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「バケルくん」変身人形大図鑑

「バケルくん」は、宇宙人から変身できる人形を貰ったカワルくんのお話。バケル一家を始め、毎回変わり種の人形が登場し、エピソードを展開する。一体どれくらいの種類の人形があるのか、リストアップしてみたい欲求に駆られたので、こちらで列挙・紹介していきたい。

全部で53話あり、その他にドラえもんとのコラボ作『ぼく、桃太郎のなんなのさ』がある。この54作を対象にする。

(バケル一家)
1、バケル(主人公)
2、パパ(無限にお金が出てくる財布を持っている)
3、ママ
4、ユメ代(賢い)
5、犬

(実在する動物)
6、パンダ
7、クジラ
8、クマ
9、カラス
10、ネコ
11、鳥(カラスではない)
12、コウモリ
13、キジ
14、サル

(キャラクター)
15、サンタクロース(2回登場)
16、少女
17、フランケンシュタイン(怪物くんのやつ)
18、ターザン
19、シャーロック・ホームズ
20、宇宙人(火星人っぽい)
21、怪人五十面相(パーマン?)
22、怪人ネタボール(パーマン)
23、出木杉君(見た目は出木杉だが名前は成平美美となっている)
24、白雪姫
25、小人(5体まで)
26、魔法使い

(職業)
27、野球選手
28、弁護士
29、女優(タレント)
30、医者
31、マフィア
32、泥棒

(実在しない生き物?)
33、人魚
34、ゆうれい
35、河童
36、恐竜

(乗り物)
37、UFO(何度か登場)
38、車

(変わり種)
39、透明人形(透明になる)
40、入れ替わり人形(体を簡単に入れかえ可能)
41、コピー人形(パーマン)
42、合体人形(二つ以上のキャラクターが合体)

この他に、作中「人形カタログ」が登場し、ここに変身可能な人形がリストアップされている。そこに、本編では登場しなかったが、「タヌキ」「探検家」が掲載されていた。

恐らく漏れはないと思うが、登場42種、リストだけを含めると44種であった。


ここで、人形を使った技を少々。
「バケルくん」は、鼻を押すとその人形に魂が移る、という設定である。しかし、五本の指で5体の人形の鼻を押すと、一つの心のままで、5人の体を同時に動かすことができるようになる。ただし、あくまで心は一つなので、5体は同じ動きとなってしまう。

話が進むと、二つの体を別々に動かせるようになり、カワルは、左右で違った絵を書くような特技も取得する。

バケルは優秀なので、ガールフレンドのユミちゃんは、バケルのことが好きになってしまうのだが、カワルはバケルではない自分を好きになってほしいと考えている。主人公が一人二役となるのことで、二人なのに三角関係となってしまうわけだが、これは「パーマン」とほぼ同様の構図となっている。

また、「バケルくん」でのガキ大将・ゴン太はユメ代のことを好きになってしまい、何かと色目を使ってくるのだが、カワルもそれを逆用して、ユメ代の体となってゴン太に自分の言うことをきかせようと試みる。時にはユメ代の体で水着を着て現れるなどのサービスの結果、遂にはプロポーズまでされてしまう。

人形をくれた宇宙人は、既に元の体を捨てており、魂だけが次々と人形にのりうつっていく。よく考えれば、「バケルくん」には、なかなか怖い設定が隠されているものだ。

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