キャリア相談？って何？

完全失業率も４月の発表では2.6％　有効求人倍率1.32倍
リーマンショック後の2009年7月が5.5％と比べれば、まだまだかもしれないが、今後上がる可能性は十分にあるだろう。

有効求人倍率は求人数の多い東京だけで見ても1.26％　1月が1.50％なので、減少している。

キャリアを考える時、「転職」を思い浮かべる人は多いだろう。

仕事が嫌、上手くいかない、不満
職場の人間関係が悪い、ハラスメントを受けている
給料が低い。

ネガティブな理由が多い時は、特に解決を外に求めたり、環境を変える選択を取ろうとするのは、自然な流れなのだろう。

でもその前に、是非考えてほしい。
キャリアは、転職や昇進や昇格ではなく
「働く事」「働く人生」の事だと思う。

私は「働くことは生きる事」だと思っている。
それは決して、仕事人生を送れとか、仕事中心の生活が当たり前
とか言いたいわけではなく、働いて生きていく事が自然であり
日本という国で生きていく上での、国民の義務を果たす上でも必要だから。

生きるように働く
なんて出来たら「素敵だなぁ」と私は思っている。

働くとは
決して職業だけの事ではなく、主婦、母、父や
地域活動等の役割も含まれる。

ただ、生活の糧を得る。収入を得る。
という事は、誰にもあった方がいいとも思っている。

そして、働くのは「個人」
その人それぞれが、働くしかない。
最近は入社式や退職に親御さんが登場される事も珍しくないそうですが
当たり前ですが、どんなに親が子を守りたくても、親に守ってほしくても
毎日会社に一緒に行って、一緒に働く事はできず、親が代わりに働く事もできない。他人が誰かの代わりに働いたら、その仕事はその他人に奪われるだろう。

誰かの代わりにも、誰に代わってもらう事もできない。
自分が働くしかない。
自分の人生だから。

どんな人生が送りたいのか
どんな時間を過ごしたいのか
どんな事や物を得たいのか
どんな人と出会いたいのか

働くことを考える、働く人生を考える事は、人生をどう過ごすか
どう生きるかが基になる。

なかなか重たい。
一人で考えていると、モヤモヤしたり、落ち込みがちになる。

キャリアコンサルタントやカウンセラーへの相談は
ハッキリしない
モヤモヤする事
を相談するといい。

人との言葉のやり取りで、気持ちや考えを
どんどん、言語化して出していく。
それはストレスの緩和にもなるし、気持ちや思考の整理になる。
そしてその中で

「あっ！」っていう気付きを持てる。

転職とか
トラブルとか
そういった事象があるから相談するのではなく

モヤモヤ、ワチャワチャする心や思考を整理して
どう生きるか、どう働くかを考えるサポートとして
キャリア相談を是非利用して欲しいなと、思っている。

そして、そんな相談をして頂ける存在でありたい。