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45.【やり方は簡単❗️】満足度の低い収穫にならない為の「KP I作戦」について解説②

こんにちは〜ラクです!😄
今日も一緒にお野菜の勉強、していきましょう!
今日は前回の続きになります。
前回の投稿はコチラ

44.【KPIって何⁉️】満足いく収穫ができるために、何を考えていくのか?
https://note.com/sheepwing4000/n/n05e2339e6142

前回は【KPI】って何?と言う話題でした😄
栽培に限らず、「目標となること」は分かりやすく具体的に示した方がやりやすいと言うもの🙂

もし、それを一枚の紙で表せるとしたらどうでしょう?📝
サッと確認できて、サッと実行できて、記録もできる。そんな便利なものが作れたら、利用してみたいと思いませんか?

できていることも、そうで無いことも、ひと目で分かるようになったら誰だってありがたいですよね?
それでは本題に入っていきましょう🍅

○【スコアカード】って?具体例で解説

まず前提として、タイトルにもあるように【KPI作戦】について触れます。
これは、これからお話しする、スコアカードをもとに行う話し合いのことです。
ここでは、保育所などで言う「栽培係の会議」を指します。

「今の野菜でいいのかな?🧅」
「量は足りてるのかな?🍅」など
何か違うな〜?このままでいいのかな〜?、変えるべきかな〜?があるかをスコアカードを用いて話し合うワケです📑
この場合、各クラスの担任同士が話し合うことになるでしょう。
※大体どの学年やクラスでも、その担任が栽培しているケースが多いと思います。
そこに、カードがあると無いとでは、分析のクオリティが大きく変わってきます🙂

でも、大袈裟なものにする必要はありません。
できる限り、シンプルで少ない方がいいです。
※園全体で一枚の紙に収まるような、簡単なものをイメージしてください😀
決して「めんどくさいな〜💧」となるような物は必要ありません。

コピー用紙の裏側にサッと書くでもOK👍

ここで、僕が作ったものを参考に説明していきます。
※今回はカレーに使う食材、じゃがいも🥔、玉ねぎ🧅、ニンジン🥕を例に挙げてみます。

スコアカード

左側にあるのが、KPIと言う名の「項目」です。
そして、真ん中にあるのが達成したい「目標」
右側はその「結果」と言う訳です。
目標を達成する数が多ければ、栽培の満足度は上がると見て良い訳です😀


「ジャガイモ」を例に取ってみましょう。
左側にある「カレーに使う数」は目標30個。
一方で次の項目にあるカレー以外では20個必要。
なので、最低でも50個ジャガイモが必要だと言うのが分かります。
余ったら持って帰ることも含めたら、70個です。
つまり、それだけ栽培に必要な広さと種芋の数が必要だと分かります。

例の中には、目標に届かなかった「結果」があるのも分かります。
収穫予定が遅れたり、数が足りなかったりとかですね。
こんな風に達成できなかった部分が一目瞭然で見えてきます。
つまり「改善点」と言う訳ですね。

スコアカードを作ると、目標や具体的な管理が便利となりますが、「誰にでも使える」ようにするには、抑えておきたいポイントがあります。次に、その点を紹介していきます。

○スコアカードの分かりやすい作り方4選

結論から言うと、次の4つです。
❶コントロール可能なものにする
❷測定可能なものにする
❸「満足な栽培」のバランスを測っていく
❹アップデートしていく

順番に説明していきましょう。

❶コントロール可能なものにする

「よっしゃ〜❗️うちのクラスはジャガイモ大好きだから、70個作ろう。そのためには園の畑全部使うぞ❗️」と言った、そこのあなた。

普通にアウトです😅ww

なぜなら、他のクラスはどこで玉ねぎ🧅とニンジン🥕作るの?って話。
自分のだけ作ればいい訳じゃないと言うのは、理解できると思います。

つまり、みんなが満足いく目標を保つためには、他のクラスの栽培まではコントロールできないという考えです。
70個作るのが玉ねぎやにんじんの栽培を邪魔しないのであればOKですが、そうでないなら、他クラスと相談の上でやります。
やりたい事も大事だけど、コントロールできるかどうか、まずはそこに集中しましょうというわけ😀。

同じのばかり上手になるのが目標ならOKですよ、もちろん🙂。

一方で、栽培するスペースが余ってるからといって、全く別の野菜の栽培を作る事がありますが、これはあまり合理的ではありません。
なぜなら、栽培の負担が増える。つまり手間を一つ増やすという事になります。

「収穫できる量が取れるか」「そもそも作れるか」そこを明確にクリアできるな〜と判断できるときはやっていいと思います。

栽培を繰り返していくことでレベルアップすれば、心配しなくても自ずと次の作物が作れるようになってきます😀
そうで無い場合は、ジャガイモ🥔玉ねぎ🧅ニンジン🥕のスペースを広げる方が、負担を増やさずにできます。
とにかく、まずは自分がコントロールできるものに絞りましょう。

誰でも最初はスモールスタート、これ鉄則⚒🤫

ここで大事なのは、先ほども述べたように
KPI作成には責任者を必ず決めるということ」
ジャガイモ○○組、玉ねぎ○○組と言った風です。
自分のクラスの作物には担当者がしっかりとスコアカードの記入において責任を持つのが大切です。

