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瞑想って何?/08.考えの抑制②

※人間の心理を扱うのは責任重大な仕事なので、細心の注意を払わなければなりません。

潜在意識に近いサンスクリット語として「カシャーヤ」という言葉があります。直訳としては「着色、色づき」といった意味合いの言葉です。

潜在意識の影響を克服するカギは、その思考パターンをどう扱うか知ること。

恐れを取り除く必要はない。
恐れを迎え入れればよいのです。

思考を他に逸らして回避すればするほど、恐れはより強固なものとなります。
あなたが恐れを受け入れるのなら、「恐れの恐れ」はなくなります。
あなたが恐れを受け入れないなら、「恐れの恐れの恐れの・・・恐れ」を抱くことになり、あなたは恐れの塊になります。

分かりますか?
「恐れ」を無くすのではありません。
「恐れの恐れ」を無くすために努力するのです。

もう一度言います。
「恐れを無くす」のではなく、
「恐れを受け入れる」のです。

「私は恐れを受け入れます、私は恐れを恐れません」
この言葉は魔法となります。
あなたはこの「自分の中のスペース」を瞑想で手に入れます。

スペースが無い時、こんな風に言います。
「いやだ、いやだ、恐れを受け入れるのが怖い。怖い、怖い・・・」

瞑想は「自分の中のスペース」と、
「私マスター」になるための思考方法を与えてくれます。

インドでオレンジの服を着ている先生を「スワミ」と呼びますが、
スワミとは私マスターという意味なのです。
(次回に続く)


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