アパレル工場の多品種小ロットの落とし穴~現場目線を3分で読む〜
国内のアパレルは大量生産から多品種小ロットの生産に移行して生き残る
的なことが言われている場面に遭遇することもあります。
確かにそういった面もあるのかもしれませんが、
ここには重要かつ絶対的条件があります。
それは、それに見合った価格と生産バランスです。
**1アイテムを大量に生産する前提で設定された製造コストと、
いろんな工程のものを色々な種類作るのでは、
同じ物量だったとしてもコストは違う。
はず。**
なのにも関わらず、、
生産総数は同じなんだから工程がそれぞれ違っても、
やることは基本的に「縫う」ってことなんだから、単価は上げられないよ。
という姿勢でいる人が一定数存在するという現実を知っておく必要があります。
実質、受注数が同じでも手間がかかれば利益が目減りするのはわかりきったことです。
さらに、今まで年間生産量が安定していた商材ではよくみられることなのですが、年間安定生産を前提としたコスト設定をしていた生産工場などは、ギリギリまで単価を下げられています。
その場合、生産数が安定しなくなるとたちまち窮地に立たされます。
しかし、前述した状況下にいる場合、出金は増えても、入金が増える状況には持っていけない。
ただでさえ利益と呼べるものが少ないのに、こういった条件を飲まざるを得ない人たちがたくさん存在していると思っています。
上下関係ならぬ、主従関係・・・・・
いや、飼い殺しか。。。。
では、元受け側の意識が変わればよいのか?そこが悪いのか?
となってしましますが、それはどっこいどっこいです。
自分だけが被害者のように立ちまわって状況が好転するのであればほっとけばいいでしょうが、そういったことが起きないのはわかりきっているでしょう。
ありえないと思うようなことが水面下で行われていることは多々あります。
ですが、そのありえないを変えていくために具体的に動いていかないといけないし、勇気と決断が必要です。
自分は何もせずして相手が変わるのを待つのは、あまりにも他力本願で、
むしろ、一番の原因は自分にあると認識しておく方が正しいかもしれません。
まず、大なり小なり、自分が変わること。
その為の行動を起こすことが最重要課題だと思ってください。
そのための一環として
私は情報発信をしながら成長をしていこうと決意して、noteをはじめ、書き続けています。
・同じ立場だ
・業種は違うけどなんかわかる
・全然知らなかったし初めて知った
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