お料理瞑想−つまみ食いのススメ−

お料理瞑想。まだまだ続きます( ´ ▽ ` )

今回は「つまみ食いのススメ」。基本、〜しながら瞑想って、好きなことを選びますよね。でも、お料理瞑想に限っていえば苦手な人にこそオススメだと思っています♬

その理由は『つまみ食い』です!

お料理って子供でも、いきなりちゃんと料理しようとしませんか?私は、何か切るとか、味噌汁に味噌入れるとか、その程度からはじまって、気がつけばカレーとか作ってた気がします。小学校低学年のころから、台所に立たされていました。言われたことをやるだけですが、家族で食べることを目的とした状態でのお手伝い。ガンガン実践編です。おかげで得意では無いですが、創作欲が強まると一時的に凄いこったものを作ります。飽きるとどうやって手を抜くかだけに集中。手加減ができる程度には身につきました。

で、ね。気がついちゃいました♬お料理中の醍醐味といえば!今回のテーマ!お料理中にしか味わえない「つまみ食い」!味見、味見といいながら美味しいとどんどん食べちゃって、気がついたら皆んなの分がな〜いとか。でも、出来立ても出来立て♬揚げたて熱々ホクホクの唐揚げとか♡フワフワになった生クリームとか♡キリッと仕上がった味付けを確認したときの密かなドヤ顔♡テーブルでは味わえない味がそこにある♡これを逃してはもったいないですよね♡

お料理瞑想という言葉が流行り、瞑想好きの私はすぐに食い付きました(笑)そもそも、ちゃんとした方法やルールがあるわけではないので、お伝えする方の個性が出ていますね。共通するのは味覚・視覚・聴覚・嗅覚・触覚をひとつひとつ研ぎ澄ましながら、集中して丁寧にお料理する。そんな感じでしょうか?

でも!その前に!とーっても重要なことがある!それに気がつかせてくれたのが、とある友人です。

彼女は手際も人なみにはできますし、レシピ通りに調理していくことは出来る。なのに、何故か味付けに失敗するという不思議な子。調味料も分量が書いてあるのだから、その通りにすればいいと思いますよね。でも、なぜか美味しくない。最終的には旦那さんが帰宅後に味を整えるということで落ち着いてました。ところが、子供が大きくなってくるとそうもいきません。学校もあるし、残業で遅くなる旦那さんを待つわけにもいかない。いよいよ何とかしなくては〜(^_^;)

でも、原因がわからない。

気長に、色々と話しているうちに「塩、胡椒、少々」の「少々」が全くわからないということが判明。他にも野菜は大きさもバラバラだし、季節によっては同じ野菜でも味が変わります。お醤油も濃口とか、薄口とか。塩も岩塩、海塩、湖塩。製法が違えば味も変わる。火を通す時間も重要なポイントなのですが・・・・

彼女の場合は、料理に関する観察力がまったく機能していなかった。。。

分量や手順を覚えるまえに、基本的なことを知らないと!
そこで!ちょっとしたミッションを試してみることに\(^o^)/

それは・・・・
ひたすら基本の味を覚えて、少しづつ組み合わせていく!ということ♬つまみ食い作戦です(笑)

深呼吸して、よーく見たり、匂いを嗅いだり、目を閉じて味わったり。5感をフルに使いながら以下の「つまみ食い」を実行してもらいました。

  1. 材料を準備(ドレッシングなども、できる限り手作りする)

  2. 全ての材料を、調理まえに味見!生で食べられるものは、全部生のまま食べる!皮とか根菜の葉、外側、内側、茎、葉先など部位も変えます。

  3. 料理中も調味料を全部入れずに、一個入れたら「つまみ食い」。
    野菜は生→半生→火を通しすぎ!まで、とにかく変化を「つまみ食い」。

  4. 手をとめ、火をとめ、出来るだけ変化を「つまみ食い」しながら、違いを認識していく。出来立てと、冷めてからの変化も。

買い物のときも、特売を買うから→まずは、どんな種類があるか棚を見渡してみる。余裕があれば、いくつか買ってみる。

手の込んだレシピに挑戦する前に、自分の知らなかったことを確認して洗い出し、再構築の作業。

あれ?塩も何もないほうが、優しくて好きかも〜♡
これって、葉っぱも美味しかったんだ〜♡
皮ついてたほうが、深みがあって良いじゃん♡
湯気だけの熱で食べたら、なんか沁みるわ〜♡
とかとかとかね

食育で畑に行くことも、凄い大事なことだったんですね〜。スーパーでは切り落とされてしまう大根やニンジンの葉。キャベツも畑ではうわ〜って広がってますよね。丸まったところだけが運ばれてくる。輸送しやすいとか、管理の問題もあるしね。でも実は美味しいのに捨てられちゃう部分もある。知らないこと沢山です。

私も、このミッション!一緒にやってみましたよ〜♬

キッチンにいる時間が倍になりました。ちょこちょこ「つまみ食い」していると、楽しい発見が次々と♬もちろん、忙しいときはインスタントでチャチャチャでOKです♡

1回の食事で、サラダが3パターンとか♬レタスの種類に応じて、塩だけ、レモンだけ、両方、オイルも足してなど気分に合わせて「いま、1番食べたい味」がわかるようになってきたのです。そうすると、トマトはそのままがいいけど、キュウリはちょっと味が薄い季節だから卵とマヨにしたいなぁ〜。じゃあ、お皿をわけて2種類に。あ、でもパプリカと玉ねぎスライスも食べたいなぁ。ビネガーを中心にしてみよう。ちょっと辛めの白ワインビネガーにして。今日のメインはお肉だし〜とか。消化力をあげるために、スープは生姜とスパイスいれて。その分、サラダはなるべくシンプルに。などなど。

味付けなしで食べたくなったりもするので、サラダのバリエーションが爆発的に増えちゃったり。間食にレタスとか、なかなか楽しい変化です♬

スープなども、今までなんか気に入らなかったのは煮過ぎだったー!とか。繊細さに欠けまくっていたことを自覚。。。

いままで捨てていた葉元の部分も刻めば、コンソメ要らないかも♬と、新しいことも自然と取り入れたり。切り方も変わり、生ゴミが減るという良き傾向もあらわれてきたのです。

素材の味を把握して、深呼吸しながら「今日は何食べたいのかなぁ〜」と、身体と心に相談。フワッと浮かんだ味を軸にして。食事全体をイメージできるような感じに変化してきました。本当に手の込んだ料理とは、こんな感じなのかもしれないですね。塩や胡椒とも対話しながら調理すれば、塩分取り過ぎとかにはならない気がします。きっと、身体がちゃんと反応すると感じるのです。

問題の彼女も1週間も続けると、思い込みをたくさん見つけました!レシピ通りにやってるつもりでも、なんとなく炒め過ぎたり煮過ぎたり、入れ過ぎたり足りなかったり。手間暇かけて、不味くしていたことも発見したそう。面白いですね。

このミッションでは、他にももっとたくさんの効果がありました。買い物の仕方やメニューの組み立て方、ひとつのレシピのためだけに何かを買って余らすことも減りました。満腹中枢もどうやら相当鈍くなっていたようで、食べる量も自然と少なく。満足する方法を知ったのでしょうね。異国のレシピに挑戦するのも大好きなので、こうした基礎練習?をやっておくと良いような気がしました。

感覚もトレーニングできるのです♬

なので、お料理が苦手〜な方にも、この方法を試してほしいです。絶対、料理上手になると思うんですよね!

料理も瞑想も、ほんと〜に奥が深い。まだまだ、続けます(*´꒳`*)

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