稽古日誌(2019/11/28)「攻めと受け」
どうも、斜陰です。
今日は序盤のシーンを繰り返し繰り返し繰り返し稽古しました。
なぜ繰り返し稽古したのか?
理由は簡単です。
僕の演技が中途半端だからです。僕の台詞や動きが迷子でなおかつ小さいからです。
なぜそうなってしまうのか?
わかりませんってことはありません。いや、わかってるんです。
なんで小さくなってしまうのか、その答えは僕の日常にあります。
僕は基本的に自分の感情を他人に侵されるのが嫌いです。
自分の感情が変化している様子を他人に見られたくないのです。
僕は僕自身のものでありたいと思っているのです、きっと…
だから日常生活で他人からの影響で感情が激しく動きそうになると自然とストップがかかるんです。
それ以上表に感情を外に見せちゃダメだって。
(まぁでもなんだかんだで、顔に出たりすることもあるんですけどね)
だから、なるべく自分の感情を外に見せまいとする気持ちが恥や遠慮につながって、台詞や動きも小さくなってしまうのだと思います。
そしたら…演出さんから、
もっともっと自分を出していいって言われました。
もっともっと相手役の台詞を聴いて受け止めてほしいって言われました。
もっともっとその場その場のリアルな反応が欲しいって言われました。
つまり、もっと「攻め」てもっと「受け」てほしいって。
正直なところ、この指摘をいただいたとき僕は驚きました。
演技というものはあくまで演じるものであって、役の背景や性格、気持ちの変化を読み取ってそこに自分を寄せていくものだと思っていました。
おそらく、普通ならそれでいいのだと思います。
しかし、今回僕の演じる役は僕と重なる部分がたくさんあります。だから、その役に寄せていくのも確かに大事だけれど、そこに自分自身を反映させることでよりリアルに演じることができる。そこをもっと追及して、それをお客さんにもしっかりと伝わるように大きく大きく魅せていく。
……はぁ、ただ肝心の自分自身が感情を見せることが苦手なんて大問題ですけどね笑
とにかく、今日の稽古では自分自身の中で役に対して向き合う姿勢が少し変わった気がします。まずは自分を解放していくことから。そして台詞をちゃんと入れること。
そんなことを感じた今日の稽古でした。
それではまた次回…
最後まで読んでいただきありがとうございます。 皆様から頂いたサポートは今後の自己研鑽のために使わせて頂きます。 僕の書いた文章で何か少しでも感じていただけたら、僕にとってこれほどうれしいことはありません。