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全米19位だと⁉︎チャートインの衝撃と印税のお話


2022年12月21日のこと。
朝目を覚ましてスマホをチェックすると、音源の配信を委託しているディストリビューターからこんなメールが…


寝起きざまに布団の中で「んふぇっ⁉︎」と変な声を出しながら、とりあえずアップルミュージックのアプリを開いて「どゆこと?どゆこと?」と鼻息を荒くしたのを覚えています。


ちなみにこの作品は2022年1月に発表したもの。
作詞作曲からMIXまで全て1人で自宅で制作をした3作目の曲で、試しに初めてMV的な動画を自分で作ってみた作品です。
PC上でイメージに合う少女の絵を描いてみて動かしてみてストーリーつけてみてと、試行錯誤しながらやってみたらこんな感じになったという作品。



(この時に痛感したのは、世の中には音楽関連のチャートというのは驚くほどたくさんあると言うことですね。僕の場合「最近の曲よく分かんねぇし関係ないや」とか強がって興味持とうとも思わなかったので、ただただ知らなかっただけなのですが…。)


まず、アップルミュージックの中を探してみてもどのチャートなのか分からないわけです。
とりあえずランキングの項目からミュージックビデオのチャートを見つけて覗いてみました。
メールにある29位を…。

するとそこには全然違う曲が載ってるんですよね。
僕とはまるで関係のない、よく見るアーティストの名前と聞いたことのあるタイトルの曲。
同じ名前の曲だとか、同じ名前のアーティストだとかの間違いでは無さそうな感じでした。

とりあえず前後その周辺のランクを探しましたが載って無いんですよね。
見落としてないかと何度も。
それでもやっぱり見当たらないので結局1位から100位までしっかり見てやりましたよ。穴あきそうなくらいに。

しかしありません。
なんだよ期待させやがって…と、そりゃ興奮も冷めますよね。

これはいったいどうゆうことなのか…?

可能性として考えたのは、
・見ているチャートが違う?
・本当はそもそもチャートインしていない?
・すでにランク外に落ちた?
こんなところ。

てことでまず「見ているチャートが違う?」という可能性を考えて、メールを見直してアップルミュージックであることを確認し、アップルミュージック内の全チャートをチェック。

無い…。

次にそもそも詐欺とかスパム的な何かか、もしくは間違いなのでは?と「本当はそもそもチャートインしていない?」説を考えてディストリビューターのマイページをチェック。
すると、メールと同じ内容のチャートイン情報がある。
つまり、やはりどこかには入っていると言うこと…。

でも、何度見直してもやっぱり無い…。

ここまで来ると、「すでにランク外に落ちた?」と言う可能性が濃厚かなと。
いつチャートに入ったのか?どの頻度で更新されるのか?を調べてみたりしたけどこればっかりは確証も持てないしなんともいえないよな…と思いながらも「無いものは無いのだからしょうがない」と結局諦めました。

でもひと目でいいからチャートに並んでるところ見たかったな〜って思いました。



翌日。
朝起きたらこんなメールが来てました。

「なんですとぉ〜っ⁉︎」

すかさずもう一度アップルミュージックをチェック!
隅から隅まで。

無い!無い!無い!!!


いったいどーゆうことなんや〜!!!!
どこのチャートにいるんだよ〜!!!!

と、メールのチャートインの情報を見返しました。
Apple Music(アメリカ)の”J-POP…
アメリカ?ってこれアメリカ国内のチャートて事?

Apple Music自体がアメリカのサービスだし、そもそも初めてのチャートインだしそうゆうものなのかと思って普通にスルーしてました。
が、一度アメリカのチャートも見てみよう!と探してみることに。

しかしこれ、見られないんですよね…。

僕のAppleアカウントでは日本のチャートしか見られません。皆さんもおそらくそうだと思います。

いろいろ調べた結果、アメリカ人のAppleアカウントじゃないとアメリカ国内のチャートは見られないということが分かりました。(現在はどうかわかりません)

それなら新たにアカウントを作ってアメリカの設定にすれば?と考えましたが、アメリカ国内で発行されたクレジットカードが必要とのことで無理でした。

どうしても見たかったので必死でしたね。笑


その後も、「アメリカ チャート アップルミュージック」などと検索を続けたところ、国内外のチャートの情報をまとめて発信しているサイトがあることが分ったのでその中を探してみることに。


すると…


chtartoo.com



ついに見つけました!



これは本当に嬉しかったですね。
何枚もスクショしました。笑

並びを見ても知ってる曲が多くて興奮しました。
アメリカのチャートなのでタイトルはみんな海外向けのものになってますが、調べたらほとんど知っている曲でした。

この時の1位は、当時映画公開中だった「ワンピースフィルムレッド」で歌われてたAdoの「新時代」。
別バージョンが少し上にいたりと同映画関連のMVがたくさん入ってました。
他にもYOASOBIの「夜にかける」や、そのころ話題になってたドラマ主題歌の髭男の「Subtitle」が少し下にいたりと、そうそうたる面々に並んで僕の曲がいるわけです。


一生懸命つくってよかったな~…って。



この後順位は行ったり来たりで一週間ほどチャートにおりました。
上の写真は一度Top100から漏れて再びチャートインした時のもの。新規となってますよね。
最高の19位の時は見られなかったのでこれが最高位の写真になりました。


アメリカでどんな人たちが見てくれたのかは定かではありません。
いったいどんな経緯で見つけ、どんな感じで観てくれたのかも。
でも見てくれた方々、本当にありがとうございます🙇‍♂️





ちなみにチャートイン当時の再生回数は正確な数字はわかりませんが、1日あたり数百程度で1000回にも満たない数字だったと思います。
曲だけのストリーミングと違ってMVなのでそんなものなのかと…。

その後はチャートインの写真を武器に拡散活動をしたこともあり、聴いてくれる方も増えました。
この10ヶ月でYouTubeやSNSなども含めると数十万再生され、この曲の印税もトータル二桁万円を超えました。


音楽業界は厳しくなったと言われて久しいですが、やはり夢はあるのかなと…そう思いました。
もちろん今回のケースの場合、当然これだけで食べれるはずもないのでやはり甘くは無いというのも率直な感想です。
とりわけチャートインしたのはMVであって曲単体での評価ではないというところも。

とにかくもっと頑張らなきゃですね。

おわり




「現在の活動とそこに至るまで」「これからの活動」を知ってもらえたらと思い駄文を書いております。
オンラインでの共同制作活動も常時メンバー募集しています。

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