「早入り」という誤解

新人ほど、仕込みの遅さを「早入り」でカバーしようとしますが、ウチでは30分早い出社を禁止しています。
なぜか?

本来与えられた時間で出来る仕事量のため、「時間当たり生産性」を下げることに繋がるからです。時間内で速度を上げることに注力すべき。

イタリア人スタッフは遅刻は当たり前、規定時間よりも早く帰ることも珍しくありません。「与えられた業務/成果を達成するなら、遅く来ようが早く帰ろうが問題ない」という彼らの理屈も一理あります。事実、彼らの勤務中の生産性はかなり高い。

料理の鉄人「道場六三郎」もスタッフの能力に反比例するように出勤時間を短縮し、早く来たがる部下を中に入れなかったそうです。

長時間労働を美徳とする日本人にとって、生産性を見直す一つの考え方でしょう。

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