❷測定可能なものにする

「よっしゃ〜❗️うちのクラスはジャガイモ🥔段ボール一箱分作るぞ❗️」と意気込んだそこのあなた。

その表現はやめておきましょうww😅

良いKPIというのは、測定が簡単で楽なものの方がいいです。
ただし、少し具体的である必要があります。

例えば一つのクラスの子どもたちが20人いたとします。ここの先生は1人一個ジャガイモ食べてほしいなと思って「じゃがいも20個🥔」とします。

ですが、ここでは「ジャガイモの大きさ」の視点が抜けています。
ビー玉見たいなサイズ20個でもOKってこと?と、人によってはそう捉えかねません。

自分の当たり前が、誰かの当たり前じゃないことってあるよね💧


本人からすると「そんなわけあるか❗️」と突っ込まれそうですけどねww😅
表現が主観的ではなく客観的なのが大事ということ。

きっと、この先生は本当はこう言いたかったのでは無いでしょうか?
「お店に売ってるサイズのじゃがいも20個🥔」
どうでしょう?先ほどより、くっきりとした表現になってませんか?🙂

ちなみに農家ですと、こう表現します👩‍🌾
「S・M・L」サイズです。
実はこれ、ちゃんと重さで規定があるんです🙂
客観的ですよね👍。

出典:甘彩六花

なので、必ず「数字」と「客観的な項目」で把握できるようにしましょう。
そして、その数字はカウントが楽なもので無いと続きにくいです。
子どもたちにカウントしてもらえる位でちょうどいいです👌。
誰だって訳分からん数字でカウントしろと言われても、テンション上がりませんからね😓ww

あとは、先生や子どもたちにとって「収穫できた〜👍」としっかり実感できたらOKです。

❸「満足な栽培」のバランスを測っていく

どんなKPIにしたらいいんだろう?
そんな事を考える時、こういう視点で考えるのはどうでしょう?

保育所などでの栽培は、作って収穫したらそれで終わりということはありません。
農家なら売り先に卸しますが、保育所などはそこで「食べる」ところまでがゴールです。※後で子どもたちと振り返って、「食育として教育」もあったりしますよね。

この食べると言うことも、お母さんが「今日は献立何しようかな〜」というイメージで考えると、目的が大きくぶれてしまいます。
そもそもこの野菜たちは何のために作ったのか?の方が、栽培の方向性を明確にしてくれます。
ここでは「カレーの材料🍛」という目的が見えますよね😀。


「必要な食材量」「いつまでに野菜を収穫するのか」「クッキング活動には使うのか」などこれらをバランスよく揃った状態が「満足な栽培」と言えるかと思います🤗

「収穫数」というのは目標にとっての一つの要素でしかありません。
「収穫数」だけにとらわれずに、いろんな角度から目標を立てていくのが大切だと言えます🙂

❹アップデートしていく

スコアカードを作っていくことで
「めっちゃ良いのできた❗️」と最初は思ってても、

「なんでこんなKPIにしたんだっけ?」

と疑問を持つようになるタイミングが必ずきます。
絶対に来ますww😄

例えば作物が良くできると、余ってしまいどうしようか悩んだりするとします。
そこで、例の表にあるように「余ったら家庭に持って帰ってもらう」と言う項目を追加する訳です。

他にも収穫数が見合ってなかったり、足りなかったりなど変更が必要なときはその都度修正していきます。

さて、それをいつ話すんだ?と言う事ですが、結論としては、、、

(収穫がひとまず落ち着いたタイミングなら)

いつでも良いですww😀


目安を言うと、ちょうど今みたいに特に管理する事がない冬のタイミングがやりやすいでしょう。

振り返りながら、達成した目標もそうでない事も、次にどんな項目を追加したり更新すると楽しくなるか
ぜひ話し合ってください😀


以上参考になれば嬉しいです🍠

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菜園活動をする上で、聞きたい事がありましたら、是非コメントの方もよろしくお願いします😀

いつでも美味しい野菜を作ろうと思った時がスタートです😄

少々長くなりましたが、KPIって言葉を聞いていかがだったでしょうか?

「ああ、ダメ、何言うてるか、もうわからへん💧」

なものではなく、誰から見ても「あ、こんなこと考えて栽培しているんだな〜🌱」と周りから見てわかってもらえる様なものです。

次のクラスで担任が変わっても、大切にしている事が一目で伝えられることは大きなメリットです。
栽培技術の面ではないですが、「再現性」つまり誰が担当しても達成できる目標を立てることで、どの子どもたちにも等しく食育を受けられると言うのは、大きな強みになります。

スコアカードは栽培でなくても、保育内容や教育内容でも応用が効きます。
興味のある方は、ぜひ検索して調べてみてください。

なんとなーく過ごして気がついたら終わってた、と言うものではなくて
後悔はない、やり切った❗️と言う形で納得できる方が、次へのモチベーションにつながります😀

何が自分らにとってのKPIか?
これを考えるだけでも、自分の仕事を考える良い機会になると思います。

今後も楽しい菜園作りの技術やあり方を伝えていきます😄

今回もありがとうございました!

納得のできる栽培をしていこう❗️スコアカードを使ってね😄📝

それでは、楽しい菜園ライフを🍅

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