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「好き」に騙されない

好きな事をした方がいい
したい事をした方がいい

好きな勉強、好きな仕事、
好きな事、やりたい事を見つけるのが大事

こんな言葉が世の中にあふれていて
「正論」のように君臨している

ように思うのは
私だけだろうか・・・・

就職、転職、キャリアに関わると
よりそう感じる

もちろん、
好きな事 やりたい事がある事は素晴らしい
好きと感じられる感性も素晴らしい

だから「好きが大事」なのは分かる

でも

好きな事=幸せ
好きな事じゃない=不幸せ

とは限らないと思う
いや絶対に違う
と私は思う

好きな事をやり切った時の満足と
好きじゃない事をやり切った時の満足を
比べた時

好きじゃない事の方が
満足感、達成感が高い経験をした事は無いだろうか

私はある 断然ある

好きな事を見つけなくちゃ
見つけなければダメなんだ

と探し続けている人は多い

自分が何をしたいのかが分からないから
好きな事をしていないから
満足しないんだ、幸せじゃないんだ

こんな風に思い悩んでいる人に言いたい!

好きな事、やりたい事を
探すのも こだわるのも 縛られるのも
やめた方がいい

「好き」に騙されてはいけない!

好きよりも
自分にできる事
を観てほしい

目の前の仕事
依頼された仕事
お願いされる事
任される事

そこには
「好き」は無いかもしれない
でも
できる事も無いのだろうか?

よ~く観てみる
好きじゃないけど
意外とできちゃうことって多いはず

だから それをやってみる

やってみて、どうしても出来なかったり
辛くて仕方がないようなときは
無理にやらなくていい

でも できそうだったら
やり切ってみる

その達成感、満足感は
なかなかいい

新たな自分が生まれたような
自分のキャパが広がったような
なかなかの幸福感だ

ただ、やり切る事は簡単ではない
だからその時
その目の前にある事の中に
ちょっとした好きを見つけてみる

例えば、細かい資料作りは苦手
でもその作る過程において、構成を考えたり
情報収集の為に人とコミュニケーションを取ったりすることは
好き 楽しい!って思えたら
そこに注力してみる
そこで得られたパワーを苦手な時間にも注入する

つまり自分なりの仕事に変えてしまう

ジョブクラフティング
レジリエンス
とも言えるかな?
エンプロイアビリティーが高い
とも言えるだろう

人生には予期せぬ事ばかり起こる
予期せぬどころか望まぬ事だって起こる
むしろその方が多いかもしれない

そんな中で
好きな仕事、やりたい事をやる=幸せ 正解

なんて定義を作ったら
苦しくてしょうがない

私は今、
苦手で経験もしたことない新たな仕事に挑んで
自分への期待感と妙な遣り甲斐を感じている

好きな要素はかなり無い(笑)
むしろこれまで
真逆な道を歩いて、避けてきたような領域

葛藤の末、自分なりの仕事のやり方を見つける中で
この妙な期待感と遣り甲斐を感じるようになった

そしてその背景には大きな大事な事がある
それは
苦手でも嫌いでもやる機会があるという事は
依頼した誰かがいるという事
「あなたなら出来るだろう」
と思うから頼まれ、チャンスが回ってくるのだ

自分では気が付いていないけど
得意と思われている、認められている事がある

出来る事
にはそんな大きな可能性が秘められている

それに気が付き、そこに応えられたら
得られるものは大きい

好きや やりたい事を無理に探すのはやめて
その代わりに、好きと感じるセンサーを磨けばいい

美味しいものを食べたり
綺麗だと感じる、素敵だと感じる、楽しいと感じる
モノやコトに触れたり
逆に嫌いと感じる事にも触れたり
とにかく感性を刺激しまくる!(笑)

そして
自分の仕事を自分で創れるようになる

なかなかの幸福感です(*^^)v

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