鶏口となるも牛後となるなかれ

鶏口となるも牛後となるなかれ

中学校時代に国語の授業で習った言葉で、
大きい集団の後方にいるより、小さい集団の頭である方が良い
という意味ですが、

当時はこの言葉にあまりしっくりこなくて、
聞き心地の良い言葉だなという風にしか思っていませんでした。

しかし、今23歳になってアルバイトや受験や人間関係などさまざまな経緯をして、この言葉がより身に染みるようになります。

自分も今までの人生で、何とかこの人に好かれたい、ちょっとでも有名な大学、有名な企業に入りたいと思っていました。

しかし、大学を中退し今は工場で働くなかで
プライドも昔よりはなくなり、人に羨ましがられる人生より自分の好きなように人生を送りたいと思うようになりました。

大きな集団の後方より小さな集団の頭である方が良いとはまさにその通りで、
どれだけ有名な大学や企業に入れたとしても、優れた才能を持った人が集まる中で自分の才能が埋もれてしまっては意味がありません。

まず一番は自分の才能がしっかりと生かせる場所で
さまざまな経験を積み、技術を学び、そしてそれに応じて自分のレベルを上げていき、環境を少しずつ変えていく
これが大事なのではないでしょうか。

何が言いたいかというと
背伸びをせず、地に足をつけて地道に力をつけていくということです。

そのためには自分の能力を客観的に把握し、自分がなりたい姿や目標を定め、今の自分には何が足りないのか、何をすべきなのかを理解する。

人生は自分次第です。