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シェア街メディアの住民ライター・かねこりなさんに聞きました!住民ライターってどんなお仕事?初心者でも大丈夫?充実のサポート体制!

今回は、シェア街メディア編集部の住民ライターを務めるかねこりなさんに、ライターのおしごとについて伺いました!

普段、本業のお仕事があるかたわら、初心者から住民ライターを始められたきっかけは何だったのか。住民ライターのおしごとはどのような流れで進むのか。ライターを通して得られるやりがい、スキルは何なのか。

ライターに興味がある方、「ライター初心者だけど大丈夫?」と不安のある方、少しでも参考にしてみてください!


プロフィール

今、本業ではどのような活動をされていらっしゃいますか?

2020年度から社会人になり、食品メーカーで商品企画やマーケティングのお仕事をしています。その前年までは大学院で生化学系の研究をしていたのですが、社会人になったら違う道に行きたいな、と思っていたんです。


日々のお仕事で商品企画やマーケティングをされているかたわら、住民ライターになられたきっかけは何だったのでしょうか?

まず、「人に伝えること」を体系的に学びたかったからですね。社会人になって学生時代とは全く違う分野へ行き、人に伝えることの難しさを実感したんです。今までは、研究論文はよく書いてきたのですが、「人に読んでもらうための文章」というのはあまり書いたことがなくて。人に伝わる文章を体系的に学ぶためにも、ぜひ住民ライターという仕事をやってみたいなと思いました。

また、インタビューを通してシェア街の住民さんとお話をする中で、次のステップを考えるためのきっかけにしたいと思ったんです。私は、良く言うと色んなことに興味があって、悪く言うと飽き性で。ファーストステップとして今はメーカーにいるのですが、後々、今の知識を活かして違う業界に行こうと思っています。そのためにシェア街に入っていろんな方とお話をさせていただく中で、次のステップを考えるためのきっかけにもなればいいなと思っています。

最後が一番の理由なんですけど、おもしろそうだったから、ですね。人と話すのがすごく好きで、シェア街の皆さんは本当に色んなバックグラウンドを持った方がいらっしゃるので、その方たちのお話を聞いてみたいなと思いました。シェア街内のイベント”Meet up”でもいろんな方と話せますが、そこだと時間が限られてしまうので。1対1で深くお話を聞けるというのがすごくおもしろそうだなと思って、ライターを始めました。

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(大学院時代、学会の写真)

ライターのおしごとについて


ライターのおしごとの内容、流れを教えてください!


まず最初に、どの住民さんにインタビューをするかを決めます。基本的にメディア編集部の皆さんが指定してくださった方か、自分の興味でこの方に、と思う方の中から決めます。

その後、シェア街メディア編集部のAtsushi Nagataさんか西野まなさんにバックアップしていただき、インタビューの流れを聞いたり、「この方にはここを深堀りして聞いたらいいんじゃないかな?」ということをご指導いただいたりします。

そして実際にその住民さんにアポを取り、インタビューをします。その時は1対1でするか、Nagataさんにサポートに入っていただいて、3人でするか、という形になっています。

インタビューが終わったら、自分でまず文字を起こして、自分なりに原稿を書いてみます。それをNagataさんか西野さんに添削いただき、インタビューを受けてくださった住民さんに確認をしてもらって、noteにアップするという形になります。

サポート体制が本当に手厚くて、初心者でも3回経験して、なんとかnoteに出せるぐらいの記事は書けるようになってきました。「参考になる記事はありますか?」と聞いたら、それを送ってくださったり、記事のフィードバックを受けた時に「ここはどうしてこのように直したのですか?」と聞いたら、全部親切に教えてくださったりするので、勉強になることも多いです。

サポートしてもらえるだけでなく、経験のある方に直接ご指導いただけるから、スキルも経験も身につけられそうですね。ちなみに今3回ぐらいインタビューをされているということですが、今はインタビューはお一人でされていらっしゃるのですか?

初回は西野さんに、3回目はNagataさんにサポートいただきましたが、2回目は一人でインタビューしました。次(このインタビュー時現在)は、びっくりなんですけど、ひみずまりさんと日置ノリオさんのシェア街ラジオ局の対談インタビューというのを依頼していただいています。対談インタビューは初めてでちょっと不安なので、またサポートをお願いしています。本日実施予定で、昨日あったシェア街ラジオも楽しく聞かせていただいたので、インタビューが楽しみです!

〈第4回シェア街ラジオ:https://fb.watch/4CQISYxtfS/

おしごとの依頼は、次々と降ってくる感じなのでしょうか?負担に感じることはありますか?

いいえ。忙しい時は、伝えればちゃんとストップさせていただけますし、ライターさんのスケジュールによっておしごとの量や時期も調節していただけます。おしごとを受けて記事を書く際も、期限を自分で設定させていただいていますし、全く負担になることはないですね。逆に落ち着いてきて、「書きたいな」と思う時には「お願いします」と言えばおしごとをいただけます。とても柔軟に対応してくださるので、本当にやりやすいですね。

おしごとのやりがい・難しいところ


ライターをやっていてやりがいを感じることはありますか?

まず、インタビュー対象者の方の想いの部分を形にして伝えられるようになってきたというところですかね。実際にその方と話していると、「ここを強調したいんだろうな」というところが見えてきます。それを読者の方に興味を持ってもらうためにどういう形にするか、を考えるのがすごくやりがいになっています。インタビュー対象者の方と読者の方との双方のメリットになるような文章を書くというのが、すごく難しいけどすごく楽しいなと思っています。

あとは、まだ3本しか書いていないのですが、ちょっとずつ成長してきたかなと感じる部分もあるので、そこもやりがいに感じています!


