ゼロから始めるコード理論基礎
今回は、スクールで使用しているコード理論基礎の教材を公開したいと思います。
※この記事はCLUB SHEAVESのWEBサイトでも閲覧&ダウンロードすることができます。
ゼロから始めるコード理論基礎
音名
音の名前(呼び方)のことを音名といいます。
ド=C=ハであることに注意して、まず基準となる音名を覚えてしまうと良いと思います。はじめのうちは覚えた基準の音からか数えて導き出せばOKです!
音程
二つの音の高さの差(距離)のことを音程といいます。
何か一つの音の高さではなく、「基準とした音ともう一つの音にどれほどの差があるか」を表すのが音程です。
音程はそれぞれ「度」という単位で表し、基準の音と同じ高さの音を1度といいます。
半音と全音
ピアノの鍵盤は白鍵と黒鍵が規則に沿って並んでいます。
白鍵と白鍵の間に黒鍵があるところと無いところがありますが、全ての鍵盤における隣り合う鍵盤との音の高さとの違いを半音といいます。
ここで、2度について考えてみましょう。
音程の項目で「ドレミファソラシド」という音階の隣り合う音程が2度となることがわかりました。
では「ド・レ」と「ミ・ファ」という2種類の2度を比べてみましょう!
どちらも同じ2度ですが、「ド・レ」のように間に鍵盤を挟む2度を全音、「ミ・ファ」のように間に鍵盤を挟まない2度を半音といいます。
基準となる音とその音階の位置によって「2度=全音or半音」が決まります。
インターバルとスケール
「ドレミファソラシド」という音階の中で全音の部分と半音の部分を調べてみましょう。
順番に見ていくと、「全・全・半・全・全・全・半」と並んでいることがわかります。
このように「全」と「半」を並べた階段のことをインターバルと呼びます。また、インターバルを使用して見つかる「全」と「半」の組み合わせをスケールといい、その基準となる音のことを「主音」といいます。
「ドレミファソラシド」の場合、主音=C(ド)となります。
メジャースケール
「全・全・半・全・全・全・半」というインターバルの並び方のスケールをメジャースケールと呼びます。
ドレミファソラシドのスケールはド=C=ハから始まるメジャースケールなのでCメジャースケールと呼びます。
メジャースケールは日本語では長調なのでCメジャースケール=ハ長調となります。
メジャースケールのインターバルは「全・全・半・全・全・全・半」という事がわかりました。
ではC以外のメジャースケールを見てみましょう。
基準を「ソ」に変えて「全・全・半・全・全・全・半」をたどると黒鍵(ファ#)が使われていることがわかります。
このように基準の音が「ド」以外の場合、黒鍵を使うことでメジャースケールを作ることができます。
メジャースケール一覧表
ナチュラルマイナースケール
長調はメジャースケールでしたが、短調はナチュラルマイナースケールといいます。
ナチュラルマイナースケールのインターバルは「全・半・全・全・半・全・全」となります。
ナチュラルマイナースケール一覧表
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