自分の嬉しいことを言語化せよ

こんにちは。
このブログでは「自分の人生を自分らしく生きるために」をテーマに教育、子育て、転職、投資などの話題や情報をお届けします。

下のブログで山崎元さんの本が紹介されていて気になったので購入して一気に読みました。

山崎元さんについて

山崎元さんは、経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、株式会社マイベンチマーク代表(投資と投資教育のコンサルティング会社)と複数の肩書を持っておられ2024年1月1日に亡くなられています。

私の投資方針はこの方から学んだことが多く、基本的には手数料が少ない全世界のインデックスファンドで運用しています。また、転職を12回されたということで転職が多いという点でも私と共通点が多く、レベルは違いおこがましいですが勝手に親近感を抱いていました。

そうした方が、自分の死を前にして自分の子どもに宛てた手紙という形で人生におけるアドバイスを記した本ということで、おそらく非常に知的で優秀な父親が息子に残したい人生におけるノウハウが書かれているのではと非常に興味深く読みました。

山崎元さんの幸福論

正直、投資などに関してはこれまで山崎さんの本を読ませて頂いていたので特に目新しい内容はなかったです。

私が参考になったのは転職についての具体的なアドバイスのくだりと幸福についてのくだりです。その中で幸福について書かれたくだりについていろいろ考察してみたいと思います。

幸福感は一時のもので、「人生は通算成績で計るものではない」

経済評論家の父から息子への手紙: お金と人生と幸せについて

これは、幸福は人生全体を通じて採点しその結果に対して感じるものではなく、現在のその時に感じるものだということです。

山崎さんは過去を振り返って幸福だったとする考えを経済用語を用いてサンクコストと表現されています。

サンクコストとは
英語表記はsunk cost。既に投資した事業から撤退しても回収できないコストのことで、埋没費用ともいう。それまでに費やした労力やお金、時間などを惜しんで、それが今後の意思決定に影響を与えることを、サンクコスト効果と呼ぶ。

野村証券証券用語解説集より

私は幸福感=満足感と考え、一時的に満たされるがすぐに消え去ってしまうものと考えていましたが、過去にフォーカスに当てて考えたことはありませんでした。

映画などでよく過去を振り返り幸せだったと語るセリフが出てきますが、山崎さんはそれを前向きな意味がないと否定します。たしかに過去の栄光を振り返ったところで意味はなく、そんなことをするぐらいなら今、その時の幸福を感じた方が生産的なのかもしれません。

自分の嬉しいことを言語化せよ

本の中では幸福を感じるために、自分にとって嬉しいこと、幸福に感じることを言語化しておくことを薦めています。言語化が上手くできるとスッキリするとの事です。

確かに自分がどんな時に幸福感を感じるのか言語化出来ていれば、様々な選択をする際の目安になり、幸福感を得られる機会が増えそうです。

山崎さんの場合は

何か新しいことを思いついて、これを人に伝えて感心された時

経済評論家の父から息子への手紙: お金と人生と幸せについて

に嬉しいと感じるそうです。

これを受けて私も考えてみました。

過去の仕事や学校での出来事を思い返すと下のように言語化出来そうです。

自分の能力を遺憾無く発揮し、それが人に認められた時。また新しい価値観に触れた時。

まだ、言葉として洗練されていませんが、上のような時にドーパミンが出ているのを感じます。


皆さんも自分の嬉しいことを言語化しておくことをオススメします。

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