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文豪の息吹を感じるオールド上海ストリート【中国観光】

こんにちは、小羊です。
今日は上海ロックダウンがあけたら、新緑の時期の間にぜひ再訪したいなあと思っている場所について紹介しようと思います。その場所は、

上海多倫路文化名人街


です。

多倫路文化名人街は、上海市の虹口区、地下鉄3号線又は4号線の虹口足球場駅から徒歩10分くらいの場所に位置するごく小さなエリアです。
この「虹口」という場所には、1920、30年代頃、旧日本租界があったのですが、市の発展とともにそのほとんどが開発の波に呑まれ新しい街に変化していきました。一方で、1998年に虹口の一画が多倫路文化名人街と名付けられたことで、この一画のみ、オールド上海の街並みを現在も保ち続けています

本当に小さなエリアですので、ゆっくり詳細に見てまわったとしても30分〜1時間で見終わってしまいますが、オールドな建物を活用したオシャレバー、茶館、アンティーク品を扱うお店、1920年代に建造された中国古典式キリスト教教会など、レトロな雰囲気が好きな方にはおすすめなお散歩エリアです。

虹口足球駅から歩いて向かうと、下の写真のような門が見つかるかと思います。この門をくぐったら、オールド上海スタート!

多倫路文化名人街の入口

ちなみに、門の脇には、1900年代の中国を代表する作家「魯迅」の銅像があります。実は多倫路文化名人街の中ではないものの、虹口区には魯迅が住んでいた家もあり、とても縁のある場所なのです。

魯迅像 だったはず…


この他にも、旧租界時代に虹口区で書店を経営し、魯迅とも交流があった日本人「内山完造」もこの辺りに縁があります。こうした背景から、多倫路文化名人街では、魯迅や内山完造を始め、上海に縁のある文人たちの銅像がいたるところに建てられています。

内山完造の像


なお、魯迅の住んでいた家は多倫路文化名人街からもわりと近いですので、併せて見てまわるのもおすすめです。他にも魯迅公園など、虹口区には魯迅に縁のある場所がたくさんありますよ!
なお、魯迅公園については別の記事でも取り上げていますのでぜひご覧になってください。

下の写真の場所は、オールドな建物を活用した茶館です。雰囲気のある場所で中国茶を飲んでみたい!という方にはおススメです。ネットで見る限り、白茶やプーアール茶など種類も豊富そうでした。但し、お茶セットという形での提供のため、1人100元くらいは見ておいたほうがよいです。その分、お茶だけでなく果物やスナック菓子もつくでしょうが…。
※小羊はケチな人間なので入りませんでした。

オールド感ある茶館

次の写真は、永安里と呼ばれる集合住宅です。1階部分には店舗も入っています。こちらも1920年代〜40年代にかけて建設されたものが残っています。すごいなあ。
石庫門様式という上海の伝統的な建築様式を採用しているらしいです。まさにオールド上海ですね。全く関係ないですが、小羊は大学生の頃、大学の近くにあった石庫門という中華料理屋が大好きでよく通ってました。

永安里
永安里

こちらは中国古典式のキリスト教教会です。うまく写らなかったのですが、写真の切れている部分(建物の上の方)に十字架が掲げられていました。
洋中ミックスという感じで珍しいですね!なんかかっこいい!

キリスト教教会

こちらは教会の向かいにあるバーです。ビールやカクテルも置いているよう。
オシャレで気になりますね!

オシャレバー発見🍸


このお店の近くには、またも魯迅像があります。仲間と議論している様子を表しているようです。

一番左が魯迅 だったはず…

このお店と教会を通り抜けると、大道理に出て、多倫路文化名人街の散策終了です。
短いお散歩道ですが、その分さくっと観光できちゃうスポットですので、オールド上海に興味がある方はぜひ行ってみてくださいね。

あああ、早くロックダウンあけてくれ〜

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