料理ド素人が全力でフルコース出したらウケたので、何が良かったのか考えてみた。

こんにちは！

秋田県仙北市で地域おこし協力隊をしているこちひらです！

先日、夜のフルコースBBQをモニターツアーで提供することになりました。（畑違いすぎたけど、なんとかなりました）

いきさつ全て話すと長くなるので概要を少し。
今回の達成したいミッションが下記の通り

田沢湖の比類ないサンセットを贅沢に楽しめるフルコースBBQを作る

しかも

前菜からデザートに至るまで燻製で揃え、且つ、メインは熊肉を使う

っというなかなかチャレンジングなテーマに取り組みました。

結果、モニター３名から好評をいただき無事に終了できたので、振り返りのメモとしてブログに残します。

（田沢湖の夕日は最強ですよ～！）

コース料理紹介！

＜乾杯酒🍷＞　秀よし　スパークリング・ブラック
＜前菜＞　いぶりがっことクリームチーズのカナッペ
＜スープ＞　バゲットと３種の野菜ディップスープ ＆ ミニサラダ
＜焼き物＞　イワナのハーブ燻製
＜食中酒🍷＞　金紋秋田　あめつち
＜メイン＞　熊の背肉の燻製ベーコン
＜食中酒🍷＞　ナーリー・ヘッド　バーボン・バレル　カベルネ・ソーヴィニョン
＜デザート＞　燻製ナッツのレアチーズケーキ
＜デザートワイン🍷＞　コプケ　ファイン・トウニー・ポート

地方は役者揃い！僕は繋げるだけ

前話で、地方にも優秀なプレーヤー（役者）が揃っていると書きました。
今回僕の役目は素敵なタレントを持つ役者方をたくさん巻き込んで繋げるだけでした。

コースの料理アイデアは山荘のお母さん。
お肉の調達は猟友会の会長。
お肉の調理は燻製その道10年以上の方。
野菜は複数の農家さん。
野菜の調理もレストラン経営しているお母さん。
ワインやお酒は地元のソムリエさん。
会場は景色の美しいレストランやペンション。
食事の配膳やストーリーテリングも地元の母さん。
足りない人脈はネットワークの広い職場の上司。
相談役は各事業者の経営者の方々。
試食と研究は同業や友人の皆と夜遅くまで。

難しいミッションも役者揃いなので、皆さん力借りれたらなんだってできますね！
とても心強かったです。

（食前にコースの趣旨や田沢湖で開催する意味を説明。これもよかったみたい！）

ヨソモノ視点の「我」を通すのも大事だった

今回、僕が崩さなかったのが
ジビエを「熊鍋」以外で提供すること。

熊のインパクトを伝えるためには熊鍋では不十分。
熊の燻製も本格的に提供されるのはおそらく日本で初。
ここは他の人に色々と助言を頂きましたが、意思を通しました。

熊以外は全部他人の知恵にすがりました（何も分からなかったので泣）

でもこれだけは譲れない！
というポイントを企画前から明確に持つことは今後も大切にしていきたいですね。

（熊肉の燻製。赤ワインのソース仕立て）

最後はいい意味で開き直った

結局は初めてのチャレンジで全てうまくいくわけがない。
最悪、絶対に採算取れないと分かれば、商品化の構想も白紙に戻してもいい。
と、いい意味で開き直りました。

うまくやらなければ！と必要以上にプレッシャーを自分に課してしまうことが、僕よくあるのですが肩の力抜いたことが、結果的にゆとりのあるコンテンツになったかなと思います（アスリートっぽいコメントしてしまった）。

さて、今後はどうやって商品化しようか。
まだ超える山ありますが、協力隊終わるころまでに形にしたいな。