Sheep_dogs

ガードレールを飛び越えてセンターラインを渡る風

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記事一覧

クリムトの「死と生」にかけられた黒い液体に対して思うこと。

 Sheep dogsと申します。私は現在、大学のゼミで西洋美術の歴史や運動について研究しており、ついこの間まではクリムトについての研究をしていました。 ですから、この事…

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1年前
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国立西洋美術館「ピカソとその時代」展に行ってきた話

先月、上野の国立西洋美術館にて開かれていたピカソ展に行ってきた。 この美術展は、ハインツ・ベルクグリューンという近代美術コレクターがベルリン国立美術館に所蔵して…

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1年前
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クリムトの「死と生」にかけられた黒い液体に対して思うこと。

クリムトの「死と生」にかけられた黒い液体に対して思うこと。

 Sheep dogsと申します。私は現在、大学のゼミで西洋美術の歴史や運動について研究しており、ついこの間まではクリムトについての研究をしていました。
ですから、この事件に対して、いろいろと思うことがあり、今回はこの記事を制作することにしました。

まず初めに、今回襲撃にあった作品である「死と生」は、1911年にグスタフ・クリムトによって描かれた絵画で、ローマ国際美術展にて最高賞を獲得したことで

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国立西洋美術館「ピカソとその時代」展に行ってきた話

国立西洋美術館「ピカソとその時代」展に行ってきた話

先月、上野の国立西洋美術館にて開かれていたピカソ展に行ってきた。
この美術展は、ハインツ・ベルクグリューンという近代美術コレクターがベルリン国立美術館に所蔵していたものを拝借し、20世紀の芸術の変遷と、彼らが生きた時代を回顧するという内容だった。ピカソを中心にセザンヌ、マティス、ジャコメッティ、ブラック、クレーらの作品が余すことなく取り上げられていた。

 上に並べた作品を見る限り、ピカソの絵は常

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