セーラージュピターになりたかった。
小さい頃、エビやお団子屋さんになりたかった他には、セーラージュピターになりたかった。
みんな大好きご存知主役のセーラームーンは、泣き虫で、いつも周りを困らせて。
でも良いところは全部かっさらって行くのがずるく見えて、むしろ嫌いだった。
セーラージュピターは1番奥のグリーンの女の子。
誰より優しくて、正義感が強い。
とっても力持ちだから弱い者を助けるけど、本当は誰より繊細で女の子らしい。
そんなキャラクターに何より憧れてた。
ナウシカになりたくて風を感じてた( ˘~˘ )🍃
中森明菜になりたくて、
真似して歌って踊ってた💃💃💃
わたしの好きな女の子は、みんなすごく強く見えてとても繊細。
共通点がある事に大人になって気が付く。
そんな幼少期から思い出すのが、3歳の時。
お母さんに、
「弟が出来るよ。おねえちゃんになれるかな?」
と言われた。
毎日母にベッタリな娘を心配して言ったんだと思う。
そしてある日突然、どうやらお母さんのお腹からでっかい男の子が出できたらしい。
何だかよく分からなかったけれど、おばあちゃんに連れられ病院へ向かった。
人生で初めて、くるくるの短い毛をぎゅっと1つ、ポニーテールに結ってもらい、憧れのセーラージュピターの気分でその気のわたしは、病院に着き母を見るやいなや
「じゃ!ママ、またね!」
と、出産で疲れた母に踵を返し、いそいそと帰っていったそうな(ㆆ_ㆆ)
心配を他所に、何故かさっさと帰っていった娘。
その日わたしは「おねえちゃん」になった。
行きの道でも、帰りの道でも、首都高のカーブに差し掛かると、ドーンと東京タワーが現れる。
それを見ておばあちゃんと2人で東京タワーの作り歌を歌った♪♪♪ ヽ(・ˇ▽ˇ・ゞ)
2人で作り歌を歌って、広尾の日赤病院へ行き帰りする車の中が楽しくて、「おねえちゃん」がすごく良い物に感じていたような気がする。
おかげで心配せずとも、自然に母離れが出来たようで。
まぁ、そこからの日々で、「お姉ちゃん」が必ずしも良い物でないと気付くんだけど、、そんな時はいつも下に生まれたものであるという「絶対的可愛がられ地位」にあぐらをかいて、にんまりと美味しい所を全部取かっさらって行く弟妹達の存在があった。。
だからセーラームーンを見て、ずっり〜(・ε・)!!
といつも思っていたのでしょう¯\( ˘–˘ )/¯
それでも自分の人生に付きまとう「おねえちゃん」であると言う称号に誇りを持っていたのは、「おねえちゃん」になった日の出来事と、自分が大好きな強くて優しい女の子達の姿に憧れ続けていた事からなんだろう。
今も東京タワーのあの灯りを見るとときめいたり泣けてきたりするのは、そんな事を思い出すから。
何よりもときめくし、心が折れそうになると必ず東京タワーを見に行く。
東京タワーは自分の中で「お姉ちゃん」になった象徴なのかもしれない。
そうして本格的に歌に出会ったのは、小学1年生。。。。
カラオケでいつも黙々歌いしていたリサ少女が出会ったのは…??!
おっと、今日も書きすぎたようなので続きはまた次回( ¨̮ )
また見に来てね\( ˆoˆ )♡
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