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越境ECラボ

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一体何か変わった?!中国越境EC政策

一体何か変わった?!中国越境EC政策

前回の記事「爆買い」に続く中国のトレンド、「越境EC」とは?において、「海淘(ハイタオ)」には「代理購入」・「海外転送」・「越境EC」・「爆買い」の4つチャネルがあることをご紹介しましたが、今回は、朝令暮改である「越境EC」の政策について触れたいと思います。4月8日より越境EC政策が大きく変更することになり、その後も立て続けに政策が出され、越境EC業界全体に大混乱を招きました。結局、越境EC政策ど

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【政策】我が国は4月8日より越境EC小売輸入税収政策ならび行郵税政策調整を実施



公平な競争市場環境をつくるため、越境ECの健やかな発展を促進するべく、国務院は、2016年4月8日より、我が国が越境EC小売(企業対消費者,すなわちB2C)輸入税収政策ならび行郵税政策調整することを実施することを批准しました。

これまで、個人用かつ合理的数量の越境EC小売輸入商品が実際のオペレーションでは輸送物品に対して行郵税を徴収してきました。行郵税は非貿易属性の輸入物品に対してのものなの

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越境ECセミナー

越境ECセミナー

◆訪日中国人観光客の現状について昨年度(2015年)、訪日外国人観光客数は過去最高の1,973万人を超え、45年ぶりに日本人の出国人数を上回りました(前年比47.1%増)。航空路線の拡大、燃料サーチャージの値下がりによる航空運賃の低下、また円安による割安感の定着、消費税免除制度の拡充、そして中国人観光客においては、非常に近い九州地方が積極的な誘致を図っていたクルーズ船の寄港増加なども増加を後押しし

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海淘(ハイタオ)の10年の変遷《前編》

海淘(ハイタオ)の10年の変遷《前編》

【2005年 代理購入(ソーシャルバイヤー)】

  代理購入産業の始まりは、まだ“産業”と言える状態ではなかったです。ただ海外在住の中国人学生や仕事している人が、毎年帰国する際に親戚や友人に中国国内で買えない化粧品、時計、バッグなどを頼まれるという形でした。多くの中国人は海外から持ち帰ってきたものや国際郵便で郵送されたものを望んでいます。なぜならば、多くのものは中国で入手することができず、国内

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6月1日より、EMS(国際スピード便)が値上がり

6月1日より、EMS(国際スピード便)が値上がり

(1月29日付)日本郵便株式会社より、「内国郵便の料金割引の変更及び国際郵便料金の改定」というタイトルでプレスリリースを発表しました。こちらの改定は、6月1日より実施される模様です。この中で注目すべきは、6番目に記載されている「国際郵便物の料金の一部改定」の内容です。

⑴EMS(国際スピード郵便)の料金を300円〜500円引き上げます。また、300gの重量区分が廃止します。

⑵国際船便小包郵便

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時価総額から見る中国の独立系越境ECプラットホーム

百度(バイドゥ)が検索エンジンをコントロールし、腾讯(テンセント)のSNS(WeChat)がインフラに、阿里巴巴(アリババ)がECを掌握する。この三社の頭文字とった通称「BAT」は中国インターネットのあらゆる分野に裾野を広げています。しかしながら、正確に言えばアリババはあくまでも中国国内のEC(天猫・淘宝etc)を握っているだけで、越境ECの領域で言えば、アリババが掌握したと言えるのはまだほど遠く

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