みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
今日は終日曇りというか、微妙なお天気でした。退院して、在宅でしたがなんとか1日仕事もできました。
下記の本を読んだ感想になります。
野村ノート
野村 克也著
だいぶ古い本ですが、かつて話題となり、結構売れて、その後も数々の著書をだされていましたが、当時は野球の話というつもりで読みましたが、だいぶ時間も経ち、別の目的で読み直してみました。野村克也さんといえば、選手としても歴代2位のホームラン、監督としても4球団で監督を勤め、セリーグのお荷物球団ヤクルトをセリーグ屈指のチームにしたという歴史に残る名監督です。
目次
2章
・打者のタイプは4つにわけられる。
この選手はどのタイプなのかを見極める、状況によってタイプが変わる選手もいるようなので、それも注意して配球するのが大事なのだそうです。日本人の多くはA型だとか。
3章
・配球は3つに分けられる。
普段から観察や洞察、考えることをしておかないとできないのだそうです。
・弱者の戦法
短期決戦の戦い方、それは以下の順で考えていかねばならない
パッとみて①~④は理解できますが、⑤は何だろうと思ってしまいますね。日本シリーズでの戦いに役に立てたのだそうです。
7章
リーダーがどうあるべきかという教訓になりますね。自身が大きな器をもち、モチベーションを持たせたり、古い価値をすて、新しい価値を作り、既存のシステムの維持をしていくという。
・潜在意識と顕在意識
様々なケースを想定して、対応する内容をシミュレーションしておくということでしょうか。これが肝なのでしょう。考えるということが。
8章
これは野球に限らず、会社においても、経営者や管理者と労働者の考えにあてはまりますね。選手はまさに承認欲求の塊のような。
・革命を起こせ
元スーパースターでチヤホヤされてきたが落ちぶれていた江夏さんを復活させた話。
言葉の力はスゴイですね。誰も怒ってくれない孤独感もあったようですが、その気にさせて、輝きを取り戻すことになったのです。
むすびで、心理学にも通ずるものだということがわかりますね。
2005年の本なので、当時のプロ野球の近況などについて述べられている箇所は情報としては古いし、南海時代の話などは昭和の話ですが、今聞いても無意味ではないと思います。
弱者が強者に勝つための組織論でもあり、リーダー論でもあり、心理学のようでもある内容となっています。勝負に勝つには、考えることが大事であり、土台として基礎が必要であり、選手の時からそのようにしている者が監督としても成功しているということなのだそうです。
プロ球団の他にも少年野球や社会人野球の監督も務め、解説者としても知識を蓄えたからこそ、このような偉大な方になったのでしょう。
それではまた。