茨城で中学受検をする小学生のための「国語の勉強法(後編)」
「あのとき、こんな勉強をしておけば良かった…」と後悔しないために!
夏休み前に知りたい「国語の勉強法」について、塾の先生にお聞きしました。
Q:前回の「国語の勉強法(前編)」では〝読解力〟の大切さがわかりました。でも、もっと簡単にテストの点数が上がる方法はありませんか?
A:もっと簡単にですか?(笑) なくはないですが、今はまだ試験までに時間があるので〝読解力〟をつける習慣を心がけてください。普段から「なぜそうなるのか?」「どうしてか?」と興味関心を持って、本で調べたり、新聞を読んだり、ニュースに触れる。そして、学校の授業を受けるときや、教科書を読むときも「なぜ?」「どうして?」をちょっと意識する。それが、読解力アップにつながり、ひいては本物の国語力になるのだと思います。
とはいえ、テストの点数が上がるかどうかも気になりますよね。ご質問の「もっと簡単にテストの点数が上がる勉強法」ですが、結論から言うと、いろんな問題に慣れることです。
例えば、適性検査型の問題集を解いたり模擬試験を受けたり。それと、時期的には少し早いかもしれませんが、茨城県で実施された過去の適性検査、いわゆる過去問を解くこともひとつですね。本番の検査が「どれくらいのレベル(難易度)か」や「どういう傾向があるか」などを知ることもできますから。できれば直近5年間のうちの2~3つを選んで、取り組んでみると良いと思います。
とにかくいろんな問題に挑戦してみること。そうすると、自分が「どういうところで間違うのか?」や「なにをやらなければならないか?」も見えてくると思います。
Q:いろんな問題に挑戦して、慣れることが〝点数アップ〟につながるのですね!
A:そうですね。ただし、注意点もあります! 子どもたちは、問題に慣れれば慣れるほど、文章を読み飛ばすようになってくるので、そこは気をつけてください。これまで見てきたほとんどの子が、最初は注意深く読んでいたとしても、面白いように、読み飛ばし始めます。問題に慣れてくれば、読むスピードも速くなりますし、見た瞬間「こんな感じかなぁ」と推測することもできるようになってきますので。
でも、そこに〝落とし穴〟があるのです! 文章を読み飛ばしたり、端折ったりすると、間違うように問題自体がなっています!
ですから、特に茨城の適性検査の場合は、会話文に注意しながら〝隅々まで情報を読み落とすことなく読む〟ことを意識する。
そのうえで、いろんな問題形式に慣れていくというのがポイントですね。
Q:読み飛ばしを防ぐ方法はありませんか?
A:読み飛ばしを防ぐ方法は、例えば、指や鉛筆で文章をなぞりながら、一字一句丁寧に読むこと。または、自宅で問題演習をする際は、音読をすることなどもオススメです。声に出して読むと、読み飛ばし防止はもちろん、読めない漢字や語句にも気づくことができるので効果大です。
以上のような方法をとりながら、注意深く読むクセをつけると、テストの点数もグングン上がると思います。
(次回、「社会の勉強法」(前編)もお楽しみに!)
※この記事は、青木信行 先生(茨進)、飯島孝 先生(茨城教育研究会)、倉田正士 先生(学秀館)、柴山信行 先生(新教研)、田中拓也 先生(TSSつくば予備校)、西田純一 先生(茨城統一テスト協議会)、広瀬伸一 先生(セナミ学院)、藤枝敬三 先生(弘道学館)、山辺和洋 先生(茨城統一テスト協議会)(五十音順)に取材した内容をもとに、シェアタイムが責任編集しています。
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