】

私がハタチくらいの時に、心の底から勇気を出して春のコートを買った。

今までの中で1番高かった。値札を見て内心ビビったけれど、すごく着てみるとウキウキした。良い買い物だった。そのコートは今もハンガーラックにあって、季節が来たら未だに着ている。でも、その服を買ってから4ヶ月後にもう一度お店を覗いてみようと思ったら、そこには何もなかった。

私が一昨年お誕生日をお祝いしたイタリアンレストラン。麺に少し芯が残っているようなパスタの食感がとても好きで、お店の中の飾り物も可愛くてお気に入りだった。去年、閉店してしまった。

私が毎月のように通ってるまつげパーマ。お店はなくなっていないけれど、よく担当してくれていたお姉さんが突然いなくなってしまった。

昔、毎日のように足を運んでいた小学校や、習い事をしに行っていた施設。他のいろいろな縁ある場所たち。同じ場所にもう一度行ったところで、あの頃、時間を共有した人たちはもうそこにはいない。スマホの中に何個もある集合写真を見て、たまに切ない気持ちになる。

思い出深くて、大切で、今も記憶の中にはある。でも、もう一度アクセスすることはできない人やものや場所。たくさんある。

私は、好きな人やものや場所に好きだなと思ったら、その時に好きと言いたい。伝えたい。小心者だし、ビビリだし、謎のプライドが邪魔をして時に恥ずかしいって思う時もあるけれど、なるだけまっすぐに。

今この瞬間を後になって、宝物だって気づくのはあまりにも勿体無いから。

好きなものや、人や、場所や、いろいろなものに「好き」をちゃんと伝える。2023年の……というか、これからもずっと大切にしていきたいこと。

自分でも忘れてしまわないために、ここに残しておく。

PS.
ちなみに、しあの最近の好きなもの。
ジェルネイル → アクリル絵の具でお絵描き → 陶器のお皿集め
移り変わっているんじゃなくて、プラスされてる感じ。
どんどんと増えている。

夜中にへこたれそうな時の美味しいコンビニスイーツ代や、作品の制作費になります!!!