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北魏時代の石刻技術に大感動!龍門石窟に行ってみた【中国観光】

こんにちは、小羊です。
皆さんは、河南省洛陽市にある龍門石窟(龙门石窟)をご存知ですか?

龍門石窟は中国4大石窟の1つであり、《中国石刻芸術の最高峰》とまで称された石窟です。その起源は5世紀の北魏の時代にまで遡ります…。
なんという壮大な歴史!

伊河という幅広い川の両岸にある大きな岩山をくり抜き、その洞穴に大小様々な仏像が彫られており、その文化価値の高さから、世界文化遺産にも登録されています。

伊河
この川の周りで洛陽の文明が栄えました

今日はそんな龍門石窟について写真付でご紹介していきます😆

龍門石窟は龍門石窟景勝地(景区)という広大な敷地に位置しており、敷地には
①西山石窟(伊河西側の石窟)
②東山石窟(伊河東側の石窟)
③香山寺(則天武后の時代からあるお寺)
④白園(詩人 白居易の住居&墓)
の4つのスポットが存在します。

入場料は90元で、①〜④の全てを鑑賞できます。

鑑賞コースは①から順に一方通行となっており、逆走はできません。そして、最も有名なのが(一般的に龍門石窟としてイメージされるのが)、①の西山石窟です。

とはいえこの西山石窟自体にも大量の見どころが…。
小羊は仏像には詳しくないため詳細な説明は省きますが、潜溪洞、宾阳洞、万佛洞など実に様々な洞窟があり、その1つ1つに、表情やデザインの異なる仏像が多数彫られています。

よく見ると仏像だけでなく、洞窟の壁にも多数の彫り物がされていますね。
この小さな穴1つ1つにも仏像が彫られています。
昔の職人さんがこなした作業量を思うと気が遠くなる思いです。

1つ1つの洞窟を見ているとあっという間に時間が過ぎてしまいます(笑)

そして西山石窟でも1番の見どころが、奉先寺です。

奉先寺

中でも真ん中に座する卢舍那大仏は、この石窟に多額の浄財をした則天武后(中国史上唯一の女性皇帝、7世紀頃)の容姿をモデルに創られたとか。

卢舍那大仏
壮観です。

他の仏像たちの躍動感もすごいですね。
岩を削ってこんなにも精工な芸術作品を創り出すとは…😲

なお、洞窟は山(崖)の上の方にあったりするので、色々な洞窟を巡ってると、結構階段の上り下りが多く疲れます(笑)

こんな感じで階段の上り下りが発生

そもそも景勝地の敷地自体が広く歩く距離も長いため、西山石窟でドロップアウトする方も多いです。
※西山石窟を見終わったところに出口があります。

ですがもし余力がある方は、②の東山石窟の側(伊河の東側)に渡って、そこから西山石窟を眺めてみて欲しいです。

伊河の東側から眺めた西山石窟

西山石窟を「引き」で見る構図になり、岩壁には至るところに洞窟が掘られている様子がよくわかります。
これを創り出した方々の途方もない作業を想像すると頭がクラクラしてきますね。

敷地があまりに広大ゆえ、歩いて観光しようとするとなかなか疲れてしまい、②以降までたどり着けません。
ですが、有料ではあるものの、電動カートに乗って移動することもできますので、それを利用して観光するのもアリですね。

小羊は結局歩いて観光することとし、①の西山石窟と④の白園を中心に巡りました。
④の白園も、竹に囲まれた庭園には古代中国の雰囲気があってオススメですよ。

また、小羊は時間の関係で諦めましたが、西山石窟は夜になるとライトアップされ、その光景もまた神秘的で美しいとされています。
小羊もまたの機会には夜にも訪れたいと思います。

今回のご紹介は以上です、再见🥰

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