インタビュー記事って、「質問をして、記事を起こして、それを読める文章にして出す」というイメージだったのですが、それだけではないのですね。

私も最初同じように思っていたのですが、「こんなに深いんだ」と思って。最初は文字を起こして、上手く文章が書けることが重要なんだろうな、というように思っていたのですが、このインタビューをする限られた時間の中で、いかに伝えたいことを引き出すか、この短い時間内で、どういうタイムスケジュールでどうやって聞いていくのかということも考えながらやらなきゃいけないので、難しいけどおもしろいですね。


では、ライターをやっていて難しいと感じる部分はありますか?

これは先程お伝えしたやりがいとも関連してくるのですが、インタビュー対象者の方の伝えたいことと読者の方の読みやすさとの、双方のメリットのバランスを取るために、文章をどのようにするか、というところですね。書き上がった原稿をインタビュー対象者の方に最終チェックしていただくのですが、そこで色々ご指摘いただいた時に、そこをどうやって改善していくのか。自分の中で飲み込んで、先方の伝えたいことを最大限に伝えつつ、いかに読者の方にとって読みやすいものにできるか。そこの合間を取るのが、やりがいを感じつつも難しい点で、本当にスキルと経験がいるな、と思っています。

また、文章の流れも、ただただインタビューをした時系列で文章を起こしてはいけないんだということに気づきました。最初のトピックで読者の方の興味をひくような文章を入れないといけないし、だけど中だるみしたら最後まで読んでいただけないじゃないですか。なので、随所随所で、読者さんを引きつけるような表現を入れていかないといけない。

あとは、難しい表現ばかりをしているとそれも読んでいて飽きてしまうので、そこの調整が難しいな、と思っています。私は漢字を使って硬い文章を書いてしまいがちなんです。だけど、それだと客観的に自分の書いた文章を読んでみた時に、「これ、最後まで読まれないな」と気づくんですよね。だから、ひらがなに直してみたりとか。極端に言うと、小学生でも読みやすい文章、文字にしてみたりとか。そこまでしないと、いつの間にか硬い文章になっちゃうので、その辺りが難しいですね。

大学院の研究レポートを書かれていたから、そういうところからも硬い文章に慣れてしまっているのかもしれないですね。

そうなんですよ。研究論文って論文だけで全てがわかるように、いかに突っ込まれないように根拠を示すか、を重視してどんどん書き足していく感じだったんですけど、それとは逆だなと思っていて。インタビュー記事だったら、いかにわかりやすく、いかにシンプルにするかが重要だなと気づきました。「この人のここをもっと深堀りしたい」「もっとここの話を聞きたい」「話したい!」と思ってもらうことが大事で。だから説明をしすぎず、ツッコミどころを作るようなところもあっていいのかな、と思っています。


ライターのスキル・経験を活かして

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(ポルトガル・リスボン!)

ライターを通して実現したいことや活かしたいことなど、今後のビジョンを教えてください!

まだちゃんとは決まっていないのですが、次はマーケティングを活かした仕事に進もうかな、とも思っています。そこでもライターの技術は活きてくると思うので、そこで活かしていくのもいいのかな、と思っています。

直近で言うと、こういうインタビュー記事を書くシェア街メディアの活動がそのまま活きるわけではなくても、例えば今の本業の場面であっても、メールを書くというだけでも、パワーポイント資料の中で1、2文書くというだけでも、すごく活きてきます。

住民ライターのおしごとって、他の人に物事だったり自分の想いだったり伝える手段の一つとして、一番学びやすいところ、とっつきやすいところなのかな、と思っています。

なので、どの業界にいても活きてくるのかな、とは思います。


ライターを目指す方へ


この住民ライターのおしごとは、どのような方におすすめしますか?

人と話すのが好きな方や、少しでもライターのおしごとに興味がある方、ちょっとでも文章を書いてみたいな、という方におすすめかなと思います。私はライターを本業にするつもりは無くて、だけどすごく楽しくやらせていただいています。ちょっとやってみて、「やっぱり向かない」と思ったら、もう少し簡単な文章を書かせてもらえるなどの対応も、していただけると思います。なので、長期的な目線ではなくても、短期的に「ちょっと書いてみたいな」と思っている方、「とりあえずやってみたい」という方にもおすすめできるかと思います。


さっきもおっしゃっていたように、ライターさんの都合に合わせられたり、初心者の方でもサポートしていただけるので、気軽に始められるところが嬉しいですね。

こんなにサポートしていただいて、記事を書けるようにもなってきて、つうかまでもらっていいのか、って思っています(笑)。個人的にはめちゃくちゃおすすめです!


では最後に、住民さんへ何かメッセージをお願いします!

ぜひ、「自分のことを紹介したい!」「自分の活動についてシェア街の皆さんに知ってもらいたい!」という方がいらっしゃったら、私で良ければ記事にいたしますので、インタビューさせてください!

あとは、住民ライターのしごとはすごくやりがいがあって楽しいです。ちょっと興味があるけど自分にできるか不安、という方は、私もそうだったんですけど、こんなに手厚いサポートをしていただける環境はないと思うので、気軽にお願いしてしまっていいと思います!ぜひぜひ始めてみてください!


【りなさん執筆記事】


【クレジット】
編集:Atsushi Nagata Twitter / Note / Youtube
執筆:ひー
写真:提供写真

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