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【姿勢評価と分析〜なぜ姿勢は乱れるのか?〜スライド88〜91 骨盤の評価④】

Shape-labで開催している「姿勢評価と分析〜なぜ姿勢は乱れるのか?」セミナーのスライドに解説文を加え、ご紹介しています。

スライド88

□スライド88
評価結果から、骨盤全体の歪みの場合を考察してみましょう。

例:
左右のASISを評価をした結果、右側が高かったとします。
左右のPSISを評価をした結果、右側が高かったとします。

この場合骨盤全体が左側屈、股関節の状態は、右股関節内転、左股関節外転となります。
骨盤以外の部位の影響により、骨盤の歪みが生じています。
(なにが原因なのか、これだけでは判断できません)


スライド89

□スライド89
右股関節内転、左股関節外転をあらわした図となります。


スライド90

□スライド90
評価結果から、骨盤内部の歪みの場合を考察してみましょう。

左右のASISを評価をした結果右側が高かったとします。
左右のPSISを評価をした結果左側が高かったとします。

先ほどは違う評価結果となりました。
この場合は、他の部位の問題というよりは、骨盤自体に歪みがあると考えられます。
次のスライドで骨盤がどういう状態なのか?解説をしていきます。

スライド91

□スライド91

例であげた、ASISは右が高い、PSISは左が高い場合の、骨盤の状態はどうなっているのでしょうか?

・右の寛骨は後傾
・左の寛骨は前傾
・仙骨は右回旋し右側屈
・腸骨稜は右の方が高くなる
・骨盤は右回旋
・右股関節は内旋、左股関節は外旋

となります。
実際、仙腸関節は不動関節言われていますが、このような考察をすることで、アプローチを選択するさいのヒントになりますので、ご紹介させていただきました。


【実践】

①ASISと恥骨結合を結んだラインが床と垂直
・上前腸骨棘(ASIS)と恥骨結合の位置を確認する
・左右のASISと恥骨結合が触れられるように、クライアントに手を置いてもらう
・矢状面より、手の傾きがどうなっているか評価する

②腸骨稜の高さが同じ
・腸骨稜の位置を確認する
・腸骨稜に手をおき、左右の高さを評価する

③左右のPSISを結んだラインと、正中仙骨稜を結んだラインが垂直になる
・上後腸骨棘(PSIS)と正中仙骨稜の位置を確認する
・左右の上後腸骨棘を結ぶラインと、正中仙骨稜を結んだラインがどうなっているか評価する

④上前腸骨棘(ASIS)と上後腸骨棘(PSIS)がそれぞれ同じ高さ
→全体の歪みか内部の歪みか(もしくは両方か)

・上前腸骨棘(ASIS)を探す
・左右の上前腸骨棘(ASIS)の高さを評価する

・上後腸骨棘(PSIS)を探す
・左右の上後腸骨棘(PSIS)の高さを評価する

→評価結果から、全体の歪みなのか・内部の歪みなのか・もしくはその両方なのか、考察する。

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